9.2 ボリュームの稼働状況を性能グラフで確認する
IOPS、平均応答時間(サーバからの要求の応答にかかる時間)、転送速度の状態をボリュームごとに表示して稼働状況を確認します。各性能グラフの内容は、csvファイルとしてダウンロードすることもできます。
前提条件
次の情報を確認しておくこと。
- サーバ名
- ボリューム名
- メモ
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Windows Serverで、Internet Explorerを使用して性能グラフの内容をcsvファイルにエクスポートする場合は、Internet Explorerセキュリティ強化の構成を無効にして実施してください。
操作手順
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ダッシュボードの[サーバ]、またはナビゲーションバーの[サーバ]をクリックします。
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サーバ名をクリックして、詳細画面を表示します。
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ボリューム名をクリックして、詳細画面を表示します。
VSP G130、G150、G350、G370、G700、G900、VSP F350、F370、F700、F900の場合、ボリュームに対してQoSの設定が有効なときは、ボリュームの詳細画面および[稼働状況監視]タブに表示される項目が通常とは異なります。
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[稼働状況監視]タブのIOPS、平均応答時間、転送速度のそれぞれのグラフでボリュームの稼働状況を確認します。
ボリュームの詳細画面は次の構成になっています。
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ボリュームの概要
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QoSの設定内容
VSP G130、G150、G350、G370、G700、G900、VSP F350、F370、F700、F900の場合で、ボリュームに対してQoSの設定が有効なときに表示されます。
[QOSアラート発生時刻]タブの発生時刻は、アラートが発生した最終発生時刻が表示されます。
- メモ
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アラート発生時刻は、GUIを使用する場合、管理PCのシステムに設定されたタイムゾーンに基づく時刻が表示されます。REST APIを使用する場合、協定世界時(UTC)に基づく時刻が返ります。
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ストレージシステムのタイムゾーンを変更すると、タイムゾーンを変更する前のアラート発生時刻が不正な値となります。
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稼働状況の性能グラフ
VSP G130、G150、G350、G370、G700、G900、VSP F350、F370、F700、F900の場合で、ボリュームに対してQoSの設定が有効なときは、性能状況のグラフに表示される項目が通常とは異なります。
QoSの設定が有効な場合に表示される項目について次に示します。
[稼働状況監視]タブ(IOPS)
表示項目
説明
[サーバ要求]
サーバからのコマンド要求数
[稼働状況]
ストレージシステムが処理したコマンド数
[上限値]
[IOPS上限値]に設定されている値
[下限値]
[IOPS下限値]に設定されている値
[稼働状況監視]タブ(平均応答時間)
表示項目
説明
[実測値]
サーバからの要求の応答にかかる時間
[目標値]
[目標値]に設定されている値
[稼働状況監視]タブ(転送速度)
表示項目
説明
[サーバ要求]
サーバからのコマンド要求に付随するデータ転送速度
[稼働状況]
ストレージシステムが実際に処理したデータ転送速度
[上限値]
[転送速度上限値]に設定されている値
[下限値]
[転送速度下限値]に設定されている値
- 注意
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サーバとストレージシステム間のI/O情報をモニタリングします。ストレージシステム間のI/O情報はモニタリングの対象に含みません。
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性能状況のグラフに表示される時刻が通常とは異なり、ストレージシステム側でデータを計測したときの時刻が表示されます(通常はクライアント側でデータを取得したときの時刻)。
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- メモ
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ストレージシステムから性能情報が取得できなかった場合は、グラフが連続して表示されません。
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