3.7.10 ライセンス容量の計算
プログラムプロダクトに適用されるライセンス容量の種類を確認したら、ライセンス容量を求めてください。
- メモ
-
ボリュームの容量を計算するときは、小数点第3位以下を切り上げます。
通常のボリューム(LDEV)の容量
通常のボリュームのライセンス容量は、ボリュームの容量とボリューム数で求められます。
例えば、ボリュームの容量が60GB、ボリューム数が512個の次の表の例の場合、ライセンス容量は少なくとも30TBとなります。
項目 |
値 |
---|---|
ボリュームの容量(GB) |
60 |
ボリューム数 |
512 |
全ボリュームの容量 |
60GB × 512 = 30,720GB 30,720GB ÷ 1,024 = 30TB |
ライセンス容量 |
少なくとも30TB |
ストレージシステムにマッピングした外部ボリュームの容量
外部ボリュームの容量の計算方法は、次のとおりです。
外部ボリュームの容量(KB)=ボリューム容量(ブロック数)×512(バイト) ÷ 1,024
プールの容量
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Dynamic Provisioningのライセンス容量は、Dynamic Provisioning用のプールの総容量で計算されます。
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Dynamic Provisioningの仮想ボリュームをShadowImage、TrueCopy、Universal Replicator、およびglobal-active deviceのプライマリボリュームまたはセカンダリボリュームとして使用する場合、ShadowImage、TrueCopy、Universal Replicator、およびglobal-active deviceのライセンス容量は、Dynamic Provisioningの仮想ボリュームに割り当てられたページの容量(プールの使用量)で計算されます。
プールの容量の計算方法については、システム構築ガイドを参照してください。
容量拡張設定が有効なパリティグループの実装容量
容量拡張設定が有効なパリティグループの実装容量は、パリティグループ内に作成したLDEVの総容量と物理容量を比較し、少ない容量のほうを実装容量として加算します。
容量拡張設定が有効なパリティグループの実装容量の見積もりの例を次の表に示します。
パリティグループ内LDEV総容量 |
物理容量 |
加算する実装容量 |
---|---|---|
12TB |
20TB |
12TB |
24TB |
20TB |
20TB |