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コンパスドキュメント


9.1.2 RAID Managerを使用してバックアップしたデータをリストアする

RAID Managerを使用して、セカンダリボリュームにバックアップしたデータを、プライマリボリュームへリストアします。

条件

〈この項の構成〉

(1) サンプルコード2-1:業務サーバのサービスの停止

業務サーバのサービスを停止して、プライマリボリュームのマウントを解除します。なお、手順はご使用の環境によって異なります。詳細については、ご使用の環境のドキュメントを参照してください。

操作手順

  1. ファイルシステムを同期します。

  2. 業務サーバのサービスを停止します。

    必要な手順については各アプリケーションのドキュメントを参照してください。

  3. プライマリボリュームのマウントを解除します。

  4. プライマリボリュームのマウントが解除されたことを確認します。

(2) サンプルコード2-2:バックアップデータのリストア

セカンダリボリュームのバックアップデータをプライマリボリュームへリストアします。

操作手順

  1. バックアップサーバからストレージシステムにログインします。

    コマンド例:

    # raidcom -login user00 password00
  2. セカンダリボリュームからプライマリボリュームの方向でペアを再同期します。

    コマンド例:

    # pairresync -IM0 -g ora -restore

    セカンダリボリュームのバックアップデータが、プライマリボリュームにコピーされます。

  3. ペアの再同期が完了したことを確認します。

    コマンド例:

    # pairevtwait -IM0 -g ora -nowait
    pairevtwait : status is PAIR.

    「pairevtwait : status is PAIR.」と表示されていれば正常に完了しています。

  4. ペアを分割して同期を解除します。

    コマンド例:

    # pairsplit -IM0 -g ora
  5. ペアの分割が完了したことを確認します。

    コマンド例:

    # pairevtwait -IM0 -g ora -nowait
    pairevtwait : status is PSUS.

    「pairevtwait : status is PSUS.」と表示されていれば正常に完了しています。

  6. ストレージシステムからログアウトします。

    コマンド例:

    # raidcom -logout

(3) サンプルコード2-3:業務サーバでのサービスの再開

バックアップデータのリストア後、プライマリボリュームをマウントして、業務サーバのサービスを再開します。なお、手順はご使用の環境によって異なります。詳細については、ご使用の環境のドキュメントを参照してください。

操作手順

  1. プライマリボリュームのファイルシステムをチェックします。

  2. プライマリボリュームをマウントします。

  3. プライマリボリュームのマウントが完了したことを確認します。

    RAID Managerで実行するコマンドの詳細についてはRAID Managerコマンドリファレンスを参照してください。