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 ボリュームミラーリング クイックリファレンス 


1.2.3 GADと他の機能との併用可否

GAD以外の機能で使用するボリュームと、GADのプライマリボリュームおよびセカンダリボリュームを併用できるかどうかを次の表に示します。

なお、GAD以外の各機能を使用するためには、それぞれの機能に対応したライセンスが必要です。

機能/ボリューム

GADのプライマリボリュームとしての使用可否

GADのセカンダリボリュームとしての使用可否

Quorumディスクとしての使用可否

Dynamic Provisioning/Dynamic Tiering/active flash

仮想ボリューム

※1

※1

×

プールボリューム

×

×

×

容量削減機能が有効な仮想ボリューム

×

重複排除用システムデータボリューム

×

×

×

ShadowImage/Thin Image※2

プライマリボリューム

×

セカンダリボリューム

×

×

×

TrueCopy

プライマリボリューム

×

×

×

セカンダリボリューム

×

×

×

Universal Replicator

プライマリボリューム

※3

×

セカンダリボリューム

×

×

×

ジャーナルボリューム

×

×

×

Universal Volume Manager

外部ボリューム

※1

※1

Data Retention Utility

アクセス属性が設定されたボリューム

※4

×

Volume Migration

ソースボリューム

×

ターゲットボリューム

×

×

×

Virtual LUN

Virtual LUNボリューム

※5

LUN Manager

パス定義されているボリューム

×

パス定義されていないボリューム

×

×

コマンドデバイス

コマンドデバイス

×

×

×

リモートコマンドデバイス

×

×

×

Encryption License Key

暗号化されたパリティグループのボリューム

外部ストレージシステムで暗号化されているボリュームをQuorumディスクとして使用できる※6

nondisruptive migration

移動中のボリューム

×

×

(凡例)

○:使用できる

×:使用できない

注※1

プールボリュームに外部ボリュームを使用しているDynamic Provisioningの仮想ボリュームも、GADのプライマリボリュームおよびセカンダリボリュームとして使用できます。

注※2

Thin Imageのノードボリュームおよびリーフボリュームについては、「プライマリボリューム」ではなく「セカンダリボリューム」の内容を参照してください。

注※3

デルタリシンク用Universal Replicatorペアのプライマリボリュームとして使用します。

注※4

セカンダリボリュームにData Retention Utilityの副VOL拒否属性が設定されると、RAID ManagerからGADペアを操作する場合に制限が発生します。セカンダリボリュームの副VOL拒否属性を解除してからGADペアを操作してください。

注※5

1個の外部ボリュームグループを1個の外部ボリュームにマッピングしている構成の外部ボリュームだけを、Quorumディスクに設定できます。

注※6

外部ストレージシステムで暗号化されていないQuorumディスクを、正サイトおよび副サイトのVSP G150, G350, G370, G700, G900VSP F350, F370, F700, F900、またはVSP E990で暗号化することはできません。