1.4.40 クロスパスを非優先に設定する
サーバからGADペアのセカンダリボリュームへの交替パスを追加したあと、ホストグループに非対称アクセス状態を設定します。
クロスパス構成の場合に、初めてALUAモードを有効にすると、クロスパスを含むサーバとストレージシステム間のすべてのパスが、優先して使用するパスに設定されています。そのため、クロスパスの非対称アクセス状態を非優先に設定する必要があります。クロスパスの非対称アクセス状態を非優先に設定することで、正サイトのサーバと正サイトのストレージシステム、および副サイトのサーバと副サイトのストレージシステムのパスを優先して使用できます。
- メモ
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クロスパス構成でない場合、非対称アクセス状態の設定は不要です。
- メモ
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非対称アクセス状態を設定する前に、ALUAモードを有効にしてください。
コマンド例
raidcom modify lun -port CL1-A-0 -lun_id all -asymmetric_access_state non_optimized -IH0
確認コマンド例
非対称アクセス状態が正しく設定されているか確認します。
raidcom get lun -port CL1-A-0 -key opt_page1 -fx -IH0
PORT GID HMD LUN NUM LDEV CM Serial# AL AAS
CL1-A 0 LINUX/IRIX 0 1 2222 - 411111 E AN
ALUAモード(AL)が有効(E)に設定されていること、およびクロスパスの非対称アクセス状態(AAS)が非優先(AN)に設定されていることを確認します。