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 ボリュームミラーリング クイックリファレンス 


1.7.37 GADペアのプライマリボリュームとセカンダリボリュームを入れ替える

障害リカバリの途中で、正サイトのボリュームがセカンダリボリュームに、副サイトのボリュームがプライマリボリュームに変わる場合があります。その場合、プライマリボリュームとセカンダリボリュームを入れ替えます。

  1. 交替パスソフトウェアを使用して、サーバから副サイトのストレージシステムにあるプライマリボリュームへのI/Oを停止します。

    交替パスを削除できない場合も、次の手順へ進みます。

  2. GADペアのプライマリボリュームとセカンダリボリュームが逆転していることを確認します。

    コマンド例:

    pairdisplay -g oraHA -fxce -IH0
    Group   PairVol(L/R) (Port#,TID, LU),Seq#,   LDEV#.P/S,  Status,
    Fence,   %,P-LDEV# M CTG JID AP EM       E-Seq# E-LDEV# R/W
    oraHA   dev1(L)     (CL1-A-0, 0,   0)411111  2222. S-VOL PAIR 
    NEVER ,  100  4444 -   -   0  -  -            -       - L/M
    oraHA   dev1(R)     (CL1-C-0, 0,   0)422222  4444. P-VOL PAIR 
    NEVER ,  100  2222 -   -   0  -  -            -       - L/M
  3. 正サイトのストレージシステムで、セカンダリボリュームのペア状態をSSWSに変更して、GADペアを中断します(スワップサスペンド)。

    コマンド例:pairsplit -g oraHA -d dev1 -RS -IH0

  4. 正サイトのストレージシステムで、プライマリボリュームとセカンダリボリュームを入れ替えて、GADペアを再同期します(スワップリシンク)。

    コマンド例:pairresync -g oraHA -d dev1 -swaps -IH0

  5. GADペアのプライマリボリュームとセカンダリボリュームのペア状態が、両方ともPAIR(Mirror(RL))に変わったことを確認します。

    コマンド例:

    pairdisplay -g oraHA -fxce -IH0
    Group   PairVol(L/R) (Port#,TID, LU),Seq#,   LDEV#.P/S,  Status,
    Fence,   %,P-LDEV# M CTG JID AP EM       E-Seq# E-LDEV# R/W
    oraHA   dev1(L)     (CL1-A-0, 0,   0)411111  2222. P-VOL PAIR 
    NEVER ,  100  4444 -   -   0  -  -            -       - L/M
    oraHA   dev1(R)     (CL1-C-0, 0,   0)422222  4444. S-VOL PAIR 
    NEVER ,  100  2222 -   -   0  -  -            -       - L/M
    pairdisplay -g oraHA -fxce -IH1
    Group   PairVol(L/R) (Port#,TID, LU),Seq#,   LDEV#.P/S,  Status,
    Fence,   %,P-LDEV# M CTG JID AP EM       E-Seq# E-LDEV# R/W
    oraHA   dev1(L)     (CL1-C-0, 0,   0)422222  4444. S-VOL PAIR 
    NEVER ,  100  2222 -   -   0  -  -            -       - L/M
    oraHA   dev1(R)     (CL1-A-0, 0,   0)411111  2222. P-VOL PAIR 
    NEVER ,  100  4444 -   -   0  -  -            -       - L/M
  6. 交替パスソフトウェアを使用して、サーバから副サイトのストレージシステムにあるセカンダリボリュームへのI/Oを再開します。