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 システム管理者 クイックリファレンス


3.7.9 パッケージソフトウェアとライセンス容量の関係

ライセンス容量とは、パッケージソフトウェアで使用できるボリュームの容量のことです。PermanentキーおよびTermキーの購入時には、そのパッケージソフトウェアで使用したい容量をあらかじめ見積もってください。パッケージソフトウェアによって、何を基にライセンス容量を計算するかが異なります。

ライセンス容量には次の種類があります。

種類

説明

使用容量

パッケージソフトウェアが使用する次のどれかの容量に対して、ライセンス容量を見積もります。見積もりに使用する容量は、パッケージソフトウェアによって異なります。

  • 通常のボリューム(LDEV)

  • ストレージシステムにマッピングした外部ボリューム

  • プール

    容量拡張設定が有効なパリティグループに属するプールボリュームを含むプールの場合、プールの物理容量が購入する必要があるライセンス容量になります。

実装容量

ストレージシステムに作成されている内部ボリュームおよび外部ボリュームの容量に対して、ライセンス容量を見積もります。仮想ボリュームの容量は含まれません。

容量拡張設定が有効なパリティグループに対して実装容量を見積もる場合、物理容量を超過する内部ボリュームを容量拡張設定が有効なパリティグループから作成した場合でも、パリティグループの物理容量が実装容量の見積もり値の最大値です(容量拡張設定については、システム構築ガイドを参照してください)。

容量の制限なし

ボリュームの容量に関係なく、パッケージソフトウェアを使用できます。

パッケージソフトウェアとモデルごとのライセンス容量を次に示します。

Virtual Storage Platform G130の場合

パッケージソフトウェア

ライセンス容量

Hitachi Storage Virtualization Operating System RF

容量の制限なし

Hitachi Local Replication

容量の制限なし

Hitachi Encryption License Key

容量の制限なし

Hitachi Performance Analytics

容量の制限なし

Virtual Storage Platform G150の場合

パッケージソフトウェア

ライセンス容量

Hitachi Storage Virtualization Operating System RF

容量の制限なし

Hitachi Data Mobility

容量の制限なし

Hitachi Local Replication

容量の制限なし

Hitachi Remote Replication

容量の制限なし

global-active device

容量の制限なし

Hitachi Encryption License Key

容量の制限なし

Hitachi Performance Analytics

容量の制限なし

Virtual Storage Platform G350, G370, G700, G900およびVirtual Storage Platform F350, F370, F700, F900の場合

パッケージソフトウェア

ライセンス容量

VSP G350またはVSP G370

VSP G700またはVSP G900

VSP F350, F370, F700, F900

Hitachi Foundation Suite

容量の制限なし

使用容量または実装容量

容量の制限なし

Hitachi Remote Data Protection

容量の制限なし

使用容量または実装容量

容量の制限なし

global-active device

容量の制限なし

使用容量または実装容量

容量の制限なし

Hitachi Encryption License Key

容量の制限なし

容量の制限なし

容量の制限なし

VSP Eシリーズの場合

パッケージソフトウェア

ライセンス容量

Base Package

容量の制限なし

Advanced Package

容量の制限なし

Remote Data Protection

容量の制限なし

global-active device

容量の制限なし