1.3.27 関連コンテンツ(global-active deviceの計画)
- 〈この項の構成〉
(1) ホストモードオプション一覧
ホストモードオプションを、ホストグループまたはiSCSIターゲットに設定します。設定できるオプションの一覧を次に示します。
No. |
ホストモードオプション |
どのような場合にオプションを選択する必要があるか |
---|---|---|
2 |
VERITAS Database Edition/ Advanced Cluster |
次の条件のどれかが満たされる場合
|
6 |
TPRLO |
次のすべての条件が満たされる場合
|
7 |
Automatic recognition function of LUN |
次のすべての条件が満たされる場合
|
12 |
No display for ghost LUN |
次のすべての条件が満たされる場合
|
13 |
SIM report at link failure※1 |
ポート間のリンク障害の検出数が一定のしきい値を超えたとき、SIM(Service Information Message)によってユーザに通知する場合 |
14 |
HP TruCluster with TrueCopy function |
次のすべての条件が満たされる場合
|
15 |
HACMP |
次のすべての条件が満たされる場合
|
22 |
Veritas Cluster Server |
Veritas Cluster Serverを使用する場合 |
25 |
Support SPC-3 behavior on Persistent Reservation |
次の条件のどれかが満たされる場合
|
33 |
Set/Report Device Identifier enable |
次のすべての条件が満たされる場合
|
39 |
Change the nexus specified in the SCSI Target Reset |
Target Resetを受領したときに次の範囲をホストグループごとに制御したい場合
|
40 |
V-Vol expansion |
次のすべての条件が満たされる場合
|
43 |
Queue Full Response |
HP-UXホストとの接続時、ストレージシステム側のコマンドキューが満杯となったときに、ホスト側にBusyではなくQueue Fullを応答させたい場合 |
51 |
Round Trip Set Up Option※3 |
ホストI/Oの応答時間を調節したい場合 例:TrueCopyペア(またはglobal-active deviceペア)の正サイトのストレージシステムと副サイトのストレージシステムとの距離が長く(100km程度)Point-to-pointトポロジが使用されている場合 |
54 |
(VAAI) Support Option for the EXTENDED COPY command※5 |
VMware ESX/ESXi 4.1以降のVAAI(vStorage API for Array Integration)機能を利用する場合 |
60 |
LUN0 Change Guard |
HP-UX 11.31を使用する場合。および、LUN0の追加または削除を抑止したい場合 |
63 |
(VAAI) Support Option for vStorage APIs based on T10 standards※5 |
VMware ESXi 5.0以降に接続し、T10対応のVAAI機能を利用する場合。 このオプションとホストモードオプション54を組み合わせて使用してください。 |
68 |
Support Page Reclamation for Linux※5 |
Linuxのホストに接続している環境からPage Reclamation機能を利用する場合。 |
71 |
Change the Unit Attention for Blocked Pool-VOLs |
プールボリューム閉塞時のUA(Unit Attention)の応答をNOT READYからMEDIUM ERRORに変更する場合 |
73 |
Support Option for WS2012※5 |
Windows Server 2012以降のホストと接続している環境で、Windows Server 2012以降が提供するThin Provisioning機能、およびOffload Data Transfer(ODX)を利用する場合 |
78 |
The non-preferred path option |
次のすべての条件が満たされる場合
|
80 |
Multi Text OFF |
MultiText機能をサポートしていないOSのホストとストレージシステムをiSCSIで接続する場合。 例:MultiText機能未サポートOSのRHEL5.0のホストとストレージシステムを接続する場合 |
81 |
NOP-In Suppress Mode |
iSCSIによって接続されている環境では、センスコマンド(Inquiry、Test unit ready、Mode senseなど)を実行してNOP-INを送信して、上位レイヤーのDelayed Ack機能の応答遅延を抑止します。しかし、NOP-INの送信が不要なホストとストレージシステムを接続する場合、このオプションを選択してください。 例:
|
82 |
Discovery CHAP Mode |
