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 システム管理者 クイックリファレンス


3.9.4 SNMPトラップの通知先を設定する

〈この項の構成〉

(1) SNMPトラップの通知先を設定する(SNMP v1またはSNMP v2cの場合)

SNMPプロトコルのバージョンがSNMP v1またはSNMP v2cの場合に、SNMPトラップの通知先を設定する手順について説明します。

(a) SNMPトラップの通知先を追加する

前提条件

  • 必要なロール:ストレージ管理者(初期設定)ロール

操作手順

  1. 次のどちらかの方法で、Maintenance Utilityの[アラート通知]画面を表示します。

    Hitachi Command Suiteを使用する場合:

    1. [リソース]タブで[ストレージシステム]ツリーを展開します。ローカルストレージシステムの配下の[Maintenance Utility]を選択します。

    2. Maintenance Utilityの[管理]ツリーから[アラート通知]を選択します。

    Storage Navigatorを使用する場合:

    • Maintenance Utility]メニューから[アラート通知]を選択します。

  2. [設定]をクリックします。

    [アラート通知設定]画面が表示されます。

  3. [SNMP]タブを選択します。

  4. [SNMPエージェント]で[有効]を選択します。

  5. [SNMPバージョン]で[v1]または[v2c]を選択します。

  6. [登録したトラップ送信設定]の[追加]をクリックします。

    [トラップ送信設定追加]画面が表示されます。[トラップ送信設定追加]画面については、Hitachi Device Manager - Storage Navigatorユーザガイドを参照してください。

  7. [コミュニティ]でコミュニティを新規に追加する場合は[新規]チェックボックスを選択し、テキストボックスにコミュニティ名を入力します。既存のコミュニティから選択する場合は[新規]チェックボックスの選択を解除し、プルダウンメニューからコミュニティを選択します。

  8. [トラップ送信先]でSNMPトラップを発行したいIPアドレスを入力します。

    • IPアドレスを新規入力する場合は、[新規]チェックボックスを選択します。入力するIPアドレスのバージョンを[IPv4]または[IPv6]から選択し、テキストボックスにIPアドレスを入力します。

    • 既存のIPアドレスから選択する場合は、[新規]チェックボックスの選択を解除し、プルダウンメニューからIPアドレスを選択します。

    • IPアドレスを複数追加する場合は、[IPアドレス追加]ボタンをクリックし、IPアドレス入力欄を追加します。

    • [トラップ送信先]からIPアドレスを削除する場合は、IPアドレスの右側にある[-]ボタンをクリックし、IPアドレスを削除します。

    メモ

    IPv4とIPv6は、すべて0のアドレスは設定できません。

    IPv6アドレスを入力する場合は、コロンで区切られた最大4桁の16進数(0~FFFF)を8個入力してください。IPv6アドレスの省略形も指定できます。

  9. [OK]をクリックします。

    入力したコミュニティとIPアドレスの組み合わせが[登録したトラップ送信設定]に追加されます。

  10. 設定内容を確認し[適用]をクリックします。

(b) SNMPトラップの通知先を変更する

前提条件

  • 必要なロール:ストレージ管理者(初期設定)ロール

操作手順

  1. 次のどちらかの方法で、Maintenance Utilityの[アラート通知]画面を表示します。

    Hitachi Command Suiteを使用する場合:

    1. [リソース]タブで[ストレージシステム]ツリーを展開します。ローカルストレージシステムの配下の[Maintenance Utility]を選択します。

    2. Maintenance Utilityの[管理]ツリーから[アラート通知]を選択します。

    Storage Navigatorを使用する場合:

    • Maintenance Utility]メニューから[アラート通知]を選択します。

  2. [設定]をクリックします。

    [アラート通知設定]画面が表示されます。

  3. [SNMP]タブを選択します。

  4. [SNMPエージェント]で[有効]を選択します。

  5. [SNMPバージョン]で[v1]または[v2c]を選択します。

  6. [登録したトラップ送信設定]で設定を変更したいトラップ送信先を選択し、[変更]をクリックします。

    [トラップ送信設定変更]画面が表示されます。[トラップ送信設定変更]画面については、Hitachi Device Manager - Storage Navigatorユーザガイドを参照してください。

  7. [コミュニティ]にコミュニティ名を入力します。

  8. [トラップ送信先]でSNMPトラップを発行したいIPアドレスを入力します。

    • IPアドレスを新規入力する場合は、[IPアドレス追加]ボタンをクリックし、IPアドレス入力欄を追加します。[新規]チェックボックスを選択し、入力するIPアドレスのバージョンを[IPv4]または[IPv6]から選択します。テキストボックスにIPアドレスを入力します。

