付録A.5 管理サーバ(SVP)の初期設定を行う
システム運用に必要なSVPのシステム日時設定、Adobe Flash Player設定(Windows Server 2012/Windows 8以降のOSのみ)、およびロケール設定を行います。
ただし、次に示すバージョンのSVPソフトウェアで、Adobe AIR環境で動作するStorage Navigatorを使用する場合は、Adobe Flash Playerの設定は不要です。
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93-の場合 : 93-02-01-xx/xx以降
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88-の場合 : 88-06-01-xx/xx以降
- 〈この項の構成〉
(1) SVPのシステム日時を設定する
SVPの日時と時刻とタイムゾーンを設定します。SVPに設定した日時と時刻とタイムゾーンは、SVPおよび障害監視プログラムで使用されます。
設定方法は、使用しているOSのマニュアルを参照してください。
(2) Windows ServerのサーバOS でAdobe Flash Player を設定する
(a) Windows Server 2012のサーバOSでAdobe Flash Playerを設定する
背景
Windows Server 2012以降のInternet Explorerには、Adobe Flash Playerが標準でインストールされています。ただしデフォルトではAdobe Flash Playerが有効になっていないため動作しません。Adobe Flash Playerが有効になっていない場合は、次の手順で有効にしてください。
- メモ
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Windows用のAdobe Flash PlayerはInternet Explorer用(ActiveX)とInternet Explorer以外用(Plugin)があります。
インストールされてるWebブラウザの種類によって、Adobe Flash Playerのインストーラを選択してください。
操作手順
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[スタート]-[サーバーマネージャー]を選択し、[サーバーマネージャー]画面を表示します。
[役割と機能の追加]をクリックします。
[役割と機能の追加ウィザード]画面が表示されます。
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[役割と機能の追加ウィザード]の[開始する前に]で、[次へ]をクリックします。
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[役割と機能の追加ウィザード]の[インストールの種類]で、[次へ]をクリックし ます。
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[役割と機能の追加ウィザード]の[サーバーの選択]で、[次へ]をクリックします。
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[役割と機能の追加ウィザード]の[サーバーの役割]で、[次へ]をクリックします。
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[役割と機能の追加ウィザード]の[機能]で、[ユーザー インターフェイスとインフラストラクチャ]をクリックし、[デスクトップ エクスペリエンス]にチェックを入れ、[次へ]をクリックします。
- メモ
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手順6の画面で[次へ]をクリックしたあとに、デスクトップ エクスペリエンスに必要な機能を追加するかどうかを尋ねる画面が表示された場合は、機能を追加して、手順7に進んでください。
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[インストール]をクリックします。
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[役割と機能の追加ウィザード]の[結果]で、[閉じる]をクリックします。
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SVPを再起動します(「3.18.3 SVPを再起動する」参照)。
(b) Windows Server 2016のサーバOS でAdobe Flash Player を設定する
背景
Windows Server 2016では、下記の手順でAdobe Flash Playerを利用できるようになります。
操作手順
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Windowsのコマンドプロンプトを管理者権限で起動します。
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以下のコマンドを実行します。
dism /online /add-package /packagepath:"C:\Windows\servicing\Packages\Adobe-Flash-For-Windows-Package~31bf3856ad364e35~amd64~~10.0.14393.0.mum"
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クライアントPCを再起動します。
(c) Windows Server 2019のサーバOS でAdobe Flash Player を設定する
背景
Windows Server 2019では、下記の手順でAdobe Flash Playerを利用できるようになります。
操作手順
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Windowsのコマンドプロンプトを管理者権限で起動します。
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以下のコマンドを実行します。
dism /online /add-package /packagepath:”C:\Windows\servicing\Packages\Adobe-Flash-For-Windows-Package~31bf3856ad364e35~amd64~~10.0.17763.1.mum”
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クライアントPCを再起動します。
(3) Google ChromeでAdobe Flash Playerを有効に設定する
Google ChromeはプラグインのAdobe Flash Playerを使用します。
Adobe Flash Playerのプラグインを次の手順で有効にしてください。
(a) Google Chrome 57未満の設定手順
操作手順
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アドレスバーに「chrome:plugins」を入力し、プラグインページを開きます。
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表示されるプラグインの画面でAdobe Flash Playerの一覧を確認することができます。ステータスを確認します。(有効、または無効)
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[有効にする]をクリックします。
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[常に許可する]を選択して、随時Flash Playerの実行を許可させます。
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プラグインの画面を閉じます。
(b) Google Chrome 57以降の設定手順
操作手順
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アドレスバーに「chrome://settings/content/flash」を入力し、設定ページを開きます。
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[許可]の[追加]を開きます。
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[サイト]に「file:///*」を入力して、[編集]をクリックします。
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設定ページを閉じます。
(4) Adobe Flash Playerに関する注意事項
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[Adobe Flash Player設定]の[ローカル記憶領域]の設定値を変更しないでください。
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Storage Navigatorの動作に必要なAdobe Flash PlayerはWebブラウザのアドオンとして動作するため、Adobe Flash Playerを無効化しないでください。Internet Explorerの場合、[ツール]‐[アドオンの管理]の設定は変更しないでください。
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バージョンが23以降のAdobe Flash Playerが適用されているWebブラウザに、ローカルファイルシステムに格納されているHTML形式のレポートを表示する場合、[信頼されている場所]の設定にHTML 形式のレポートが格納されているフォルダを追加してください。
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HTML形式のレポートが格納されているフォルダのパスがWindowsのUNCパスの場合、あらかじめ次のどちらかを実行してください。
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レポートをローカルドライブのフォルダにコピーする。
