Hitachi

 システム管理者 クイックリファレンス


3.19.5 GUIによる更新

前提条件

操作手順

  1. Hi-Trackサービスがインストールされている場合は、「(2) Hi-Trackサービスの停止方法」を参照して、Hi-Trackサービスを停止してください。

  2. 本製品に同梱されたSVPファームウェアメディアを、SVPのDVDドライブに挿入します。

    メモ

    SVPファームウェアメディアを使用後、DVDドライブからメディアを取り出して保管してください。

  3. ドライブ直下のSetup.exeを右クリックし、[管理者として実行]をクリックします。

    インストール準備中画面が表示されます。準備が完了するまでお待ちください。

    [図データ]
  4. 準備が完了したら、Install Shield画面が表示されます。[次へ]をクリックします。

    [図データ]
  5. OSS(Open Source Software)の使用許諾の確認画面が表示されます。

    [使用許諾契約の全条項に同意します]を選択し、[次へ]をクリックします。

    [図データ]
    メモ

    “21443-200049”のメッセージが表示された場合は、「はい」をクリックしてください。

    本メッセージは、SVPソフトウェアバージョンが88-03-05-x0/00、または88-03-22-x0/00の場合、Java8からJava11にupdateする際に表示されます。

  6. 既存のOSSのバージョンにより、インストールのスキップ、またはアップデートの確認メッセージが表示されるので、どちらの場合も[Yes]をクリックします。

    インストール済みのApache、Perl、JavaまたはJRE、OpenSSL、JeTTY、PuTTYのバージョンがSVPファームウェアメディアからインストールするバージョンと同じ場合

    [図データ]

    インストール済みのApache、Perl、JavaまたはJRE、OpenSSL、JeTTY、PuTTYのバージョンがSVPファームウェアメディアからインストールするバージョンと一致していない場合

    [図データ]

    RAID Managerをインストールしている場合は、保守用PC ソフトウェア同梱のRAID Managerでの更新メッセージ“21443-200032” が表示されます。

    RAID Managerをインストールしていない、またはインストールしたフォルダ(HORCMフォルダ)をリネームしている場合は表示されません。

    更新する場合は、RAID Managerの使用を終了した後、[Yes]ボタンをクリックしてください。[No]ボタンをクリックするとRAID Managerのバージョンは維持されます。

    複数のRAID Managerをインストールしている場合は、もっとも順番が前のドライブレターのドライブにインストールしているRAID Managerが更新対象となります。

    [図データ]
    注意

    Java11に対応したインストールメディアを使用して登録する場合の注意事項を次に示します。

    下記のインストールメディアがJava11に対応しています。

    • VSP E990:全バージョン

    • VSP G130, G150, G350, G370, G700, G900, VSP F350, F370, F700, F900:88-03-23-xx/00以降

    • VSP G100, G200, G400, G600, G800, VSP F400, F600, F800:83-05-30-xx/00以降

    Java11未満のインストールメディアを使用してインストールしたStorage Device Listに、Java11に対応したインストールメディアを使用してストレージシステムを登録すると、Storage Device ListはJava11対応に更新されますが、既にStorage Device Listに登録されているStorage Navigatorのサービスが保証されません。このため既にStorage Device Listに登録されているStorage Navigator、およびストレージシステムのファームウェアも、Java11に対応したインストールメディアを使用して更新してください。

    本ストレージシステムと、VSP G100, G200, G400, G600, G800, VSP F400, F600, F800を混在して登録する場合など、Java11に対応したインストールメディアがお手元に無い場合は、弊社担当営業にお問い合わせください。

    もし上記の注意を促すメッセージ画面が表示された場合は、内容を確認して[はい(Y)]をクリックしてください。

    メモ

    セキュリティ警告の画面が表示される場合は、[アクセスを許可する]をクリックしてください。

    [図データ]

  7. 完了メッセージが表示されます。

    [設定済みです。ソフトウェアのインストールおよび更新を継続します。]を選択し、[完了]をクリックします。

    [図データ]

    ストレージ管理ソフトウェアの更新が完了すると、Environmental Settingsツールが起動します。

    メモ

    [設定済みです。後でソフトウェアのインストールおよび更新を実施します。]は選択しないでください。Environmental Settingsツールが起動しません。

    更新準備中画面が表示されます。準備が完了するまで待ってください。

    [図データ]
  8. ストレージシステムの一覧画面が表示されます。

    更新したいストレージシステムを選択して[Select Update Objects]をクリックします。

    [図データ]
    注意

    VSP E990のSVPファームウェアメディアを使用している場合、VSP G130, G150, G350, G370, G700, G900, VSP F350, F370, F700, F900とVSP G100, G200, G400, G600, G800, VSP F400, F600, F800のSoftware VersionとFirmware Versionに(Unsupported)が表示されます。

