2.6.10 Universal Replicatorペアを再同期する
背景
正サイトから副サイトへのデータのコピーを停止したペアについて、更新コピーを実施して、再度データを一致させます。
ペア再同期操作は、正サイトのストレージシステムから実行できます。
ペア再同期操作では、副サイトのストレージシステムおよびパスグループIDを変更できません。副サイトのストレージシステムおよびパスグループIDを変更したい場合は、ペアを削除して、再度ペアを作成する必要があります。
エラーによってサスペンドされたペアは、エラーの要因が取り除かれるまでは再同期されません。
前提条件
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必要なロール:ストレージ管理者(リモートバックアップ管理)ロール
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ペアの状態がPSUSまたはPSUE状態であること。
- メモ
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ペアの状態がHOLD、HOLDING、HLDEの場合は、デルタリシンクを用いる3DCマルチターゲット構成のデルタリシンク用のUniversal Replicatorペアです。デルタリシンクは、災害リカバリ時に、ミラー再同期の一部として実行されます。デルタリシンクを実行する場合は、[ミラー再同期]画面から操作してください。
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RAID Managerの場合は、pairresyncコマンドを使用すること。
操作手順
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次のどちらかの方法で、[リモートレプリケーション]画面を表示します。
Hitachi Command Suiteを使用する場合:
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[リソース]タブで[ストレージシステム]ツリーを展開します。ローカルストレージシステムを右クリックし、[リモートレプリケーション]を選択します。
Storage Navigatorを使用する場合:
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[ストレージシステム]ツリーから[レプリケーション]‐[リモートレプリケーション]を選択します。
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[URペア]タブで、再同期したいペアのチェックボックスを選択し、次のどちらかの方法で[ペア再同期]画面を開きます。
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[ペア再同期]をクリックします。
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[アクション]メニューから[リモートレプリケーション]‐[ペア再同期]を選択します。
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[選択したペア]テーブルに、再同期したいペアが表示されていることを確認します。
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コピー優先度を選択したいペアのチェックボックスを選択して[コピー優先度]で、再同期の優先順位(スケジューリング順位)を指定します。
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[エラーレベル]で、障害発生時のペア分割の範囲を指定します。
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[完了]をクリックします。
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[設定確認]画面で設定内容を確認し、[タスク名]にタスク名を入力します。
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[適用]をクリックして設定をストレージシステムに適用します。
設定した内容はタスクとしてキューイングされ、順に実行されます。
- ヒント
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ウィザードを閉じたあとに[タスク]画面を自動的に表示するには、ウィザードで[「適用」をクリックした後にタスク画面を表示]を選択して、[適用]をクリックします。
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[タスク]画面で、操作結果を確認します。
実行前であれば、[タスク]画面でタスクを一時中断したりキャンセルしたりできます。