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レポートが格納されているフォルダをネットワークドライブに登録する。
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(a) Internet ExplorerおよびFirefoxの操作手順
操作手順
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Adobe Flash Playerの設定マネージャーの画面を開きます。
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[高度な設定]タブの[開発者向けツール]エリアにある[信頼されている場所設定]をクリックします。
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[信頼されている場所設定]画面が表示されます。
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[追加]をクリックします。
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[サイトを追加]画面が表示されます。
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[フォルダーを追加]をクリックします。
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HTML形式のレポートが格納されているフォルダを選択して、[OK]をクリックします。
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[サイトを追加]画面の[確認]をクリックします。
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[信頼されている場所設定]の[閉じる]をクリックします。
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Adobe Flash Playerの設定マネージャーの画面を閉じます。
(b) Google Chromeの操作手順
操作手順
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Adobe Flash Playerの設定マネージャーのページを表示します。
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グローバルセキュリティ設定パネルのポップアップリストで、[追加]を選択します。
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[この場所を信頼する]テキストボックスに、HTML形式のレポートが格納されているフォルダのパスを入力します。[ファイルを参照]または[フォルダーを参照]は正しく動作しないため、使用しないでください。
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[確認]をクリックします。
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Adobe Flash Playerの設定マネージャーのページを閉じます。
(5) 管理サーバ(SVP)にロケールを設定する
ストレージ管理ソフトウェア、およびSVPソフトウェアのサポート言語は英語と日本語です。英語、または日本語以外のWindowsにインストールする場合は、SVPのロケールを変更してください。
(下記の操作手順は日本語版Windowsの例です。英語、または日本語以外の言語に置き換えて操作してください。)
(a) Windows 8.1の場合
操作手順
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[スタート]を右クリックして[コントロールパネル]を選択します。
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[時計、言語、および地域]をクリックします。
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[地域]の下の[日付、時刻、または数値の形式の変更]をクリックします。
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[形式]を[英語(米国)]または[日本語(日本)]に設定して[適用]をクリックします。
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[管理]タブを選択します。
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[設定のコピー]をクリックします。
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[ようこそ画面とシステムアカウント]にチェックを入れ[OK]をクリックします。
(b) Windows Server 2012 R2の場合
操作手順
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[スタート]-[コントロールパネル]を選択します。
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[時計、言語、および地域]をクリックします。
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[地域]の下の[日付、時刻または地域の変更]をクリックします。
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[形式]を[英語(米国)]または[日本語(日本)]に設定して[適用]をクリックします。
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[管理]タブを選択します。
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[設定のコピー]をクリックします。
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[ようこそ画面とシステムアカウント]にチェックを入れ[OK]をクリックします。
(c) Windows 10の場合
操作手順
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[スタート]を右クリックして[コントロールパネル]を選択します。
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[時計、言語、および地域]をクリックします。
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[地域]の下の[日付、時刻、または数値の形式の変更]をクリックします。
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[形式]を[英語(米国)]または[日本語(日本)]に設定して[適用]をクリックします。
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[管理]タブを選択します。
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[設定のコピー]をクリックします。
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[ようこそ画面とシステムアカウント]にチェックを入れ[OK]をクリックします。
(d) Windows Server 2016の場合
操作手順
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[スタート]-[コントロールパネル]を選択します。
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[時計、言語、および地域]をクリックします。
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[地域]の下の[日付、時刻、または数値の形式の変更]をクリックします。
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[形式]を[英語(米国)]または[日本語(日本)]に設定して[適用]をクリックします。
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[管理]タブを選択します。
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[設定のコピー]をクリックします。
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[ようこそ画面とシステムアカウント]にチェックを入れ[OK]をクリックします。
(e) Windows Server 2019の場合
操作手順
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[スタート]-[コントロールパネル]を選択します。
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[時計と地域]をクリックします。
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[地域]の下の[日付、時刻、または数値の形式の変更]をクリックします。
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[形式]を[英語(米国)]または[日本語(日本)]に設定して[適用]をクリックします。
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[管理]タブを選択します。
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[設定のコピー]をクリックします。
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[ようこそ画面とシステムアカウント]にチェックを入れ[OK]をクリックします。