    VSP G130, G150, G350, G370, G700, G900, VSP F350, F370, F700, F900のSVPファームウェアメディアを使用している場合、VSP E990とVSP G100, G200, G400, G600, G800, VSP F400, F600, F800のSoftware VersionとFirmware Versionに(Unsupported)が表示されます。

    VSP G100, G200, G400, G600, G800, VSP F400, F600, F800のSVPファームウェアメディアを使用している場合、VSP E990とVSP G130, G150, G350, G370, G700, G900, VSP F350, F370, F700, F900のSoftware VersionとFirmware Versionに(Unsupported)が表示されます。

    Software VersionとFirmware Versionに(Unsupported)が表示されている製品のSVPソフトウェアとファームウェアを更新したい場合は、本製品のSVPソフトウェアとファームウェアを更新した後に、更新したい製品のSVPファームウェアメディアに交換して、操作手順2.からやり直してください。

  9. [Select Update Objects]画面が表示されます。SVPソフトウェアの更新を実施する場合はチェックし、更新を実施しない場合はチェックを外します。ファームウェアの更新を実施する場合はチェックし、更新を実施しない場合はチェックを外します。選択が終わったら[Apply]をクリックします。

    [図データ]
  10. [Apply]をクリックすると、[Environmental Settings]画面に戻ります。

    ファームウェアを更新する場合は、以下の操作を実施してください。

    1. 対象ストレージシステムを選択し、[Edit]をクリックします。

      [図データ]
    2. [SVPが再起動したときに自動的にサービスを開始する]のチェックボックスでチェックが外れていることを確認します。チェックされている場合は、チェックを外します。

      [図データ]
    3. 確認および入力が完了したら、[Apply]をクリックします。

  11. 手順8~10を繰り返して、すべてのストレージシステムに対して更新を実施するかを選択したら、対象ストレージシステムの一覧画面で[Apply]をクリックします。

    [図データ]
  12. [Update software and firmware]画面が表示されます。[Confirm]をクリックします。

    [図データ]

    更新実行画面が表示され、ストレージシステムのソフトウェア更新が自動で開始されます。

    [Software (Storage Navigator)]列ではソフトウェア更新の状態が確認できます。

    メモ

    アプリケーションの実行中に、アプリケーションを強制終了する操作(PC シャットダウンなど ) をしないでください。このような操作をした場合は、maintenance utilityへのログイン時にメッセージ [32061-208063] が表示されることがあります。

    この状態に陥ったと思われる場合は、以下の対処方法を実施してください。

    1. 新しく開いた maintenance utility画面で、[ファームウェア更新]画面を開きます。

    2. [ファームウェア更新設定]画面が表示されることを確認します (ファームウェア更新の進捗画面が表示された場合は、ファームウェア更新が動作中ですので 終了するまでお待ちください)。

    3. システムロック強制解除を実行します( 「2.8.5 システムロックの強制解除」参照 )。

    [図データ]

    ソフトウェア更新の状態は、次の状態があります。

    状態

    内容

    Waiting

    ソフトウェアの更新を実施していません。

    ソフトウェアの更新は1台ずつ実行されます。すでに別のストレージシステムのソフトウェア更新が実行されている場合は、他のストレージシステムはこの状態になります。

    In Progress

    ソフトウェアの更新が実行中です。

    Completed

    ソフトウェアの更新が完了しています。

    Failed

    ソフトウェアの更新に失敗しました。

    ストレージシステムを追加した場合は、追加が完了していない場合があります。クリックしてメッセージに従ってください。

    (Not Update)

    ソフトウェア更新対象に選択されていません。

    ストレージシステムを追加した場合は、この状態になることはありません。

  13. ストレージシステムにアクセスしてファームウェア更新を実施します。

    ファームウェア更新を実施するためには、[Firmware (Storage System)]列の[Update]をクリックします。ファームウェア更新は、ソフトウェア更新の実行中に実施できます。

    [図データ]
    ヒント

    手順9で[Firmware (Storage System)]のチェックを外した場合、手順13から手順17は必要ありません。

    メモ

    <Internet Explorerの場合>

    セキュリティ警告の画面が表示される場合は、[このサイトの閲覧を続行する]をクリックして、ファームウェア更新画面表示後にWebブラウザを終了してください。

    [図データ]

    <Google Chromeの場合>

    プライバシーエラーの画面が表示される場合は、次の手順を実施してください。

    1. [詳細設定]をクリックします。

      [図データ]

    2. [xxx.xxx.xxx.xxxにアクセスする(安全ではありません)]をクリックして接続します。

      [図データ]

