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 ボリュームミラーリング クイックリファレンス 


1.13.4 RAID Manager操作時のトラブルシューティング

RAID Managerを使用したGADペアの操作でエラーが発生した場合、RAID Managerの画面に出力されるログまたはRAID Managerの操作ログを参照してエラーの要因を特定できることがあります。

出力例を次に示します。

[図データ]

SSBSSB=」の後ろの英数字がエラーコードを示します。コンマ(,)の左側の英数字の下4桁をSSB1(例:B9E1)、右側の英数字の下4桁をSSB2とします(例:B901)。

RAID Managerの構成設定コマンド(raidcomコマンド)のエラーコードエラーコードについては、RAID Manager ユーザガイドを参照してください。

問題が解決しない場合は、「/HORCM/log*」フォルダの中身を添付して、お問い合わせください。

表1‒34 RAID Manager操作時のエラーコードと内容(SSB1が2E31/B901/B90A/B90B/B912/D004)

エラーコード(SSB2)

内容

9100

ユーザ認証が実施されていないため、コマンドを実行できません。

B952

指定したLUが未定義です。ストレージシステムの構成が変更されている場合があります。RAID Managerを再起動してください。

B9A2

指定したボリュームがコマンドデバイスのため、GADペアを作成できません。

B9A4

指定したボリュームにSCSIパスが定義されていないため、GADペアを操作できません。

B9A5

次のどれかのリモートパスが設定されていないため、GADペアを作成またはスワップリシンクできません。

  • 正サイトと副サイトのストレージシステム間の双方向のリモートパス

  • 正サイトのストレージシステムから副サイトのストレージシステムへのリモートパス

  • 副サイトのストレージシステムから正サイトのストレージシステムへのリモートパス

B9BD

RAID Managerを起動しているときに、ストレージシステムのLDEVの構成が変更されている場合があります。RAID Managerを再起動してください。

B9C0

コマンドデバイスの資源がなくなりました。LUN ManagerでコマンドデバイスをOFFにし、そのあと再度ONにしてください。

DB89

ストレージシステムがペア中断またはペア削除要求を受け付けましたが、指定したボリュームの相手ボリュームが使用できる状態でないため、GADペアの状態を変更できません。

DB8A

ストレージシステムがペア中断またはペア削除要求を受け付けましたが、指定したボリュームの相手ボリュームが閉塞しているため、GADペアの状態を変更できません。

DB8B

ストレージシステムがペア中断またはペア削除要求を受け付けましたが、指定したボリュームの相手ボリュームが使用できる状態でないため、GADペアの状態を変更できません。

DB8D

ストレージシステムがペア中断またはペア削除要求を受け付けましたが、正サイトのストレージシステムから副サイトのストレージシステムへのリモートパスが最小パス数を満たしていないため、GADペアの状態を変更できません。

FA00

プライマリボリュームとして指定したボリュームの容量が、GADペア作成可能容量より大きいため、GADペアを作成できません。

FA01

指定されたプライマリボリュームがオンラインでのデータ移行用にマッピングされた外部ボリュームであり、かつキャッシュモードがWrite Syncではないため、操作に失敗しました。

FA02

正サイトのストレージシステムのキャッシュ状態が次のどれかに該当するため、GADペアを作成できません。

  • 片面閉塞または片面閉塞に移行している

  • 片面回復に移行している

  • 回復に移行している

FA03

正サイトのストレージシステムから副サイトのストレージシステムへのリモートパスが、次のどちらかの状態であるため、GADペアを作成できません。

  • リモートパス本数が0(未設定)である。

  • 最小パス数を満たしていない。

FA04

プライマリボリュームとして指定したボリュームのエミュレーションタイプがOPEN-Vではないため、GADペアを作成できません。

FA05

プライマリボリュームとして指定したボリュームが他社機種のマイグレーションボリュームのため、GADペアを作成できません。

FA07

プライマリボリュームとして指定したボリュームのペア状態が、SMPLではありません。

FA08

プライマリボリュームとして指定したボリュームのペア状態が、PSUSまたはPSUEではありません。

FA09

プライマリボリュームとして指定したボリュームに、ピントラックがあります。

FA0A

プライマリボリュームとして指定したボリュームが閉塞しているため、GADペアを作成できません。

FA0B

プライマリボリュームとして指定したボリュームが次のどれかの状態であるため、GADペアを作成できません。

  • 閉塞

  • フォーマット処理が進行している

  • Read Only状態

FA0D

プライマリボリュームの仮想エミュレーションタイプはサポートされていません。

FA0E

プライマリボリュームとして指定したボリュームが、Dynamic ProvisioningDynamic Tiering、またはactive flashの仮想ボリュームではないため、GADペアを作成できません。

