3.2.18 Adobe Flash Playerを使用可能にする
Webブラウザを使用する管理クライアントには、Adobe Flash Playerがインストールされている必要があります。
Windows Server 2012以降のInternet ExplorerにはAdobe Flash Playerが標準で同梱されています。そのため、Storage Navigatorを使用する場合は、改めてAdobe Flash Playerをインストールする必要はありません。ただしデフォルトではAdobe Flash Playerが有効になっていないため、以下の方法でAdobe Flash Playerを有効に設定してください。
- 〈この項の構成〉
(1) Windows Server 2012のサーバOSでAdobe Flash Playerを使用する
背景
Windows Server 2012のサーバOSでは、[ユーザーインターフェイスとインフラストラクチャ]の[デスクトップエクスペリエンス]がインストールされていることで、Adobe Flash Playerが有効になります。デスクトップエクスペリエンスのインストール手順を次に示します。
操作手順
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[サーバーマネージャー・ダッシュボード]‐[サーバーマネージャーへようこそ]‐[クイックスタート]にある[役割と機能の追加]をクリックします。
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[役割と機能の追加ウィザード]の[開始する前に]、[インストールの種類]、[サーバーの選択]、[サーバーの役割]ですべて[次へ(N)]をクリックします。[役割と機能の追加ウィザード]の[機能]の項目まで進んだら[ユーザー インターフェイスとインフラストラクチャ]をクリック、[デスクトップ エクスペリエンス]にチェックを入れ、[次へ(N)]をクリックします。
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[インストール(I)]をクリックします。
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PCを再起動します。
(2) Windows Server 2016のサーバOSでAdobe Flash Playerを使用する
背景
Windows Server 2016では、次に示す手順でAdobe Flash Playerを使用できるようになります。
操作手順
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Windowsのコマンドプロンプトを管理者権限で起動します。
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次のコマンドを実行します。
dism /online /add-package /packagepath:"C:\Windows\servicing\Packages\Adobe-Flash-For-Windows-Package~31bf3856ad364e35~amd64~~10.0.14393.0.mum"
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管理クライアントを再起動します。
(3) Windows Server 2019のサーバOSでAdobe Flash Playerを使用する
背景
Windows Server 2019では、下記の手順でAdobe Flash Playerをご利用いただくことが可能となります。
操作手順
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Windowsのコマンドプロンプトを管理者権限で起動します。
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次のコマンドを実行します。
dism /online /add-package /packagepath:”C:\Windows\servicing\Packages\Adobe-Flash-For-Windows-Package~31bf3856ad364e35~amd64~~10.0.17763.1.mum”
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クライアントPCを再起動します。
(4) Adobe Flash Player をインストールまたはアップデートする
背景
Adobe Flash Playerの更新方法の手順を示します。
前提条件
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インターネットに接続していること。
操作手順
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最新版のAdobe Flash PlayerをAdobe Flash Playerダウンロードセンターからダウンロードして、インストールします。
以前のバージョン(アーカイブ版)のFlash Playerをダウンロードしたい場合、Adobe Systems社のホームページから「アーカイブ版Flash Playerの提供について」と検索し、アーカイブ版Flash Playerのダウンロードページからダウンロードしてください。
ただし、ご使用の環境によってはAdobe Flash PlayerがInternet Explorerに組み込まれていることがあります。この場合、最新版のAdobe Flash PlayerはWindows Updateを実行するとインストールできます。
以前のバージョンのAdobe Flash Playerをダウンロードする場合は、マイクロソフトセキュリティアドバイザリ(2755801)からダウンロードしてください。
(5) Firefoxの設定を変更する
背景
Firefoxの設定を変更する手順を示します。
操作手順
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アドレスバーにabout:configと入力し、設定エディタ(about:config ページ)を開きます。
「動作保障対象外になります!」が表示された場合、「危険性を承知の上で使用する」をクリックしてください。
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plugins.http_https_onlyの値をfalseに設定します。