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 システム管理者 クイックリファレンス


付録J.1 ファイアウォールの概要

ファイアウォールの主な目的は、ネットワークへの不正侵入による接続攻撃をブロックすることです。ファイアウォールを使用する環境内でストレージシステムを使う場合、ストレージシステムのアウトバウンド接続をするときは、ファイアウォールを遮断する必要があります。

ストレージシステムの着信指示ポートは一時的なポートであり、システムは、ほかのTCPアプリケーションで使われていない利用可能なファーストオープンポートをランダムに選択します。ストレージシステムからのアウトバウンド接続を許可するためには、ファイアウォールを無効にするか、もしくは送信元ファイアウォールルール(ポート元ルールではなく)を作成、または変更しなければなりません。それにより、ストレージシステムの着信アイテムがファイアウォールを遮断することを許可されます。

セキュリティ対策ソフトウェアにファイアウォール機能をサポートしている製品があります。ファイアウォール機能をサポートしているセキュリティ対策ソフトウェアを導入する場合は、必要なポートが利用できるように設定してください。