1.8.9 正サイトおよび副サイトの障害から回復する手順例(URと併用しているとき)
正サイトと副サイトの両方に障害が発生した場合は、URの副サイトにあるボリュームを使用して障害から回復します。
マイクロコードバージョンが 93-05-02-XX/XX未満の場合は、すべてのペアの削除と再作成が必要です。
障害回復の流れ マイクロコードバージョンが 93-05-02-XX/XX以降の場合
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セカンダリボリュームを指定してURペアを分割(スワップサスペンド)します。
コマンド例:pairsplit -g oraREMOTE -RS -IH2
この時点で、URの副サイトにあるセカンダリボリュームを使用して業務を再開できます。
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正サイトおよび副サイトの障害を取り除きます。
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プライマリボリュームのI/OモードをLocalに変更します。
コマンド例:pairsplit -g oraHA -iomd local -IH0
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セカンダリボリュームを指定してURペアを再同期(スワップリシンク)します。
コマンド例:pairresync -g oraREMOTE -swaps -IH2
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URのプライマリボリュームとセカンダリボリュームを入れ替えます。
コマンド例:pairresync -g oraREMOTE -swaps -IH0
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プライマリボリュームを指定してGADペアを再同期します。
コマンド例:pairresync -g oraHA -IH0
障害回復の流れ マイクロコードバージョンが 93-05-02-XX/XX未満の場合
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セカンダリボリュームを指定してURペアを分割(スワップサスペンド)します。
コマンド例:pairsplit -g oraREMOTE -RS -IH2
この時点で、URの副サイトにあるセカンダリボリュームを使用して業務を再開できます。
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正サイトおよび副サイトの障害を取り除きます。
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URペアを削除します。
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デルタリシンク用URペアを削除します。
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GADペアを削除します。
プライマリボリュームとセカンダリボリュームのI/O モードが両方ともブロックのときは、GADペアを強制削除します。プライマリボリュームとセカンダリボリュームに対して、次のとおりにGADペアの強制削除コマンドを実行します。
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セカンダリボリュームを指定して、GADペアを強制削除します。仮想LDEV IDも同時に削除します。
コマンド例:pairsplit -g oraHA -RF -IH1
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セカンダリボリュームの仮想LDEV IDが、GAD予約になっていることを確認する。
コマンド例:
raidcom get ldev -ldev_id 0x2222 -fx -IH2 (略) LDEV : 2222 VIR_LDEV : ffff (略)
VIR_LDEV : ffffは、GAD予約を示しています。
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プライマリボリュームを指定して、GADペアを強制削除します。ただし、仮想LDEV IDは残します。
コマンド例:pairsplit -g oraHA -SFV -IH0
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プライマリボリュームの仮想LDEV IDが残っていることを確認する。
コマンド例:
raidcom get ldev -ldev_id 0x1111 -fx -IH1 (略) LDEV : 1111 (略)
VIR_LDEVの情報は、LDEVの情報と同じ場合表示されません。
I/Oモードがブロック以外の場合で、GADペアを強制削除したいときは、お問い合わせください。
- メモ
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Storage NavigatorでGADペアを強制削除する場合は、[ペア削除]画面で、[削除モード]に[強制]を選択します。
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URの副サイトと正サイトの間で、URペアを作成します。
コマンド例:paircreate -g oraREMOTE -f async -vl -jp 0 -js 0 -IH2
- 注意
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URペアの片方のボリュームの容量拡張が成功した後に障害が発生した場合、URペアの作成、再同期、スワップリシンク、horctakeover、およびデルタリシンク操作は、容量不一致により失敗します。もう片方のボリュームの容量を拡張して、両方のボリュームの容量を一致させてから、この操作を実施してください。
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セカンダリボリュームを指定してURペアを分割(スワップサスペンド)します。
コマンド例:pairsplit -g oraREMOTE -RS -IH0
この時点で、正サイトにあるセカンダリボリュームを使用して業務を再開できます。
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セカンダリボリュームを指定してURペアを再同期(スワップリシンク)します。
コマンド例:pairresync -g oraREMOTE -swaps -IH0
- 注意
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URペアの片方のボリュームの容量拡張が成功した後に障害が発生した場合、URペアの作成、再同期、スワップリシンク、horctakeover、およびデルタリシンク操作は、容量不一致により失敗します。もう片方のボリュームの容量を拡張して、両方のボリュームの容量を一致させてから、この操作を実施してください。
正サイトのストレージシステムのボリュームがプライマリボリューム、URの副サイトのストレージシステムのボリュームがセカンダリボリュームに変わります。
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URペアを削除します。
コマンド例:pairsplit -g oraREMOTE -S -IH0
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GADペアを再作成します。
コマンド例:paircreate -g oraHA -fg never 2 -vl -jq 0 -IH0
- 注意
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GADペアの片方のボリュームの容量拡張が成功した後に障害が発生した場合、GADペアの作成、再同期、スワップリシンク、およびhorctakeover操作は、容量不一致により失敗します。もう片方のボリュームの容量を拡張して、両方のボリュームの容量を一致させてから、この操作を実施してください。
誤ってプライマリボリュームの仮想LDEV IDを削除すると、再度GADペアを作成できません。raidcom map resource コマンドを使用して、仮想LDEV IDをプライマリボリュームに再設定してください。
コマンド例:raidcom map resource -ldev_id 0x1111 -virtual_ldev_id 0x1111 -IH1
デフォルトの仮想LDEV IDは、実LDEV IDと同じです。
仮想LDEV IDの再設定後に、確認コマンドを使用して、仮想LDEV IDが実LDEV IDと一致していることを確認してください。
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デルタリシンク用URペアを再作成します。
コマンド例:paircreate -g oraDELTA -f async -vl -jp 0 -js 0 -nocsus -IH1
- 注意
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URペアの片方のボリュームの容量拡張が成功した後に障害が発生した場合、URペアの作成、再同期、スワップリシンク、horctakeover、およびデルタリシンク操作は、容量不一致により失敗します。もう片方のボリュームの容量を拡張して、両方のボリュームの容量を一致させてから、この操作を実施してください。
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URペアを再作成します。
コマンド例:paircreate -g oraREMOTE -f async -vl -jp 0 -js 0 -IH0
- 注意
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URペアの片方のボリュームの容量拡張が成功した後に障害が発生した場合、URペアの作成、再同期、スワップリシンク、horctakeover、およびデルタリシンク操作は、容量不一致により失敗します。もう片方のボリュームの容量を拡張して、両方のボリュームの容量を一致させてから、この操作を実施してください。