付録A.1 初期設定作業の概要
ストレージシステムの初期設定作業を行う前に、作業の目的と流れを理解します。
(1) 初期設定作業の目的
ストレージシステムを構築して運用する前段階として、構成要素である管理クライアントやSVP、ストレージのネットワーク設定を行い、管理GUIアクセス用のソフトウェア、ストレージ管理ソフトウェア、SVPソフトウェアのインストール、ストレージシステムの登録、およびストレージシステムの初期設定を行います。ストレージシステムを使用できる状態にすることが初期設定作業の目的です。
(2) 初期設定作業の項目
VSP E590およびVSP E790の場合、ストレージ管理ソフトウェアと、SVPソフトウェアがインストールされたSVPが納入されます。SVPソフトウェアに対する装置登録も完了しています。このため、ストレージシステムのモデルによって初期設定作業に違いがあります。下記の表を参照して、初期設定を行ってください。
初期設定作業の項目 |
VSP E590および VSP E790 |
VSP E590および VSP E790 以外のモデル |
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3.2.55 管理クライアントにWeb Console Launcherを設定する(88-03-23-xx/00 以降、および93-以降のみ) |
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3.2.56 SVPのWeb Console Launcherを設定する(88-03-23-xx/00以降、および93-以降のみ) |
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- (凡例)
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○:設定要
×:設定不要
- メモ
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弊社では、初期設定作業を代行する有償サービスを提供しています。詳しくは弊社担当営業までお問い合わせください。
(3) 初期設定作業を実施するための前提条件
ストレージシステムの初期設定作業を行う前に、次の条件を満たしていることを確認してください。
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ストレージシステムの設置作業が完了していること
VSP E590およびVSP E790の場合、SVPを電源ONにした後、装置の電源をONにする。または、装置の電源をONにした後、15分以内にSVPの電源をONにすること。
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VSP E590およびVSP E790以外の場合、ストレージシステムの電源がONになっていること
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SVPおよび管理クライアントが要件を満たしていること
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ストレージシステムに障害が発生していないこと
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ストレージシステムに接続するサーバに障害が発生していないこと
VSP E590およびVSP E790以外のSVPの要件は、「3.1.6 管理サーバ(SVP)の要件(VSP E590およびVSP E790以外)」を参照してください。管理クライアントの要件は、「3.1.7 管理するためのPC(管理クライアント)要件」を参照してください。
ストレージシステムの動作状態は、コントローラシャーシのLEDで確認できます。ハードウェアリファレンスガイドを参照してください。