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 システム管理者 クイックリファレンス


3.11.7 関連コンテンツ(Storage Navigator ホストグループおよびiSCSIターゲットを作成する)

〈この項の構成〉

(1) ホストバスアダプタ交換時にWWNの設定を変更する

背景

LUパスの設定後にホスト側のホストバスアダプタを交換した場合、LUN Managerの画面に表示されるホストバスアダプタのWWNは自動的には変更されません。そのため、ホストバスアダプタ交換後にLUN ManagerでWWNの設定を変更する必要があります。

メモ

新しいホストバスアダプタが複数のファイバチャネルポートに接続されていた場合、設定変更の内容はほかのポートにも適用されますが、次のようなポートには適用されません。

  • LUNセキュリティが無効になっている。

  • 変更後のニックネームと同じニックネームを持つホストバスアダプタがすでにある。

前提条件

  • 必要なロール:ストレージ管理者(プロビジョニング)ロール

操作手順

  1. 次のどれかの方法で[ホスト]タブを選択します。

    Hitachi Command Suiteを使用する場合:

    • [リソース]タブで[ストレージシステム]ツリーを展開します。ローカルストレージシステムの配下の[ポート / ホストグループ / iSCSIターゲット]を選択します。[ポート / ホストグループ / iSCSIターゲット]画面で[ホスト]タブを選択します。

    Storage Navigatorを使用する場合:

    • ストレージシステムの全ホストを表示する場合、[ストレージシステム]ツリーから[ポート / ホストグループ / iSCSIターゲット]を選択します。[ホスト]タブを選択します。

    • ポート単位でホストを表示する場合、[ストレージシステム]ツリーから[ポート / ホストグループ / iSCSIターゲット]を選択し、ツリーから設定対象のポート名を選択します。[ホスト]タブを選択します。

    • ホストグループ単位でホストを表示する場合、[ストレージシステム]ツリーから[ポート / ホストグループ / iSCSIターゲット]を選択し、設定対象のホストグループ名を選択します。[ホスト]タブを選択します。

  2. ホストバスアダプタの一覧から、交換前に使用していたホストバスアダプタを探します。

  3. 次のどちらかの方法で、[ホスト編集]画面を表示します。

    • [ホスト編集]をクリックします。

    • [アクション]メニューから[ポート/ホストグループ管理]-[ファイバ]-[ホスト編集]を選択します。

  4. [HBA WWN]のチェックボックスを選択して、[HBA WWN]の内容を変更します。

    新しいホストバスアダプタのデバイス認証ができていないおそれがありますので、新しいホストバスアダプタからファイバチャネルポートへの経路が正しく接続されているか、再確認してください。

  5. [ホスト編集]画面の[ホスト名]ボックスで、もし必要であれば[ホスト名]のチェックボックスを選択してニックネームを設定します。

    ヒント

    ホストの設置場所や所有者などにちなんだニックネームをホストバスアダプタに割り当てることができます。ニックネームを付けておくと、LUN Managerの画面上でホストバスアダプタを識別しやすくなります。LUN Managerの画面ではホストバスアダプタをWWNで識別できますが、ホスト所有者などにちなんだニックネームを付けておくと、WWN(16桁の16進数)よりも簡単にホストバスアダプタを識別できます。

  6. [ホスト編集]画面で、[全てのポートのHBA WWNにも同様の設定を行う。]をチェックします。

  7. [完了]をクリックします。

    [設定確認]画面が表示され、変更対象のホストバスアダプタが一覧表示されます。

  8. [設定確認]画面で設定内容を確認し、[タスク名]にタスク名を入力します。

  9. [適用]をクリックします。

    タスクが登録され、[「適用」をクリックした後にタスク画面を表示]のチェックボックスにチェックマークが付いている場合は、[タスク]画面が表示されます。

(2) ストレージシステムのファイバチャネルポートでLUNセキュリティを変更する

前提条件

この操作を実行する場合、次のロールのうち、どちらか1つが必要です。

  • ストレージ管理者(システムリソース管理)ロール

  • ストレージ管理者(プロビジョニング)ロール

LUNセキュリティを無効にする場合の前提条件を次に示します。

  • ホストがI/O 処理を実行していないこと。

  • ホストリザーブ(マウント)状態ではないこと。

注意

LUNセキュリティを無効にする場合、あらかじめホストがI/O処理を実行していないことを必ず確認してください。

操作手順

  1. 次のどちらかの方法で、[ポート / ホストグループ / iSCSIターゲット]画面を表示します。

    Hitachi Command Suiteを使用する場合:

    • [リソース]タブで[ストレージシステム]ツリーを展開します。ローカルストレージシステムの配下の[ポート / ホストグループ / iSCSIターゲット]を選択します。

    Storage Navigatorを使用する場合:

    • [ストレージシステム]ツリーから[ポート / ホストグループ / iSCSIターゲット]を選択します。

  2. [ポート]タブを選択します。

  3. 設定対象のポート名を選択します。

  4. 次のどちらかの方法で、[ポート編集]画面を表示します。

    • [ポート編集]をクリックします。

    • [アクション]メニューから[ポート/ホストグループ管理]-[ファイバ]-[ポート編集]を選択します。

  5. [ポート編集]画面で、[ポートセキュリティ]のチェックボックスを選択して[有効]または[無効]を選択します。

  6. [完了]をクリックします。

    ポートセキュリティ設定後、グループに登録されているホストだけがLUNにアクセスできることについて、メッセージが表示されます。[OK]をクリックすると、[設定確認]画面が表示されます。

  7. [設定確認]画面で設定内容を確認し、[タスク名]にタスク名を入力します。

  8. [適用]をクリックします。

    タスクが登録され、[「適用」をクリックした後にタスク画面を表示]のチェックボックスにチェックマークが付いている場合は、[タスク]画面が表示されます。