1.7.36 その他の要因でGADペアが中断した場合の回復手順例
その他の要因でGADペアが中断した場合の回復の流れの例を、次に示します。
障害回復の流れ
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障害部位を回復します。
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正サイトと副サイトのストレージシステムで発生するSIMなどから、GADペアを中断させるような障害が発生していないかを確認します。
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障害が発生している場合は、障害種別に応じてトラブルシュートを実施し、障害要因を取り除きます。
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Quorumディスクの状態を確認し、閉塞している場合は回復します。Quorumディスクにボリュームを設定しない場合、Quorumディスクの回復手順は不要です。
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GADペアを再同期します。
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GADペアのプライマリボリュームとセカンダリボリュームのI/Oモードを確認します。
コマンド例:
pairdisplay -g oraHA -fxce -IH0 Group PairVol(L/R) (Port#,TID, LU),Seq#, LDEV#.P/S, Status, Fence, %,P-LDEV# M CTG JID AP EM E-Seq# E-LDEV# R/W oraHA dev1(L) (CL1-A-0, 0, 0)411111 2222. P-VOL PSUE NEVER , 100 4444 - - 0 - - - - L/L oraHA dev1(R) (CL1-C-0, 0, 0)422222 4444. S-VOL PSUE NEVER , 100 2222 - - 0 - - - - B/B
pairdisplay -g oraHA -fxce -IH1 Group PairVol(L/R) (Port#,TID, LU),Seq#, LDEV#.P/S, Status, Fence, %,P-LDEV# M CTG JID AP EM E-Seq# E-LDEV# R/W oraHA dev1(L) (CL1-C-0, 0, 0)422222 4444. S-VOL PSUE NEVER , 100 2222 - - 0 - - - - B/B oraHA dev1(R) (CL1-A-0, 0, 0)411111 2222. P-VOL PSUE NEVER , 100 4444 - - 0 - - - - L/L
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プライマリボリュームのI/OモードがLocalの場合は、正サイトのストレージシステムからGADペアを再同期します。
コマンド例:pairresync -g oraHA -IH0
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セカンダリボリュームのI/OモードがLocalの場合は、副サイトのストレージシステムからGADペアを再同期します。
コマンド例:pairresync -g oraHA -swaps -IH1
正サイトのストレージシステムのボリュームがセカンダリボリューム、副サイトのストレージシステムのボリュームがプライマリボリュームに変わります。
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GADペアのプライマリボリュームとセカンダリボリュームのペア状態が、両方ともPAIR(Mirror(RL))に変わったことを確認します。
コマンド例:
pairdisplay -g oraHA -fxce -IH0 Group PairVol(L/R) (Port#,TID, LU),Seq#, LDEV#.P/S, Status, Fence, %,P-LDEV# M CTG JID AP EM E-Seq# E-LDEV# R/W oraHA dev1(L) (CL1-A-0, 0, 0)411111 2222. P-VOL PAIR NEVER , 100 4444 - - 0 - - - - L/M oraHA dev1(R) (CL1-C-0, 0, 0)422222 4444. S-VOL PAIR NEVER , 100 2222 - - 0 - - - - L/M
pairdisplay -g oraHA -fxce -IH1 Group PairVol(L/R) (Port#,TID, LU),Seq#, LDEV#.P/S, Status, Fence, %,P-LDEV# M CTG JID AP EM E-Seq# E-LDEV# R/W oraHA dev1(L) (CL1-C-0, 0, 0)422222 4444. S-VOL PAIR NEVER , 100 2222 - - 0 - - - - L/M oraHA dev1(R) (CL1-A-0, 0, 0)411111 2222. P-VOL PAIR NEVER , 100 4444 - - 0 - - - - L/M
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交替パスソフトウェアを使用して、セカンダリボリュームへのI/Oを再開します。
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必要に応じて、プライマリボリュームとセカンダリボリュームを入れ替えます。
- 注意
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GADペアの片方のボリュームの容量拡張が成功した後に障害が発生した場合、GADペアの作成、再同期、スワップリシンク、およびhorctakeover操作は、容量不一致により失敗します。もう片方のボリュームの容量を拡張して、両方のボリュームの容量を一致させてから、この操作を実施してください。
上記手順で回復しない場合は、お問い合わせ先に連絡してください。