FA0F

プライマリボリュームとして指定したボリュームのデバイスタイプは、サポートしていません。

FA10

セカンダリボリュームが使用できる状態にないため、GADペアを作成できません。

FA12

プライマリボリュームとして指定したボリュームの仮想属性にGAD予約が割り当てられているため、GADペアを作成できません。

FA13

指定したボリュームは、TrueCopyで使用しています。

FA14

指定したボリュームは、Universal Replicatorで使用しています。

FA15

次のどれかの理由で、GADペアを作成できません。

  • GADのプライマリボリュームとして指定したボリュームが、リストア処理が進行しているThin Imageのプライマリボリュームである。

  • GADのセカンダリボリュームとして指定したボリュームが、Thin Imageのプライマリボリュームである。

  • 指定したボリュームが、Thin Imageのセカンダリボリュームである。

FA16

指定したボリュームは、ShadowImageのセカンダリボリュームです。

FA17

指定したボリュームは、Volume Migrationで使用しています。

FA18

指定されたプライマリボリュームまたはセカンダリボリュームは、ShadowImageで使用されています。現在のShadowImageのペア状態またはペア属性では、GADペアを操作できません。

FA1B

正サイトと副サイトの仮想ストレージマシンの情報が一致しないため、GADペアを作成できません。

FA1C

副サイトのストレージシステムにData Retention Utilityがインストールされていないため、プライマリボリュームのData Retention Utilityのアクセス属性をセカンダリボリュームにコピーできません。

FA1D

次のどちらかの理由で、指定したセカンダリボリュームを使用してGADペアを作成できません。

  • 指定したセカンダリボリュームはすでにほかのGADペアで使用されている

  • セカンダリボリュームにだけGADペアの情報が残っている

FA1E

プライマリボリュームがコマンドデバイスのため、GADペアを作成できません。

FA1F

セカンダリボリュームがコマンドデバイスのため、GADペアを作成できません。

FA20

指定したプライマリボリュームの内部処理に時間が掛かっています。しばらく時間をおいてから再度実行してください。

FA21

次のどちらかの理由で差分ビットマップエリアが確保できないため、GADペアを作成または再同期できません。

  • 正サイトのストレージシステムで、シェアドメモリの空き領域が不足している。

  • プライマリボリュームとして指定したボリュームの、Dynamic Provisioningのプールの空き容量が不足している。

FA23

指定したセカンダリボリュームの内部処理に時間が掛かっています。しばらく時間をおいてから再度実行してください。

FA24

指定した副サイトのストレージシステムのファームウェアバージョンが、GADのコンシステンシーグループをサポートしていないため、GADペアを作成できません。

FA25

GADペアの操作に失敗しました。プライマリボリュームのT10 PI属性の設定と、セカンダリボリュームのT10 PI属性の設定が異なります。

FA26

ローカルストレージシステムまたはリモートストレージシステムのファームウェアバージョンが、nondisruptive migrationGADの併用をサポートしていないため、操作に失敗しました。

FA27

プライマリボリュームとして指定したボリュームの属性がサポートされていないため、GADペアを作成できません。

FA28

次の両方の条件を満たしていないため、GADUniversal Replicatorを併用しているシステム構成で、GADペアを再同期またはスワップリシンクできません。

