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 システム管理者 クイックリファレンス


3.5.5 認可サーバを用いた外部認可の要件

認可サーバを使用する場合、認可サーバは次の要件を満たしている必要があります。

ベンダーのサポート期間内のソフトウェアを使用してください。サポート期間を過ぎているソフトウェアでの動作は保証できません。

項目

要件

前提OS

  • Windows Server 2008※1、※2

  • Windows Server 2008 R2※1、※2

  • Windows Server 2012 R2

前提ソフトウェア

検索用ユーザの認証プロトコル

  • LDAP v3 Simple bind認証※3

Storage Navigatorに設定するルート証明書ファイルの形式

  • X509 DER形式

  • X509 PEM形式

Storage Navigatorに設定するルート証明書の要件

  • X.509証明書の拡張プロファイルのフィールドについては、RFC5280に規定される「基本制限(BasicConstraints)」、「キー使用法(KeyUsage)」、「サブジェクトキー識別子(Subject Key Identifier)」以外が使用されていないこと。

接続先のサーバに設定されている証明書の要件

  • X.509証明書の拡張プロファイルのフィールドについては、RFC5280に規定される「基本制限(BasicConstraints)」、「キー使用法(KeyUsage)」、「サブジェクトキー識別子(Subject Key Identifier)」以外が使用されていないこと。

  • サーバ証明書の公開鍵暗号方式がRSAであること。

  • DNSサーバを使用しない場合は、証明書のコモンネームに 認証サーバのIPアドレスを入力すること。

  • 証明書チェーンの階層数を確認してください。階層の上限は5です。証明書チェーンの階層数が5以下の証明書を使用してください。

注※1

Microsoftのサポート期間が過ぎているOSです。Microsoftのサポート期間内のOSを使用してください。

注※2

VSP Eシリーズではサポートしません。

注※3

Bind DNを使用して認証します。

注意
  • 認証サーバとしてLDAPサーバまたはKerberosサーバを使用する場合、認可サーバとも連携するときは、認証サーバと認可サーバは同一のホストを使用してください。

  • 認証サーバとしてRADIUSサーバを使用する場合、認証サーバは正・副2台を指定できますが、認可サーバは1台しか指定できません。