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コンパスドキュメント


17.1.3 性能情報をファイルに出力する

エクスポートツール2からストレージシステムにアクセスして、CSVファイルの出力先と、出力したい時間範囲、性能メトリクスのグループを指定して性能情報を出力します。出力したファイルは、表計算ソフトやデータベースにインポートして分析できます。性能メトリクスと性能メトリクスグループ名の詳細については、エクスポートツール2ユーザガイドを参照ください。

前提条件

Storage Administrator (Performance Management)ロールだけを割り当てたユーザアカウントが登録されていること

操作手順

  1. エクスポートツール2をインストールしたWindowsのコマンドプロンプト、またはLinuxのターミナルを表示します。

  2. エクスポートツール2のインストールディレクトリへ移動します。

  3. ストレージシステムに蓄積されている性能情報の採取時刻を確認します。

    引数の[-ip]でストレージシステムの管理ポートのIPアドレスを指定します。

    引数の[-login]でユーザアカウントとパスワードを指定します。

    Windowsのコマンド例:

    runWin.bat show range –ip 192.168.0.16 -login export_user tropxe00

    Linuxのコマンド例:

    runUnix.sh show range –ip 192.168.0.16 -login export_user tropxe00

    出力例:

    2017/03/31 12:20:30
    2017/03/31 12:30:30
    :
    2017/04/01 12:10:30
  4. 性能情報をファイルに出力します。

    引数の[-outpath]で出力先のパスを指定します。省略時はExportTool\outへ出力されます。

    引数の[-range]で出力したい性能情報の時間範囲を指定します。省略時はストレージシステムに蓄積されている全期間の性能情報が出力されます。

    引数の[-group]で出力したい性能メトリクスグループ名を指定します。省略時は全グループが出力されます。

    引数の[-option]でオプションを指定します。性能情報をzip形式で圧縮したい場合は[compress]を指定し、圧縮が不要な場合は[nocompress]を指定します。どちらも指定しないと[compress]が設定されます。ファイルの出力先に同名のファイルやフォルダがある場合に削除の要否を問い合わせしてほしい場合は[ask]を指定します。問い合わせせずに削除させる場合は[clear]を指定します。どちらも指定しないと[clear]が設定されます。

    Windowsのコマンド例:

    runWin.bat export data –ip 192.168.0.16 -login export_user tropxe00
     –outpath c:\\exportlog -range  201704010020:201704011210
     –group MP ParityGroup LDEV LU Port –option noncompress clear

    Linuxのコマンド例:

    runUnix.sh export data –ip 192.168.0.16 -login export_user tropxe00
     –outpath c:\\exportlog -range  201704010020:201704011210
     –group MP ParityGroup LDEV LU Port –option noncompress clear

    出力例:

    +----+----+----+----+----+----+----+----+----+----+
    ===================================>                 70.0%

    進捗状況と進捗率が表示されます。

    性能情報の出力が完了すると、進捗率に100.0%と表示されます。

  5. Windowsのコマンドプロンプト、またはLinuxのターミナルを終了します。