  • GADペアのプライマリボリュームとUniversal Replicatorペアのプライマリボリュームが、ボリュームを共有している。

  • GADペアのセカンダリボリュームとデルタリシンク用Universal Replicatorペアのプライマリボリュームが、ボリュームを共有している。

FA29

セカンダリボリュームとして指定したボリュームが実装されていない、またはコマンドデバイスのため、GADペアを作成できません。

FA2A

セカンダリボリュームとして指定したボリュームが介入要求状態のため、GADペアを作成できません。

FA2B

セカンダリボリュームとして指定したボリュームが閉塞しているため、GADペアを作成できません。

FA2C

セカンダリボリュームは、使用できる状態にありません。

FA2F

次のどちらかの理由で、GADペア作成の操作に失敗しました。

  • セカンダリボリュームでI/Oエラーが発生した。

  • セカンダリボリュームが使用できる状態にない。

FA30

セカンダリボリュームとして指定したボリュームのペア状態が、PSUSまたはPSUEではありません。

FA31

セカンダリボリュームとして指定したボリュームのペア状態が、SMPLではありません。

FA32

セカンダリボリュームとして指定したボリュームに、ピントラックがあります。

FA33

セカンダリボリュームとして指定したボリュームが次のどれかの状態であるため、GADペアを作成できません。

  • 閉塞

  • フォーマット処理が進行している

  • Read Only状態

FA35

セカンダリボリュームとして指定したボリュームが閉塞しているため、GADペアを作成できません。

FA36

リモートストレージシステムのファームウェアバージョンがDP-VOL以外のボリュームを使用したGADペアの作成をサポートしていないため、GADペアを作成または再同期できません。

FA37

セカンダリボリュームとして指定したボリュームが他社機種のマイグレーションボリュームのため、GADペアを作成できません。

FA3A

セカンダリボリュームとして指定したボリュームの容量が、GADペア作成可能容量より大きいため、GADペアを作成できません。

FA3B

セカンダリボリュームとして指定したボリュームがnondisruptive migrationで使用しているため、GADペアの操作に失敗しました

FA3C

セカンダリボリュームとして指定したボリュームのデバイスタイプは、サポートしていません。

FA3D

セカンダリボリュームとして指定したボリュームの属性がサポートされていないため、GADペアを作成できません。

FA3E

正サイトと副サイトのストレージシステムのDKCエミュレーションタイプが不一致です。

FA3F

副サイトのストレージシステムに、global-active deviceのプログラムプロダクトがインストールされていません。

FA40

副サイトのストレージシステムに、GADペアを作成するために必要なシェアドメモリが実装されていません。

FA41

セカンダリボリュームとして指定したボリュームが、実装されていません。

FA42

副サイトのストレージシステムのキャッシュ状態が次のどれかの状態であるため、GADペアを作成できません。

  • 片面閉塞または片面閉塞に移行している

  • 片面回復に移行している

  • 回復に移行している

FA43

副サイトのストレージシステムから正サイトのストレージシステムへのリモートパスが、次のどちらかの状態であるため、GADペアを作成できません。

  • リモートパス本数が0(未設定)である。

  • 最小パス数を満たしていない。

FA46

セカンダリボリュームとして指定したボリュームが、Dynamic ProvisioningDynamic Tiering、またはactive flashの仮想ボリュームではないため、GADペアを作成できません。

FA48

プライマリボリュームとセカンダリボリュームのプロビジョニングタイプまたは属性が異なるため、ボリュームの操作に失敗しました。

FA49

プライマリボリュームとセカンダリボリュームがあるストレージシステムのシリアル番号が同じため、GADペアを作成できません。

FA4B

セカンダリボリュームの仮想属性にGAD予約が割り当てられていないため、GADペアを作成できません。

FA4C

セカンダリボリュームに仮想LDEV IDが設定されていないため、GADペアを作成できません。

FA4D

指定したセカンダリボリュームへのLUパスが定義されていません。

FA4E

プライマリボリュームとセカンダリボリュームの容量が異なるため、GADペアを作成できません。

FA4F

指定したセカンダリボリュームへのLUパスが定義されていません。

FA50

次のどれかが正しくありません。

  • プライマリボリュームのパラメータ(ポート名、ホストグループID、LUN ID)

  • セカンダリボリュームのパラメータ(ポート名、ホストグループID、LUN ID)

