Hitachi

 ボリュームミラーリング クイックリファレンス 


1.4.14 正サイトと副サイトのストレージシステムを接続する

正サイトと副サイトのストレージシステム間に、双方向にリモート接続を追加します。なお、双方向のリモート接続で、同じパスグループIDを指定してください。

[図データ]

コマンド例

  1. 正サイトのストレージシステムのポート(CL3-A)から、副サイトのストレージシステムのポート(CL3-C)へ、パスグループIDが0のリモート接続を追加します。

    raidcom add rcu -cu_free 422222 M800 0 -mcu_port CL3-A -rcu_port 
    CL3-C -IH0
  2. 非同期コマンドの処理が正常終了したことを確認します。

    raidcom get command_status -IH0
    HANDLE   SSB1    SSB2    ERR_CNT        Serial#     Description
    00c3        -       -          0        411111      -
  3. 副サイトのストレージシステムのポート(CL4-C)から、正サイトのストレージシステムのポート(CL4-A)へ、パスグループIDが0のリモート接続を追加します。

    raidcom add rcu -cu_free 411111 M800 0 -mcu_port CL4-C -rcu_port 
    CL4-A -IH1
  4. 非同期コマンドの処理が正常終了したことを確認します。

    raidcom get command_status -IH1
    HANDLE   SSB1    SSB2    ERR_CNT        Serial#     Description
    00c3        -       -          0        422222      -

ストレージシステム間の交替パスは、raidcom add rcu_pathを使用して追加します。なお、図では交替パスを省略しています。

確認コマンド例

  1. 正サイトのストレージシステムで、リモート接続の情報を表示します。

    raidcom get rcu -cu_free 422222 M800 0 -IH0
    Serial# ID  PID  MCU RCU  M/R T  PNO  MPORT  RPORT  STS_CD  SSIDs ...
    422222  M8    0    -   -  RCU F    0  CL3-A  CL3-C  NML_01  -
  2. 副サイトのストレージシステムで、リモート接続の情報を表示します。

    raidcom get rcu -cu_free 411111 M800 0 -IH1
    Serial# ID  PID  MCU RCU  M/R T  PNO  MPORT  RPORT  STS_CD  SSIDs ...
    411111  M8    0    -   -  RCU F    0  CL4-C  CL4-A  NML_01  -

ストレージシステムのシリアル番号、モデル、およびポート名が正しいこと、ならびにパスの状態が正常であることを確認します。