2.6.13 ミラーを削除する
背景
ミラーを削除するとミラーに属するすべてのペアが削除され、マスタジャーナルからリストアジャーナルへのデータコピーが終了します。
正サイトのストレージシステム、副サイトのストレージシステムのどちらからでも、ミラーを削除できます。
- 注意
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デルタリシンクを用いる3DCマルチターゲット構成では、1つのジャーナルが2つのミラーを使用します。この場合、指定したミラーがデルタリシンク用のミラーかどうかによって、操作結果が異なります。
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Hold、HoldingまたはHold(Failure)状態のミラーを指定した場合(デルタリシンク用のミラーを指定した場合)、指定したミラーのUniversal Replicatorペアだけが削除されます。
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Hold、HoldingまたはHold(Failure)以外の状態のミラーを指定した場合(デルタリシンク用ではないミラーを指定した場合)、指定していないデルタリシンク用のミラーのUniversal Replicatorペアも削除されます。
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前提条件
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必要なロール:ストレージ管理者(リモートバックアップ管理)ロール
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3つのUniversal Replicatorサイトを用いた3DCカスケード構成で、中間サイトと副サイトの間のミラーを削除する場合、正サイトと中間サイトの間のミラーの状態がStoppedであること、または中間サイトと副サイトの間のミラーの状態がStoppedであること。
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RAID Managerの場合は、pairsplitコマンドで-Sオプションを使用して、グループで指定すること。
操作手順
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次のどれかの方法で[ミラー削除]画面を表示します。
Hitachi Command Suiteを使用する場合:
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[リソース]タブで[ストレージシステム]ツリーを展開します。ローカルストレージシステムを右クリックし、[リモートレプリケーション]を選択します。[ミラー]タブでテーブル行を1つ以上選択します。[他のタスク]‐[ミラー削除]をクリックします。
Storage Navigatorの[リモートレプリケーション]画面を使用する場合:
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[ストレージシステム]ツリーから[レプリケーション]‐[リモートレプリケーション]を選択します。[URペア]タブで、ペアのチェックボックスを1つ以上選択します。[他のタスク]‐[ミラー削除]をクリックします。
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[ストレージシステム]ツリーから[レプリケーション]‐[リモートレプリケーション]を選択します。[ミラー]タブで、ミラーのチェックボックスを1つ以上選択します。[他のタスク]‐[ミラー削除]をクリックします
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[ストレージシステム]ツリーから[レプリケーション]‐[リモートレプリケーション]を選択します。[URペア]タブで、ペアのチェックボックスを1つ以上選択します。[アクション]‐[リモートレプリケーション]‐[ミラー削除]を選択します。
Storage Navigatorの個別のジャーナル画面を使用する場合:
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[ストレージシステム]ツリーから[レプリケーション]‐[ジャーナル]を選択します。[ジャーナル]画面でジャーナルIDを選択します。[ミラー]タブで、ミラーのチェックボックスを1つ以上選択します。[アクション]‐[リモートレプリケーション]‐[ミラー削除]を選択します。
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[選択したミラー]テーブルで、削除対象のミラーを確認します。
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[削除モード]で、ミラーの削除方法を選択します。
- 注意
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[削除モード]に[強制]を選択した状態で削除の操作を実行していて、かつ5分間以上たっているのにジャーナル(ミラー)の状態がInitialになっていない場合は,再度強制削除の操作を実行するとそのミラーに属するすべてのペアを削除できます。なお、強制削除を実行してから5分間は同じジャーナル内にペアを作成しないでください。ペア作成に失敗するおそれがあります。
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[完了]をクリックします。
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[設定確認]画面で設定内容を確認し、[タスク名]にタスク名を入力します。
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[適用]をクリックして設定をストレージシステムに適用します。
設定した内容はタスクとしてキューイングされ、順に実行されます。
- ヒント
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ウィザードを閉じたあとに[タスク]画面を自動的に表示するには、ウィザードで[「適用」をクリックした後にタスク画面を表示]を選択して、[適用]をクリックします。
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[タスク]画面で、操作結果を確認します。
実行前であれば、[タスク]画面でタスクを一時中断したりキャンセルしたりできます。