FA59

次のどちらかの状態であるため、正サイトのストレージシステムと副サイトのストレージシステム間の通信がタイムアウトしました。

  • 正サイトのストレージシステムと副サイトのストレージシステム間の物理パスに、過度な負荷が掛かっているか、障害が発生している。

  • 正サイトのストレージシステムまたは副サイトのストレージシステムに過度な負荷が掛かっている。

FA5B

正サイトのストレージシステムから副サイトのストレージシステムへのリモートパスが、次のどちらかの状態であるため、GADペアを作成できません。

  • リモートパス本数が0(未設定)である。

  • 最小パス数を満たしていない。

FA60

リモートストレージシステムの機種またはソフトウェアのバージョンが、global-active deviceをサポートしていないため、GADペアを作成できません。

FA62

プライマリボリュームとして指定したボリュームに仮想LDEV IDが設定されていないため、GADペアを作成できません。

FA63

GADペア作成の操作に失敗しました。データダイレクトマップ属性が有効に設定された外部ボリュームが、プライマリボリュームとして指定されています。

FA64

GADペア作成の操作に失敗しました。データダイレクトマップ属性が有効に設定された外部ボリュームが、セカンダリボリュームとして指定されています。

FA65

GADペア作成の操作に失敗しました。セカンダリボリュームとして指定したボリュームのデータダイレクトマップ属性が有効になっていますが、M-DKCのファームウェアバージョンでは、4TBを超える容量の外部ボリュームをマッピングする機能をサポートしていません。

FA66

GADペア作成の操作に失敗しました。セカンダリボリュームとして指定したボリュームのデータダイレクトマップ属性が有効になっていますが、プライマリボリュームとして指定したボリュームのデータダイレクトマップ属性が無効になっています。

FA67

GADペア作成の操作に失敗しました。プライマリボリュームとして指定したボリュームのデータダイレクトマップ属性が有効になっていますが、R-DKCのファームウェアバージョンでは、4TBを超える容量の外部ボリュームをマッピングする機能をサポートしていません。

FA6A

GADのプライマリボリュームは、Quorumディスクにボリュームを設定せず、かつRCUがQuorumディスクにボリュームを設定しない構成に対応していないため、GADペアを作成または再同期できません。

FA6B

GADのプライマリボリュームとセカンダリボリュームの両方のQuorumディスクの設定が、Quorumディスクにボリュームを設定する場合と、設定しない場合で不一致のため、GADペアを作成または再同期できません。

FB30

シェアドメモリにアクセスできないため、コマンドを実行できません。

FB41

指定したボリュームが登録されているコンシステンシーグループでは、コンシステンシーグループ単位の操作を実行しているため、GADペアを作成できません。

FB42

指定したボリュームが登録されているコンシステンシーグループでは、相手ストレージシステムからの操作または障害サスペンド処理が進行しているため、GADペアを作成できません。

FB43

指定したボリュームが登録されているコンシステンシーグループには、セカンダリボリュームがあるストレージシステムに次のどちらかのボリュームがあるため、GADペアを作成できません。

  • ペア状態がCOPYのプライマリボリューム

  • I/OモードがLocalのボリューム

FB44

指定したボリュームが登録されているコンシステンシーグループには、プライマリボリュームがあるストレージシステムに次のどちらかのボリュームがあるため、GADペアを作成できません。

  • ペア状態がCOPYのセカンダリボリューム

  • I/OモードがBlockのボリューム

FB45

指定したボリュームが登録されているコンシステンシーグループで障害サスペンドが発生したため、GADペアを作成できません。

FB46

コンシステンシーグループIDに指定した値が範囲外のため、GADペアを作成できません。

FB47

1つのコンシステンシーグループまたはミラーに登録できるペア数の上限に達しているため、GADペアを作成できません。

FB48

コンシステンシーグループに登録済みのGADペアが使用しているQuorumディスクIDとは別のQuorumディスクIDを指定したため、GADペアを作成できません。

FB49

コンシステンシーグループに登録済みのGADペアが使用しているミラーIDとは別のミラーIDを指定したため、GADペアを作成できません。

FB50

指定したボリュームが登録されているコンシステンシーグループでは、コンシステンシーグループ単位の操作を実行しているため、ペアを再同期またはスワップリシンクできません。

FB51

指定したボリュームが登録されているコンシステンシーグループでは、相手ストレージシステムからの操作または障害サスペンド処理が進行しているため、GADペアを再同期またはスワップリシンクできません。

FB54

指定したコンシステンシーグループで障害サスペンドが発生したため、GADペアを再同期またはスワップリシンクできません。

FB60

指定したボリュームが登録されているコンシステンシーグループでは、コンシステンシーグループ単位の中断処理が進行しているため、GADペアを中断できません。

FB61

ペア中断要求を受け付けたストレージシステムには、コンシステンシーグループ内に次のどちらかのボリュームがあるため、GADペアを中断できません。

  • ペア状態がCOPYのセカンダリボリューム

  • I/OモードがBlockのボリューム

FB62

ペア中断要求を受け付けたストレージシステムの相手ストレージシステムには、コンシステンシーグループ内に次のどちらかのボリュームがあるため、GADペアを中断できません。