  14. [Java Update Needed]画面が表示されます。[後で]をクリックします。

    [図データ]
  15. JAVAが起動します。

    メモ

    アプリケーションの実行中に、ファームウェア画面を開いた元の maintenance utilityをログアウトまたはアプリケーションを強制終了する操作(PCシャットダウンなど )をしないでください。このような操作をした場合は、次回ログイン時 にメッセージ[32061-208063]が表示されることがあります。

    この状態に陥ったと思われる場合は、以下の対処方法を実施してください。

    1. 新しく開いた maintenance utility画面で、[ファームウェア更新]画面を開きます。

    2. [ファームウェア更新設定]画面が表示されることを確認します (ファームウェア更新の進捗画面が表示された場合は、ファームウェア更新が動作中ですので終了するまでお待ちください)。

    3. システムロック強制解除を実行します( 「2.8.5 システムロックの強制解除」参照 )。

    JavaまたはJREのバージョンごとに、表示される画面が異なります。

    Java11の場合

    操作手順 16へ進んでください。

    JRE7、JRE8の場合

    1. 次の確認画面が表示された場合、[続行]をクリックします。画面が表示されない場合は、手順bへ進みます。

      [図データ]
    2. [セキュリティ警告]画面が表示された場合、[リスクを受け入れて、このアプリケーションを実行します。]をチェックし、[実行]をクリックします。

      画面が表示されない場合は、手順16へ進みます。

      [図データ]
      メモ

      [Javaセキュリティによってブロックされたアプリケーション]または[セキュリティ設定によってブロックされたアプリケーション]画面が表示された場合、「2.9.4 maintenance utilityの操作時にトラブルが発生した場合の対処手順」を参照して、ストレージシステムを例外サイトに登録してください。登録後、再度「3.19.1 ストレージ管理ソフトウェア、SVPソフトウェア、ファームウェアの更新」の手順を実行してください。

      Javaのバージョンによって、メッセージが異なる場合があります。

    JRE6の場合

    1. 次の確認画面が表示された場合、[はい]をクリックします。

      画面が表示されない場合は、手順bへ進みます。

      [図データ]
    2. [セキュリティー情報]画面が表示された場合、[この発行者からのコンテンツを常に信頼します]をチェックし、[実行]をクリックします。

      画面が表示されない場合は、手順16へ進みます。

      [図データ]
  16. ファームウェア更新画面が表示されるので、[適用]をクリックします。

    [図データ]
    メモ

    この画面で[キャンセル]をクリックした場合は、ファームウェア更新が完了しません。

    ソフトウェア更新完了後にツールを終了し、再度ファームウェア更新を実行してください。

    ファームウェア更新の進捗が表示されます。

    [図データ]
  17. メッセージに対して[OK] ボタンをクリックします。

  18. 進捗率画面の[×]ボタンをクリックします。

  19. GUMのリブートが完了し、Environmental Settings画面のアップデート状態がCompletedになるまで、約5 分程度待ってください。

    [図データ]
  20. [Firmware (Storage System)]列で、ファームウェア更新の状態を確認します。

    ファームウェアの更新が完了するまで待ってください。

    [図データ]

    ファームウェア更新の状態は、次の状態があります。

    項目

    内容

    (Select Update)

    ファームウェア更新画面の起動待ちです。

    [Update]をクリックしてファームウェア更新画面を表示してください。

    In Progress

    ファームウェア更新画面の起動後、ファームウェア更新が完了していません。

    ファームウェア更新をキャンセルした場合でもこの状態になります。

    Completed

    ファームウェアの更新が完了しています。

    Failed

    ファームウェアの更新に失敗しました。

    [Update]をクリックしてファームウェア更新画面を表示してエラー内容を確認してください。

    Communication Timeout

    ファームウェアの更新が時間内(200分)に完了したことを確認できていません。

    ファームウェア更新画面から状態を確認してください。

    (Not Update)

    ファームウェア更新対象に選択されていません。

  21. ソフトウェアおよびファームウェアの更新状態が[Completed]であることを確認し、[Close]をクリックします。

    [図データ]
  22. [Confirm]をクリックして、ツールを終了します。

    [図データ]
  23. [Storage Device List]画面で、ストレージシステムの[Start Service]をクリックしてサー ビスを開始します。

  24. 手順10で[SVPが再起動したときに自動的にサービスを開始する]の設定を変更した場合は、元の設定に戻してください。

  25. 手順1でHi-Trackサービスを停止した場合は、「(1) Hi-Trackサービスの起動方法」を参照して、Hi-Trackサービスを起動してください。

  26. 3.19.6 Javaセキュリティ設定を変更する」を参照して、Javaのセキュリティ設定を変更してください。Java11の場合は不要です。

メモ

ファームウェアの更新後にHitachi Storage Advisor Embeddedをご使用する場合は、Hitachi Storage Advisor Embeddedを起動するブラウザのキャッシュをクリアしてください。