3.22.32 SVPのパフォーマンスに関する問題がある場合の対処手順
背景
SVPのパフォーマンスに関する下記の現象が認められる場合、SVPのパフォーマンス情報を採取していただき、ダンプファイルと合わせて弊社保守員にお渡しください。
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SVPの動作が遅い
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SVPのCPU使用率が高い
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Storage Device List、またはStorage Navigatorの動作が遅いなど
- 注意
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本手順で紹介するツールは、SVP自体のパフォーマンス情報を採取します。Storage Device Listに登録されている全てのストレージシステムの装置番号のディレクトリ内にインストールされていますが、個々のストレージシステムのパフォーマンス情報を採取するツールではありません。ただしツールを起動したディレクトリに対応するストレージシステムのダンプファイル採取する機能は含まれています。このため、ツールを起動したディレクトリに対応するストレージシステム以外のストレージシステムに対しては、「3.19.17 ダンプツールを使用した採取」または「3.19.18 手動によるダンプファイルの採取」を参照してダンプファイルを採取して弊社保守員にお渡しください。
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93-で始まる場合:93-02-02-x0/00以降:約30分
93-02-02-x0/00未満:約1時間
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88-で始まる場合:88-06-02-x0/00以降:約30分
88-06-02-x0/00未満:約1時間
その後ダンプファイルが自動で採取されます。
前提条件
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SVPのパフォーマンスに関する問題が発生している状態であること。
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SVPにログイン済みであること。
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Storage Navigator が起動していること。※
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ほかのユーザがダンプツールを使用中でないこと。
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保守作業が進行中でないこと。
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ほかのストレージシステムのダンプツールが使用中でないこと。
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Storage Navigator のインストールディレクトリがウィルス検出プログラムのリアルタイムウィルススキャン対象から除外されていること。ウィルス検出プログラムの設定については、「(8) ウィルス検出プログラムの使用に関する注意事項」を参照してください。
- 注※
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Storage Navigator の起動に関するトラブルの場合は、Storage Navigator が起動していない状態でダンプツールを使用して SVP に関する情報を採取してください 。
- 注意
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ツールの動作により、SVPのパフォーマンスがさらに悪化する可能性があります。
操作手順
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SVPでWindowsのコマンドプロンプトを管理者権限で起動します。
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カレントディレクトリをツールがインストールされているディレクトリに移動します。
例えば、装置番号が882000400001の場合、ツールがインストールされているディレクトリは、C:\Mapp\wk\882000400001\DKC200\mp\pcです。
この場合、次のように入力します。
cd /d C:\Mapp\wk\882000400001\DKC200\mp\pc
- ヒント
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C:\Mapp:ストレージ管理ソフトウェア、およびSVPソフトウェアのインストールディレクトリを示します。
「C:\Mapp」以外をインストールディレクトリに指定した場合は、「C:\Mapp」を、指定のインストールディレクトリに置き換えてください。
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SVPのパフォーマンス情報とダンプファイルの出力先フォルダを指定してパフォーマンス情報採取ツール(GetSVPPerfInfo.bat)を実行します。
実行例はコマンドプロンプトで「GetSVPInfo.bat <出力先ディレクトリ(絶対パス)>」と入力します。
例えば、SVPのパフォーマンス情報とダンプファイルをC:\Result_882000400001に出力する場合、次のように入力します。
GetSVPPerfInfo.bat C:¥Result_882000400001
出力先ディレクトリの指定をせず実行した場合、下記のフォルダに出力されます。
C:¥Mapp¥wk¥882000400001¥DKC200\tmp\PerfLog
882000400001は装置番号です。
- メモ
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コマンドを入力する時にダンプツールのバッチファイルと出力先のディレクトリの間には、半角スペースが必要です。
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ネットワークドライブ配下のフォルダは出力先として指定できません。
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ツールの実行中はコマンドプロンプト画面をクリックしたり、閉じたりしないでください。
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ツールの実行中、コマンドプロンプト画面には「Executing…」が表示されます。
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SVPのパフォーマンス情報の取得が終わると自動的にダンプツールによるダンプ採取が始まります。
ダンプツールの実行中は「3.19.17 ダンプツールを使用した採取」も参照してください。
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パフォーマンス情報とともに、SVPのシステム情報も採取します。システム情報の採取中にダイアログが表示されますが、キャンセルボタンを押すなどの操作を行わないでください。システム情報の採取中か終了すると、ダイアログは自動で閉じます。
なお、SVPのシステム情報は、次に示すSVPソフトウェアバージョンの場合のみ、採取されます。-
93-02-02-x0/00以降
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88-06-02-x0/00以降
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88-05-03-x0/00から88-05-XX-XX
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処理が全て終了すると、コマンドプロンプト画面に「SVP Performance Information tool is completed.」が表示されます。
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出力されたダンプファイルを確認します。
次のファイルが格納されています。
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CounterResult_YYYYMMDDhhmmss.blg:Windowsのパフォーマンスモニターのログです。
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ProcessList_YYYYMMDDhhmmss.csv:SVP上で起動しているプロセスの情報です。
以下のファイルの詳細は「3.19.17 ダンプツールを使用した採取」を参照してください。
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Sysinfo_YYYYMMDDhhmmss.txt:SVPのシステム情報です。
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hdcp.tgz
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zSv_AutoDump.log
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DumpResult.txt
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コマンドプロンプトを閉じます。
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OSのトラブルによってダンプツールでのダンプ採取が失敗する可能性があります。
操作手順4.で示したダンプツールの出力結果が出力されていない場合は、「3.19.18 手動によるダンプファイルの採取」を参照して、ダンプファイルを採取してください。
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操作手順4.で出力された全てのファイルを弊社保守員へ送付してください。