  • ペア状態がCOPYのプライマリボリューム

  • I/OモードがLocalのボリューム

FB63

指定したコンシステンシーグループで障害サスペンドが発生したため、GADペアを中断できません。

FB64

指定したボリュームが登録されているコンシステンシーグループでは、コンシステンシーグループ単位の再同期処理が進行しているため、GADペアを中断できません。

FB65

指定したコンシステンシーグループでは、ボリューム単位の操作を実行しているため、コンシステンシーグループ単位でGADペアを中断できません。

FB6E

コンシステンシーグループに登録されているGADペアは、ボリューム単位でスワップサスペンドできません。

FB70

指定したボリュームが登録されているコンシステンシーグループでは、コンシステンシーグループ単位の操作を実行しているため、GADペアを削除できません。

FB71

指定したボリュームが登録されているコンシステンシーグループで障害サスペンドが発生したため、GADペアを削除できません。

FB80

次のどちらかの理由で、paircreateコマンドまたはpairresyncコマンドは拒否されました。

  • -fgオプションを指定している。

  • 指定したQuorumディスクIDが範囲外である。

-fgオプションを指定している場合は、正サイトのストレージシステムのマイクロコードバージョンがGADのコンシステンシーグループをサポートしていることを確認してください。どちらにも当てはまらない場合は、お問い合わせください。

FB92

次のどちらかの理由で差分ビットマップエリアを確保できないため、GADペアを作成または再同期できません。

  • 副サイトのストレージシステムで、シェアドメモリの空き領域が不足している。

  • セカンダリボリュームとして指定したボリュームの、Dynamic Provisioningのプールの空き容量が不足している。

FBB0

ストレージシステムがペア削除要求を受け付けましたが、指定したボリュームの相手ボリュームがShadowImageVolume Migration、またはnondisruptive migrationとボリュームを共有しているため、GADペアを削除できません。

FBB1

ストレージシステムがペア削除要求を受け付けましたが、指定したボリュームの相手ボリュームがThin Imageとボリュームを共有しているため、GADペアを削除できません。

FBE0

paircreateコマンドまたはpairresyncコマンドで、-f dataオプションまたは-f statusオプションを指定したため、GADペアへのコマンドは拒否されました。

FBE1

paircreateコマンドまたはpairresyncコマンドで、-SM blockオプションまたは-SM nblockオプションを指定したため、GADペアへのコマンドは拒否されました。

FBE8

pairsplitコマンドで-Pオプションを指定したため、GADペアへのコマンドは拒否されました。

FBE9

pairsplitコマンドで-rwオプションを指定したため、GADペアへのコマンドは拒否されました。

FBEA

pairsplitコマンドで-RBオプションを指定したため、GADペアへのコマンドは拒否されました。

FBEB

pairsplitコマンドで-SM blockオプションまたは-SM nblockオプションを指定したため、GADペアへのコマンドは拒否されました。

FC10

指定したボリュームがあるストレージシステムが次のどれかの状態のため、コマンドは拒否されました。

  • GADをサポートしていないバージョンのソフトウェアが含まれている。

  • GADのプログラムプロダクトがインストールされていない。

  • GAD用のシェアドメモリが増設されていない。

どれにもあてはまらない場合は、お問い合わせください。

FC12

同一の操作または別の操作が、すでに実行されています。

FC13

エラーを検出したため、ペア中断の処理が進行しています。

FC14

指定したボリュームが登録されているコンシステンシーグループIDと、コマンドで指定したコンシステンシーグループIDが異なるため、コマンドを実行できません。

FC20

次のどれかの理由で、GADペアを作成できません。

  • 正サイトのストレージシステムで、シェアドメモリの空き領域が不足しているため、差分ビットマップエリア確保できない。

  • プライマリボリュームとして指定したボリュームの、Dynamic Provisioningのプールの空き容量が不足しているため、差分ビットマップエリア確保できない。