    • 既存のIPアドレスから選択する場合は、[新規]チェックボックスの選択を解除し、プルダウンメニューからIPアドレスを選択します。

    • [トラップ送信先]からIPアドレスを削除する場合は、IPアドレスの右側にある[-]ボタンをクリックし、IPアドレスを削除します。

    メモ

    IPv4とIPv6は、すべて0のアドレスは設定できません。

    IPv6アドレスを入力する場合は、コロンで区切られた最大4桁の16進数(0~FFFF)を8個入力してください。IPv6アドレスの省略形も指定できます。

  9. [OK]をクリックします。

    入力したコミュニティとIPアドレスの組み合わせが[登録したトラップ送信設定]に反映されます。

  10. 設定内容を確認し[適用]をクリックします。

(c) SNMPトラップの通知先を削除する

前提条件

  • 必要なロール:ストレージ管理者(初期設定)ロール

操作手順

  1. 次のどちらかの方法で、Maintenance Utilityの[アラート通知]画面を表示します。

    Hitachi Command Suiteを使用する場合:

    1. [リソース]タブで[ストレージシステム]ツリーを展開します。ローカルストレージシステムの配下の[Maintenance Utility]を選択します。

    2. Maintenance Utilityの[管理]ツリーから[アラート通知]を選択します。

    Storage Navigatorを使用する場合:

    • Maintenance Utility]メニューから[アラート通知]を選択します。

  2. [設定]をクリックします。

    [アラート通知設定]画面が表示されます。[アラート通知設定]画面については、Hitachi Device Manager - Storage Navigatorユーザガイドを参照してください。

  3. [SNMP]タブを選択します。

  4. [SNMPエージェント]で[有効]を選択します。

  5. [SNMPバージョン]で[v1]または[v2c]を選択します。

  6. [登録したトラップ送信設定]でIPアドレスを削除したいコミュニティのチェックボックスを1つまたは複数選択して、[削除]をクリックします。

    選択したコミュニティとIPアドレスの組み合わせが[登録したトラップ送信設定]から削除されます。

  7. 設定内容を確認し[適用]をクリックします。

(2) SNMPトラップの通知先を設定する(SNMP v3の場合)

SNMPプロトコルのバージョンがSNMP v3の場合に、SNMPトラップの通知先を設定する手順について説明します。

(a) SNMPトラップの通知先を追加する

前提条件

  • 必要なロール:ストレージ管理者(初期設定)ロール

操作手順

  1. 次のどちらかの方法で、Maintenance Utilityの[アラート通知]画面を表示します。

    Hitachi Command Suiteを使用する場合:

    1. [リソース]タブで[ストレージシステム]ツリーを展開します。ローカルストレージシステムの配下の[Maintenance Utility]を選択します。

    2. Maintenance Utilityの[管理]ツリーから[アラート通知]を選択します。

    Storage Navigatorを使用する場合:

    • Maintenance Utility]メニューから[アラート通知]を選択します。

  2. [設定]をクリックします。

    [アラート通知設定]画面が表示されます。

  3. [SNMP]タブを選択します。

  4. [SNMPエージェント]で[有効]を選択します。

  5. [SNMPバージョン]で[v3]を選択します。

  6. [登録したトラップ送信設定]の[追加]をクリックします。

    [トラップ送信設定追加]画面が表示されます。[トラップ送信設定追加]画面については、Hitachi Device Manager - Storage Navigatorユーザガイドを参照してください。

  7. [トラップ送信先]で入力するIPアドレスのバージョンを[IPv4]または[IPv6]から選択し、SNMPトラップを発行したいIPアドレスを入力します。

    メモ

    IPv4とIPv6は、すべて0のアドレスは設定できません。

    IPv6アドレスを入力する場合は、コロンで区切られた最大4桁の16進数(0~FFFF)を8個入力してください。IPv6アドレスの省略形も指定できます。

  8. [ユーザ名]でユーザ名を入力します。

    メモ

    設定済みのユーザ名を使用する場合は、[認証]、[認証 - プロトコル]、[認証 - パスワード]、[暗号化]、[暗号化 - プロトコル]、および[暗号化 - 鍵]に対して設定済みのユーザで設定したものと同じ内容を入力してください。異なる内容を入力すると、トラップが正しく送信されないおそれがあります。

