3.2.47 Storage Navigator使用時の注意
Storage Navigatorの使用時は次のことに注意してください。
-
Internet Explorerを使用する場合は、互換表示をOFFにしてください。
-
Storage Navigatorは、Webブラウザの画面遷移機能をサポートしません。
-
Storage Navigatorから[作成]、[編集]などをクリックして表示される画面で、“ロード中です。”と画面が表示されたまま変化しなくなる場合があります。この場合、画面右上の[×](閉じる)をクリックして画面を閉じ、再度Storage Navigatorにログインしてください。
-
その他の注意については、Hitachi Device Manager - Storage Navigator ユーザガイドを参照してください。
Adobe AIR環境で動作するStorage Navigatorでは、ダウンロード・アップロード等でファイルを選択する画面のタイトルにAdobe AIR環境に依存する文字列が表示されます。
- 〈この項の構成〉
(1) 管理クライアントの設定に関する注意事項
-
管理クライアントの時刻を変更しないでください。時刻を変更した場合は、Storage Navigatorにログインし直してください。
-
管理クライアントの画面の切り替えをしないでください(例えば、解像度の変更や、Microsoftのリモートデスクトップ機能を利用したログイン)。画面を切り換えて予期しない事態が起こってしまった場合、Storage Navigatorを再起動すると、再度正常に使用できることがあります。
-
画面の解像度を自動的に変更するスクリーンセーバーを使用しないでください。
-
管理クライアントをスタンバイや休止状態にしないでください。管理クライアントがスタンバイや休止状態から復帰したときは、Storage Navigatorを再起動してください。
-
自動ログイン機能を持つソフトウェアが管理クライアントにインストールされている場合、自動ログイン機能を無効にしてください。自動ログイン機能とは、Webブラウザのオートコンプリート機能を利用してユーザ名とパスワードを自動送信することで、ユーザが自動的にログインできる機能のことです。
(2) Storage Navigatorの操作に関する注意事項
-
Webブラウザのメニューを使用しないでください。[戻る]、[進む]、Webブラウザのショートカットキー(例えば、<F5>キーなどのファンクションキー)、マウスのショートカットキーなどを使用した場合、Storage Navigatorから強制的にログアウトされ、画面で操作していた設定内容は破棄されます。再度Storage Navigatorを使用するには、Webブラウザの画面をすべて閉じ、Storage Navigatorのログイン画面を起動してログインし直してください。
-
Webブラウザの設定を変更しないでください(例えば、Internet Explorerの[ツール]‐[インターネットオプション]の設定)。設定を変更すると、予期しない事態が起こるおそれがあります。この場合、Webブラウザを終了し、Storage Navigatorに再度ログインしてください。
-
テキストボックスで、コピーまたは貼り付け操作をしないでください。例えば、<Ctrl>+<C>キーや<Ctrl>+<V>キーが該当します。
-
Storage Navigator画面を閉じるには、[ログアウト]またはStorage Navigatorメニューの[ファイル]‐[ログアウト]を選択してください。Webブラウザの右上にある(閉じる)ボタンやWebブラウザの[ファイル]‐[終了]を選択したり、<Alt>+<F4>キーを使用したりしないでください。
-
Webブラウザの文字エンコードや文字サイズの設定、ページ内検索(<Ctrl>+<F>キー)、全部選択(<Ctrl>+<A>キー)は使用できません。
-
Storage Navigatorの画面でWebブラウザの表示の拡大/縮小機能を使用しないでください。
<Ctrl>キーを押しながらマウスホイールを動かすと、Webブラウザの表示の拡大/縮小機能によってStorage Navigatorの画面の一部が表示されなくなることがあります。
-
<Home>キー、<End>キー、<Delete>キーは使用できません。
-
ファンクションキーは使用できません。
-
ドラッグ&ドロップはできません。
-
ツリーやリストを選択した状態で、キーボードのカーソルキーや<Enter>キーを押し続けないでください。代わりに、複数回キーを押してください。
-
<Shift>+<Tab>キーで逆順にフォーカスを移動させると、WebブラウザからAdobe Flash Playerへフォーカスが移動しないことがあります。<Tab>キーだけを押して、Adobe Flash Playerにフォーカスを移動させてください。
-
Storage Navigatorメイン画面では、右クリックを使用できません。右クリックを使用すると、Flash Playerのポップアップメニューが表示されます。誤って画面を右クリックしてしまった場合は、ポップアップメニュー以外の場所をクリックして、ポップアップメニューを閉じてください。
-
テキストボックスで、右クリックやファンクションキー(<Ctrl>+<C>キーや<Ctrl>+<V>キーなど)を使用したコピーまたは貼り付け操作をしないでください。
(3) Storage Navigatorの画面の表示に関する注意事項
-
Volume Migration、またはShadowImageのQuick RestoreQuick Restore操作の実行中は、ボリューム(LDEV)などの構成情報がVolume MigrationまたはQuick Restore前の古い状態でStorage Navigatorの画面に表示されることがあります。この場合、Volume MigrationまたはQuick Restore操作が完了するのを待ってから[ファイル]‐[すべて更新]または更新ボタンで画面の表示を更新してください。
-
Storage Navigator以外のアプリケーション(RAID Managerなど)から構成変更を実行中に、[ファイル]‐[すべて更新]または更新ボタンをクリックすると、Storage Navigatorの画面の更新が完了するまで時間がかかることがあります。