  • 正サイトのストレージシステムで、シェアドメモリが実装されていない。

  • 正サイトのストレージシステムに、Resource Partition Managerのライセンスがインストールされていない。

  • 正サイトのストレージシステムの、GADのライセンス容量が不足している。

FC21

次のどれかの理由でGADペアを作成できません。

  • 副サイトのストレージシステムで、シェアドメモリの空き領域が不足しているため、差分ビットマップエリア確保できない。

  • セカンダリボリュームとして指定したボリュームの、Dynamic Provisioningのプールの空き容量が不足しているため、差分ビットマップエリア確保できない。

  • 副サイトのストレージシステムで、シェアドメモリが実装されていない。

  • 副サイトのストレージシステムに、Resource Partition Managerのライセンスがインストールされていない。

  • 副サイトのストレージシステムの、GADのライセンス容量が不足している。

FC22

次のどちらかの理由で、GADペアを作成できません。

  • 指定したボリュームのペア状態がSMPLではない。

  • 指定したボリュームが、単一ボリュームまたはGADペアのプライマリボリュームではない。

FC23

次のどちらかの理由で、GADペアを作成できません。

  • 指定したボリュームの相手ボリュームのペア状態がSMPLまたはCOPYではない。

  • 指定したボリュームの相手ボリュームが、単一ボリュームまたはGADペアのセカンダリボリュームではない。

FC24

次のどちらかの理由で、正サイト側でGADペアを作成できません。

  • 指定したボリュームの容量を拡張している。

  • 指定したボリュームのプールを初期化している。

  • 指定したボリュームに仮想LDEV IDが設定されていない。

FC25

次のどれかの理由で、副サイト側でGADペアを作成できません。

  • 指定したボリュームの相手ボリュームの容量を拡張している。

  • 指定したボリュームの相手ボリュームのプールを初期化している。

  • 指定したボリュームの相手ボリュームの仮想LDEV IDが、仮想ストレージマシン内で重複している。

  • 指定したボリュームの相手ボリュームから正サイト側の仮想LDEV IDを副サイト側の実LDEV IDと同じ値に指定したが、仮想エミュレーションタイプ(CVSとLUSEの設定を含む)または仮想SSIDが実情報と仮想情報とで異なっている。

