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 システム管理者 クイックリファレンス


3.9.23 障害情報をWindowsイベントログに出力する

背景

ストレージシステムの障害情報をWindowsイベントログに出力するには、バッチコマンドを実行します。このバッチコマンドを実行すると、以降はSVPを再起動しても、障害情報がWindowsイベントログに出力されます。

[Storage Device List]画面で対象のストレージシステムのステータスが[READY]であれば、障害情報がWindowsイベントログに出力されます。[READY]でない場合は、出力されません。

Windowsイベントログへの障害情報出力の開始・停止手順を示します。

操作手順

  1. SVPでWindowsのコマンドプロンプトを管理者権限で起動します。

  2. 次のコマンドを実行して、カレントディレクトリを移動します。

    cd /d C:\Mapp\wk\[装置識別番号]\DKC200\mp\pc
    メモ
    • C:\Mapp」はStorage Navigatorのインストールディレクトリを示します。

      C:\Mapp」以外をインストールディレクトリに指定した場合は、「C:\Mapp」を、指定のインストールディレクトリに置き換えてください。

    • カレントディレクトリを移動しないと、手順3でバッチファイルを実行してもイベントログが出力されません。

    コマンドで指定する値について次に説明します。

    装置識別番号

    「ファームウェアバージョン先頭2桁+装置名+ストレージシステムの装置製番」で表すディレクトリを指定してください。

    FFxxxxyyyyyy

    FFはファームウェアバージョン先頭2桁です。

    xxxxは装置名を表します。

    VSP G130の場合:0000

    VSP G150VSP G350およびVSP F350の場合:2000

    VSP G370およびVSP F370VSP G700およびVSP F700VSP G900およびVSP F900の場合:6000

    VSP E590およびVSP E790の場合:4000

    VSP E990の場合:6000

    yyyyyyはストレージシステムの装置製番を表します。

    例:装置名がVSP G900、ストレージシステムの装置製番が400102の場合は次のとおりになります。

    886000400102

  3. 次のバッチファイルを実行します。

    eventlog.bat [出力開始・停止] [監視周期
    メモ
    • 「eventlog.bat」と「出力開始・停止」の間には半角スペースが必要です。

    • 「出力開始・停止」と「監視周期」の間には半角スペースが必要です。

    コマンドで指定する値について次に説明します。

    出力開始・停止

    0:障害情報の出力停止

    1:障害情報の出力開始

    このパラメーターを省略した場合は、0:障害情報の出力停止が指定されます。

    監視周期

    ストレージシステムに出力された障害情報を監視する周期を入力します。入力範囲は5分~720分です。

    出力開始・停止が1のときだけ指定します。

    コマンドが正常に終了すると、プロンプトが表示されます。

  4. コマンドプロンプトを終了します。