-
本ストレージシステムのStorage Navigatorメイン画面に表示されるLUN IDの表記のデフォルトは10進数です。[情報表示設定]画面で、メイン画面に表示されるLUN IDの表記を10進数または16進数に切り替えられます。サブ画面に表示されるLUN IDの表記は10進数です。
一方、USP V/VMおよびVSPのStorage Navigatorに表示されるLUN IDの表記は16進数です。
本ストレージシステムで、USP VまたはVSPのボリュームのLUN IDを指定するときは、本ストレージシステムのLUN IDの表記に合わせて入力する必要があるため、LUN IDの表記の差異に注意してください。
例えば、本ストレージシステムのStorage NavigatorのLUN ID表記が10進数の場合、VSPのボリュームを指定したいときは、VSPのStorage Navigatorに表示されている16進数のLUN IDを10進数に変換してから、本ストレージシステムのStorage NavigatorでLUN IDを指定してください。
-
テーブルのリンク付きの列に(リンク付きのハイフン)や空白が表示されている場合でも、リンク部分にマウスカーソルを当てるとクリックできる表示になります。
ただし、リンク部分をクリックしても動作はしません。
- Adobe AIR環境で動作するStorage Navigatorでは、ダウンロード・アップロード等でファイルを選択する画面のタイトルにAdobe
AIR環境に依存する文字列が表示されます。
(4) 容量単位に関する注意事項
-
Storage Navigatorの画面に表示される容量は、マニュアルに記載がある場合を除いて、MB、GB、TBの場合は小数点第3位以下を切り捨てて表示されます。このため、厳密には実際の容量よりも少なく表示されることがあります。
-
1KBは1,024バイト、1MBは1,024KB、1GBは1,024MB、1TBは1,024GBです。
-
1blockは512バイトです。
(5) ストレージシステムの処理時間に関する注意事項
SVPで内部処理(構成変更、プログラムプロダクトチェック、稼働情報の採取など)を実行している間は、一時的に処理が遅くなることがあります。
(6) WindowsでStorage Navigatorを使用するときの注意事項
Windowsコンピュータ上でStorage Navigatorを使用している場合、Windowsのコントロールパネルの[プログラムの追加と削除]画面にStorage Navigatorが表示されないことがあります。表示の有無に関係なく、Storage Navigatorは正常に使用できます。
Internet Explorerを使用する場合は、互換表示をOFFにしてください。
Google Chromeを使用している場合、Storage Navigatorのメイン画面の右上にある[ログアウト]をクリックすると、Storage Navigatorからログアウトしますが、画面はクローズされません(Internet Explorerの場合は画面がクローズします)。
(7) UNIXでStorage Navigatorを使用するときの注意事項
UNIXコンピュータ上でStorage Navigatorを使用する場合は、次の項目にも注意してください。
-
画面のサイズは変更できません。
-
画面の形式(レイアウト)や色は、Windows上に表示される画面と一部異なります。
-
Firefoxがハングアップすると、"mozilla"のプロセスが不当に残り、動作が異常になることがあります。この場合、不当なプロセスを終了させてから、以降の操作をしてください。
-
Firefox上でStorage Navigatorを使用する場合、フォーカスの動きがInternet Explorerのときと異なることがあります。例を次に示します。
-
ログイン画面が表示されたときに、「ユーザ名」にフォーカスが当たりません。
-
<Tab>キーを使ってフォーカスを移動させないでください。
-
-
Firefoxを使用している場合、Storage Navigatorのメイン画面の右上にある[ログアウト]をクリックすると、Storage Navigatorからログアウトし、ログイン画面に戻ります(Internet Explorerの場合は画面がクローズします)。
(8) ウィルス検出プログラムの使用に関する注意事項
ウィルス検出プログラムがインストールされたSVP※でStorage Navigatorを使用する場合は、Storage Navigatorの動作に影響することがあります。
このため、ウィルス検出プログラムで次のディレクトリを、リアルタイムのウィルススキャン対象から除外してください。
C:\Mapp\wk
「C:\Mapp」は、Storage Navigatorのインストールディレクトリを示します。 インストールディレクトリに「C:\Mapp」以外を指定した場合は、指定したインストールディレクトリに置き換えてください。
除外したディレクトリに対しても、定期的にウィルススキャンを実施してください。
除外したディレクトリに対してウィルススキャンを実施する場合、事前に下記の操作を行ってください。
-
Storage Navigatorを使用しない時間を確保
-
Storage Device Listに登録されている全ストレージシステムのサービスの状態を[Stopped]に変更
-
ウィルススキャンの除外設定を解除
ファイアウォール機能をサポートしているセキュリティ対策プログラムを使用する場合は、ファイアウォール通過設定が必要です。設定対象のポート番号は、「3.2.29 ストレージシステムとSVPのIPアドレスを設定する」の表を参照してください。
- 注※
-
OS標準でインストールされているWindows Defenderなどのウィルス検出プログラムも対象となります。
(9) ストレージシステムのサービスを開始できる台数
SVPは複数台のストレージシステムを登録することができます。
また、登録した複数台のストレージシステムのサービスを、同時に開始できます。
ストレージシステムのサービスを開始する場合に、次のメッセージが表示されたときは、目的のストレージシステムのサービスが開始されません。
「3.20.26 ストレージシステムの切り替え」を参照して、ストレージシステムを切り替えてください。