  • 指定したボリュームの相手ボリュームの仮想LDEV IDが、すでに使用されている。

  • 指定したボリュームの相手ボリュームに定義されたLUNパス数が、ALUAで使用できるLUNパス数を超えている。

FC26

指定したボリュームがあるストレージシステムで、ストレージシステム間のリモートパスの確認に失敗したため、GADペアを作成できません。

FC27

指定したボリュームの相手ボリュームがあるストレージシステムで、ストレージシステム間のリモートパスの確認に失敗したため、GADペアを作成できません。

FC28

次のどれかの理由で、GADペアを作成できません。

  • 指定したボリュームで、1個のボリュームに対するミラー数が枯渇している。

  • 指定したボリュームは、すでに別のGADペアで使用されている。

  • 指定したボリュームのペア管理テーブルが枯渇している。

FC29

次のどれかの理由で、GADペアを作成できません。

  • 指定したボリュームの相手ボリュームで、1個のボリュームに対するミラー数が枯渇している。

  • 指定したボリュームの相手ボリュームは、すでに別のGADペアで使用されている。

  • 指定したボリュームの相手ボリュームのペア管理テーブルが枯渇している。

FC2A

ストレージシステムが内部処理中または他の操作による構成変更中のため、操作できません。しばらく時間をおいてから再度操作してください。

FC2B

ストレージシステムがALUAモードを有効化中または無効化中のため、操作できません。しばらく時間をおいてから再度操作してください。

FC30

次のどれかの理由で、GADペアを再同期またはスワップリシンクできません。

  • ペアの再同期で指定したボリュームのペア状態が、PSUSまたはPSUEではない。

  • ペアの再同期で指定したボリュームが、GADペアのプライマリボリュームではない。

  • ペアの再同期で指定したボリュームのI/Oモードが、Blockである。

  • スワップリシンクで指定したボリュームの相手ボリュームのペア状態が、PSUSまたはPSUEではない。

  • スワップリシンクで指定したボリュームの相手ボリュームのI/Oモードが、Blockではない。

FC31

次のどれかの理由で、GADペアを再同期またはスワップリシンクできません。

  • スワップリシンクで指定したボリュームのペア状態が、SSWSではない。

  • スワップリシンクで指定したボリュームが、GADペアのセカンダリボリュームではない。

  • スワップリシンクで指定したボリュームのI/Oモードが、Blockである。

  • ペアの再同期で指定したボリュームの相手ボリュームのペア状態が、SSUSまたはPSUEではない。

  • ペアの再同期で指定したボリュームの相手ボリュームのI/Oモードが、Blockではない。

FC32

次のどれかの理由で、GADペアを再同期またはスワップリシンクできません。

  • コンシステンシーグループに登録されていないボリュームに対して、コンシステンシーグループIDを指定してコマンドを実行した。

  • コンシステンシーグループに登録されているボリュームに対して、コンシステンシーグループIDを指定しないでコマンドを実行した。

  • コンシステンシーグループに登録されているボリュームに対して、ボリューム単位のスワップリシンクを実行した。

FC38

ストレージシステムがペア中断要求を受け付けましたが、指定したボリュームが次のどれかであるため、GADペアを中断できません。

  • セカンダリボリュームにプライマリボリューム指定のペア中断を指示している。

  • プライマリボリュームにセカンダリボリューム指定のペア中断を指示している。

  • ペア状態がPAIRまたはCOPYではない。

FC39

ストレージシステムがペア中断要求を受け付けましたが、指定したボリュームの相手ボリュームが次のどれかであるため、GADペアを中断できません。

  • 相手ボリュームがプライマリボリュームであるが、プライマリボリューム指定のペア中断を指示している。

  • 相手ボリュームがセカンダリボリュームであるが、セカンダリボリューム指定のペア中断を指示している。

  • ペア状態がPAIRまたはCOPYではない。

FC3A

次のどちらかの理由で、GADペアを中断できません。

  • コンシステンシーグループに登録されていないボリュームに対して、コンシステンシーグループIDを指定してコマンドを実行した。

  • コンシステンシーグループに登録されているボリュームに対して、コンシステンシーグループIDを指定しないでコマンドを実行した。

FC40

ストレージシステムがペア削除要求を受け付けましたが、指定したボリュームが次のどれかであるため、GADペアを削除できません。

  • セカンダリボリュームにプライマリボリューム指定のペア削除を指示している。

  • プライマリボリュームにセカンダリボリューム指定のペア削除を指示している。

  • ペア状態がPSUS、SSUS、SSWS、またはPSUEではない。

  • I/OモードがLocalではない。

  • Universal Replicatorペアとボリュームを共有している。

FC41

ストレージシステムがペア削除要求を受け付けましたが、指定したボリュームの相手ボリュームが次のどれかであるため、GADペアを削除できません。

  • 相手ボリュームがプライマリボリュームであるが、プライマリボリューム指定のペア削除を指示している。

  • 相手ボリュームがセカンダリボリュームであるが、セカンダリボリューム指定のペア削除を指示している。

  • ペア状態がPSUS、SSUS、SSWS、またはPSUEのどれでもない。

  • I/OモードがBlockではない。

  • Universal Replicatorペアとボリュームを共有している。

FC44

指定したGADペアは、nondisruptive migrationの移行先ボリュームに対して仮想LDEV IDの強制削除を指示しているため、要求は拒否されました。

FC7E

ストレージシステムがペア作成、ペア再同期、またはスワップリシンク要求を受け付けましたが、Quorumディスクの状態が次のどれかであるため、要求は拒否されました。

  • 指定したQuorumディスクIDが範囲外である。

  • Quorumディスクが作成されていない。

  • 指定したリモートストレージシステムが、Quorumディスクを作成したときと異なる。

  • 正サイトと副サイトのストレージシステムで、同じQuorumディスクIDが別々の外部ボリュームに割り当てられている。

  • Quorumディスクが閉塞している。

  • 正サイトまたは副サイトのストレージシステムとQuorumディスク用外部ストレージシステム間の外部パスに、障害が発生している。

  • QuorumディスクまたはQuorumディスク用外部パスの障害、もしくは保守操作からの回復処理が進行している。

  • Quorumディスクを使用してGADペアを中断している。

表1‒35 RAID Manager操作時のエラーコードと内容(SSB1がB90A)

エラーコード(SSB2)

内容

B928

ボリュームの状態がSMPLであるためコマンドを拒否しました。

表1‒36 RAID Manager操作時のエラーコードと内容(SSB1がB912)

エラーコード(SSB2)

内容

B96D

ボリュームの状態がSMPLであるためコマンドを拒否しました。