18.1.1 VDI環境での運用例
デスクトップの仮想化(VDI)で各ユーザに完全に独立した環境を提供するためには、OSやアプリケーションを各ユーザのボリュームにインストールします。重複するOSやアプリケーションを容量削減の対象に設定することで、削減した容量をユーザデータに割り当てたり、VDIのユーザを増やしたりすることができます。
条件
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重複排除の対象とするすべてのボリュームが同じプール内に作成されていること
図の例では、OSとアプリケーション用の領域に割り当てるボリューム群 [C-1] [C-2] [C-3] ... [C-n] と、ユーザーデータ用の領域に割り当てるボリューム群 [D-1] [D-2] [D-3] ... [D-n] をそれぞれ作成しています。[C-x] のボリュームを容量削減の対象に指定することによって効果的に重複排除が行われ、大きな容量削減効果が得られます。