3.10.4 ホスト側に設定するコマンド多重数
ホスト側に設定するコマンド多重数については、ストレージシステムごとに適切な値を設定してください。また、コマンド多重数は、プラットフォームごとに対象単位、設定単位が異なりますので、OSやHBAなどのマニュアルで事前に確認してください。
設定に当たってのガイダンスは次のとおりです。
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コマンド多重数が小さい場合は、I/Oが多重で発行されず、I/O性能が低下する可能性があります(多重数が4以下の場合)。
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ストレージシステムは、コマンド多重限界数を超えた状態でコマンドを受領するとQueue Fullステータスを報告します。使用する論理デバイス数が多く、多重数に大きな値が設定されているときにQueue Fullが発生する可能性がありますので、ご使用の環境に合わせて適切な多重数を設定してください。下記の表を参照してください。
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新規導入時だけでなく、ドライブの増設時も、コマンド多重数の設定を忘れずに実施してください。
項目 |
仕様 |
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コマンド多重数 |
論理デバイス当り最大32です。 ポート当り最大1024です。 |