14.5.8 ボリュームのQoSの設定を変更する
ボリュームIDを指定してQoSの設定を変更します。
- メモ
-
VSP G130、G150、G350、G370、G700、G900、VSP F350、F370、F700、F900の場合に使用できます。
実行権限
ストレージ管理者(システムリソース管理)
リクエストライン
PATCH <ベースURL>/simple/v1/objects/volumes/<オブジェクトID>/qos-setting
リクエストメッセージ
- オブジェクトID
-
ボリュームの情報取得で取得したidの値を指定します。
属性
型
説明
id
int
(必須)ボリュームID
- クエリパラメータ
- なし。
- ボディ
属性thresholdと属性alertSettingは同時に指定できません。
指定した属性だけが変更されます。
QoSの設定(属性threshold)を次のとおり指定して変更する例を次に示します。
- isUpperIopsEnabled:true
- upperIops(IOPSの上限値):2000
- isLowerIopsEnabled:true
- lowerIops(IOPSの下限値):1000
- isResponsePriorityEnabled:true
- responsePriority(I/O処理の優先度):3(高い)
{ "threshold": { "isUpperIopsEnabled": true, "upperIops": 2000, "isLowerIopsEnabled": true, "lowerIops": 1000, "isResponsePriorityEnabled": true, "responsePriority": 3 } }
アラートの設定(属性alertSetting)を次のとおり指定して変更する例を次に示します。
- isUpperAlertEnabled:true
- upperAlertAllowableTime(アラート出力までの許容時間):10
- isLowerAlertEnabled:true
- lowerAlertAllowableTime(アラート出力までの許容時間):20
- isResponseAlertEnabled:true
- responseAlertAllowableTime(アラート出力までの許容時間):30
{ "alertSetting": { "isUpperAlertEnabled": true, "upperAlertAllowableTime": 10, "isLowerAlertEnabled": true, "lowerAlertAllowableTime": 20, "isResponseAlertEnabled": true, "responseAlertAllowableTime": 30 } }
属性
型
説明
threshold
object
ボリュームのQoSの設定に関する情報
- isUpperIopsEnabled(boolean)
(任意)IOPSの上限値の設定を有効にするかどうかを指定します。
- true:有効にする
- false:無効にする
この属性にtrueを指定する場合、属性upperIopsも必ず指定してください。
- upperIops(int)
(任意)IOPSの上限値
100~2147483647までの整数で指定します。
この属性を指定する場合、属性isUpperIopsEnabledにtrueを指定してください。
- isUpperTransferRateEnabled(boolean)
(任意)データ転送量の上限値の設定を有効にするかどうかを指定します。
- true:有効にする
- false:無効にする
この属性にtrueを指定する場合、属性upperTransferRateも必ず指定してください。
- upperTransferRate(int)
(任意)データ転送量の上限値(MiBps)
1~2097151までの整数で指定します。
この属性を指定する場合、属性isUpperTransferRateEnabledにtrueを指定してください。
- isLowerIopsEnabled(boolean)
(任意)IOPSの下限値の設定を有効にするかどうかを指定します。
- true:有効にする
- false:無効にする
この属性にtrueを指定する場合、属性lowerIopsも必ず指定してください。
- lowerIops(int)
(任意)IOPSの下限値の設定
10~2147483647までの整数で指定します。
この属性を指定する場合、属性isLowerIopsEnabledにtrueを指定してください。
- isLowerTransferRateEnabled(boolean)
(任意)データ転送量の下限値の設定を有効にするかどうかを指定します。
- true:有効にする
- false:無効にする
この属性にtrueを指定する場合、属性lowerTransferRateも必ず指定してください。
- lowerTransferRate(int)
(任意)データ転送量の下限値(MiBps)
1~2097151までの整数で指定します。
この属性を指定する場合、属性isLowerTransferRateEnabledにtrueを指定してください。
- isResponsePriorityEnabled(boolean)
(任意)I/O処理の優先度の設定を有効にするかどうかを指定します。
- true:有効にする
- false:無効にする
この属性にtrueを指定する場合、属性responsePriorityも必ず指定してください。
- responsePriority(int)
(任意)I/O処理の優先度
1~3までの整数で指定します。
値が大きいほど、優先度が高くなります。
この属性を指定した場合、応答時間の目標値が自動で設定されます。
この属性を指定する場合、属性isResponsePriorityEnabledにtrueを指定してください。
alertSetting
object
ボリュームのアラート設定に関する情報
- isUpperAlertEnabled(boolean)
(任意)IOPSまたはデータ転送量が継続して上限値を上回る場合にアラートの出力を有効にするかどうかを指定します。
- true:有効にする
- false:無効にする
この属性は、IOPSまたはデータ転送量に上限値を設定している場合に有効にできます。
この属性にtrueを指定する場合、属性upperAlertAllowableTimeも必ず指定してください。
- upperAlertAllowableTime(int )
(任意)IOPSまたはデータ転送量の上限値を超過してからアラートが出力されるまでの許容時間(秒)
1~600までの整数で指定します。
この属性を指定する場合、属性isUpperAlertEnabledにtrueを指定してください。
- isLowerAlertEnabled(boolean)
(任意)IOPSまたはデータ転送量が継続して下限値を下回る場合にアラートの出力を有効にするかどうかを指定します。
- true:有効にする
- false:無効にする
この属性は、IOPSまたはデータ転送量に下限値を設定している場合に有効にできます。
この属性にtrueを指定する場合、属性lowerAlertAllowableTimeも必ず指定してください。
- lowerAlertAllowableTime(int)
(任意)IOPSまたはデータ転送量の下限値未達の場合にアラートが出力されるまでの許容時間(秒)
1~600までの整数で指定します。
この属性を指定する場合、属性isLowerAlertEnabledにtrueを指定してください。
- isResponseAlertEnabled(boolean)
(任意)平均応答時間が継続して目標値未達成の場合にアラートの出力を有効にするかどうかを指定します。
- true:有効にする
- false:無効にする
この属性は、平均応答時間の目標値を設定している場合に有効にできます。
この属性にtrueを指定する場合、属性responseAlertAllowableTimeも必ず指定してください。
- responseAlertAllowableTime(int)
(任意)応答時間の目標値未達の場合にアラートが出力されるまでの許容時間(秒)
1~600までの整数で指定します。
この属性を指定する場合、isResponseAlertEnabledにtrueを指定してください。
レスポンスメッセージ
- ボディ
-
属性
型
説明
statusResource
string
変更したボリュームの情報を参照するためのURL
- メモ
-
非同期処理のAPIのステータス情報を取得するAPIを実行して、実行結果のステータス情報を参照することもできます。詳細は非同期処理のAPIのステータス情報を取得するAPIの説明を参照してください。
ステータスコード
この操作のリクエストに対するステータスコードについては、HTTPステータスコードの説明を参照してください。
コード例
curl -v -H "Accept:application/json" -H "Content-Type:application/json" -H "Authorization:Session b74777a3f9f04ea8bd8f09847fac48d3" -X PATCH --data-binary @./InputParameters.json https://192.0.2.100/ConfigurationManager/simple/v1/objects/volumes/100/qos-setting