iSCSIによって接続されている環境で、ディスカバリログイン時にCHAP認証する場合。 例:VMwareのホストとストレージシステムをiSCSIで接続している環境で、ディスカバリログイン時にCHAP認証する場合 |
83 |
Report iSCSI Full Portal List Mode |
VMwareのホストとストレージシステムをiSCSIによって接続している環境で交替パスを構成し、[動的検出]タブに設定するディスカバリアドレス(IPアドレス)を1個にする場合。 例:VMware3.5のホストとストレージシステムとの接続で交替パスを構成した場合、かつディスカバリログインされたポート以外でこのオプションが有効になっているポートからターゲット情報の応答を待つ場合 |
91 |
Disable I/O wait for OpenStack Option |
OpenStackのI/Oデータパスとして利用されるホストグループ(ファイバチャネル接続時)またはiSCSIターゲット(iSCSI接続時)を手動設定で作成する場合 |
96 |
Change the nexus specified in the SCSI Logical Unit Reset |
LU Resetを受領したときに次の範囲をホストグループごとに制御したい場合
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97 |
Proprietary ANCHOR command support |
Hitachi NAS Platformに接続する場合 |
102 |
(GAD) Standard Inquiry Expansion for HCS※6 |
次のすべての条件が満たされる場合
|
105 |
Task Set Full response in the event of I/O overload |
次のすべての条件が満たされる場合
|
110 |
ODX support for WS2012※5 |
Windows Server 2012以降のホストに接続している環境から、Windows Server 2012以降が提供するOffload Data Transfer(ODX)機能を利用する場合 |
113 |
iSCSI CHAP Authentication Log※4 |
CHAP認証の認証結果を監査ログ(DKC)に出力したい場合 |
114 |
The automatic asynchronous reclamation on ESXi6.5 or later※5 |
VMware ESXi6.5以降に接続し、VMFS(Virtual Machine File System)上のファイル削除に伴い自動実行されるゼロデータページ破棄機能を使用する場合。 このオプションとホストモードオプション63を組み合わせて使用してください。 |
- 注※1
-
設定するように依頼があったときだけ設定してください。
- 注※2
-
「05 [Open VMS]」でホストモードオプション33を設定する場合は、必ずUUIDを設定してください。
- 注※3
-
TrueCopyペアまたはglobal-active deviceペアの副サイトのストレージシステムのポートにホストモードオプション51を設定してください。
- 注※4
-
このホストモードオプションの設定は、ポート単位で有効になります。設定対象のポートのiSCSIターゲット00に、このホストモードオプションを設定してください。
- 注※5
-
このホストモードオプションを設定後、ホスト側でInquiry コマンドを再発行するような操作(サーバリブートなど)を実施してください。
- 注※6
-
VSP E990は、常に、このホストモードオプションが有効時の動作をするため、このホストモードオプションは存在しません。
- メモ
-
Storage Advisor Embeddedでサーバを管理している場合、サーバのOSタイプに対応するホストモードおよびOSタイプのオプションに対応するホストモードオプションがホストグループに自動で設定されます。それぞれのOSタイプに対応するホストモードおよびデフォルトで設定されるホストモードオプションを、次の表に示します。 ホストモードオプションの設定を編集する場合、対象サーバのOSタイプのオプションを変更してください。詳細については、Hitachi Storage Advisor Embeddedガイドを参照してください。
サーバのOSタイプ |
ホストモード |
デフォルトで設定されるホストモードオプション( OSタイプのオプション) |
---|---|---|
Linux |
00 [Standard] |
2、22、25、68 |
HP-UX |
03 [HP] |
2、12、22、25、60 |
OpenVMS |
05 [OpenVMS] |
2、22、25 |
Tru64 |
07 [Tru64] |
2、22、25 |
Solaris |
09 [Solaris] |
2、22、25 |
NetWare |
0A [NetWare] |
2、22、25 |
AIX |
0F [AIX] |
2、15、22、25 |
VMware |
21 [VMware Extension] |
2、22、25、40、54、63、68、110 |
Windows |
2c [Windows Extension] |
2、22、25、40、110 |