  9. [認証]で認証を有効にするか無効にするかを選択します。

    [認証]で[有効]を選択した場合は、[プロトコル]で認証方式を選択し、[パスワード]でパスワードを入力します。

  10. [暗号化]で暗号化を有効にするか無効にするかを選択します。

    [暗号化]で[有効]を選択した場合は、[プロトコル]で暗号化方式を選択し、[鍵]で鍵を入力します。その後、[鍵再入力]で、確認用に再度鍵を入力します。

  11. [OK]をクリックします。

    入力したユーザ名とIPアドレスの組み合わせが[登録したトラップ送信設定]に追加されます。

  12. 設定内容を確認し[適用]をクリックします。

(b) SNMPトラップの通知先を変更する

前提条件

  • 必要なロール:ストレージ管理者(初期設定)ロール

操作手順

  1. 次のどちらかの方法で、Maintenance Utilityの[アラート通知]画面を表示します。

    Hitachi Command Suiteを使用する場合:

    1. [リソース]タブで[ストレージシステム]ツリーを展開します。ローカルストレージシステムの配下の[Maintenance Utility]を選択します。

    2. Maintenance Utilityの[管理]ツリーから[アラート通知]を選択します。

    Storage Navigatorを使用する場合:

    • Maintenance Utility]メニューから[アラート通知]を選択します。

  2. [設定]をクリックします。

    [アラート通知設定]画面が表示されます。

  3. [SNMP]タブを選択します。

  4. [SNMPエージェント]で[有効]を選択します。

  5. [SNMPバージョン]で[v3]を選択します。

  6. [登録したトラップ送信設定]で設定を変更したいトラップ送信先を選択し、[変更]をクリックします。

    [トラップ送信設定変更]画面が表示されます。[トラップ送信設定変更]画面については、Hitachi Device Manager - Storage Navigatorユーザガイドを参照してください。

  7. [トラップ送信先]で入力するIPアドレスのバージョンを[IPv4]または[IPv6]から選択し、SNMPトラップを発行したいIPアドレスを入力します。

    メモ

    IPv4とIPv6は、すべて0のアドレスは設定できません。

    IPv6アドレスを入力する場合は、コロンで区切られた最大4桁の16進数(0~FFFF)を8個入力してください。IPv6アドレスの省略形も指定できます。

  8. [ユーザ名]でユーザ名を入力します。

    メモ

    設定済みのユーザ名を使用する場合は、[認証]、[認証 - プロトコル]、[認証 - パスワード]、[暗号化]、[暗号化 - プロトコル]、および[暗号化 - 鍵]に対して設定済みのユーザで設定したものと同じ内容を入力してください。異なる内容を入力すると、トラップが正しく送信されないおそれがあります。

  9. [認証]で認証を有効にするか無効にするかを選択します。

    [認証]で[有効]を選択した場合は、[プロトコル]で認証方式を選択します。パスワードを変更する場合は、[パスワードを変更する]チェックボックスを選択し、[パスワード]でパスワードを入力します。

  10. [暗号化]で暗号化を有効にするか無効にするかを選択します。

    [暗号化]で[有効]を選択した場合は、[プロトコル]で暗号化方式を選択します。鍵を変更する場合は[鍵を変更する]チェックボックスを選択し、[鍵]で鍵を入力します。その後、[鍵再入力]で、確認用に再度鍵を入力します。

  11. [OK]をクリックします。

    入力したユーザ名とIPアドレスの組み合わせが[登録したトラップ送信設定]に反映されます。

  12. 設定内容を確認し[適用]をクリックします。

(c) SNMPトラップの通知先を削除する

前提条件

  • 必要なロール:ストレージ管理者(初期設定)ロール

操作手順

  1. 次のどちらかの方法で、Maintenance Utilityの[アラート通知]画面を表示します。

    Hitachi Command Suiteを使用する場合:

    1. [リソース]タブで[ストレージシステム]ツリーを展開します。ローカルストレージシステムの配下の[Maintenance Utility]を選択します。

    2. Maintenance Utilityの[管理]ツリーから[アラート通知]を選択します。

    Storage Navigatorを使用する場合:

    • Maintenance Utility]メニューから[アラート通知]を選択します。

  2. [設定]をクリックします。

    [アラート通知設定]画面が表示されます。[アラート通知設定]画面については、Hitachi Device Manager - Storage Navigatorユーザガイドを参照してください。

  3. [SNMP]タブを選択します。

  4. [SNMPエージェント]で[有効]を選択します。

  5. [SNMPバージョン]で[v3]を選択します。

  6. [登録したトラップ送信設定]でIPアドレスを削除したいユーザ名のチェックボックスを1つまたは複数選択して、[削除]をクリックします。

    選択したユーザ名とIPアドレスの組み合わせが[登録したトラップ送信設定]から削除されます。

  7. 設定内容を確認し[適用]をクリックします。