2.6.7 ミラーを分割する
背景
ミラーを分割すると、そのミラーに属するすべてのペアが分割されて、マスタジャーナルからリストアジャーナルへのデータのコピーが停止します。
正サイトのストレージシステム、副サイトのストレージシステムのどちらからでもミラーを分割できます。
前提条件
-
必要なロール:ストレージ管理者(リモートバックアップ管理)ロール
-
ミラーの状態がActiveであること。
-
RAID Managerの場合は、pairsplitコマンドを使用すること。
操作手順
-
次のどれかの方法で[ミラー分割]画面を表示します。
Hitachi Command Suiteを使用する場合:
-
[リソース]タブで[ストレージシステム]ツリーを展開します。ローカルストレージシステムを右クリックし、[リモートレプリケーション]を選択します。[ミラー]タブでテーブル行を1つ以上選択します。[ミラー分割]をクリックします。
Storage Navigatorの[リモートレプリケーション]画面を使用する場合:
-
[ストレージシステム]ツリーから[レプリケーション]‐[リモートレプリケーション]を選択します。[ミラー]タブで、ミラーのチェックボックスを1つ以上選択します。[ミラー分割]をクリックします。
-
[ストレージシステム]ツリーから[レプリケーション]‐[リモートレプリケーション]を選択します。[URペア]タブで、ミラーのチェックボックスを1つ以上選択します。[他のタスク]‐[ミラー分割]をクリックします。
-
[ストレージシステム]ツリーから[レプリケーション]‐[リモートレプリケーション]を選択します。[URペア]タブで、ミラーのチェックボックスを1つ以上選択します。[アクション]‐[リモートレプリケーション]‐[ミラー分割]を選択します。
-
[ストレージシステム]ツリーから[レプリケーション]‐[リモートレプリケーション]を選択します。[ミラー]タブで、ミラーのチェックボックスを1つ以上選択します。[アクション]‐[リモートレプリケーション]‐[ミラー分割]を選択します。
Storage Navigatorの個別のジャーナル画面を使用する場合:
-
[ストレージシステム]ツリーから[レプリケーション]‐[ジャーナル]を選択します。[ジャーナル]画面でジャーナルIDを選択します。[ミラー]タブで、ミラーのチェックボックスを1つ以上選択します。[ミラー分割]をクリックします。
-
[ストレージシステム]ツリーから[レプリケーション]‐[ジャーナル]を選択します。[ジャーナル]画面でジャーナルIDを選択します。[ミラー]タブで、ミラーのチェックボックスを1つ以上選択します。[アクション]‐[リモートレプリケーション]‐[ミラー分割]を選択します。
-
-
[選択したミラー]テーブルで、分割対象のミラーを確認します。
ミラーの分割をやめる場合は、[キャンセル]をクリックして元の画面に戻ります。
-
[セカンダリボリューム書き込み]で、セカンダリボリューム書き込みを有効にするかどうかを選択します。
セカンダリボリューム書き込みを有効にすると、ペアが分割されている間、ホストはセカンダリボリュームにデータを書き込むことができます。設定内容は、選択したミラーがマスタジャーナルの場合にだけ有効です。
-
[分割モード]で未反映の更新データを分割前にセカンダリボリュームに反映するかどうかを選択します。
-
[完了]をクリックします。
-
[設定確認]画面で設定内容を確認し、[タスク名]にタスク名を入力します。
-
[適用]をクリックして設定をストレージシステムに適用します。
設定した内容はタスクとしてキューイングされ、順に実行されます。
- ヒント
-
ウィザードを閉じたあとに[タスク]画面を自動的に表示するには、ウィザードで[「適用」をクリックした後にタスク画面を表示]を選択して、[適用]をクリックします。
-
[タスク]画面で、操作結果を確認します。
実行前であれば、[タスク]画面でタスクを一時中断したりキャンセルしたりできます。
- ヒント
-
分割が完了するとミラーの状態はStoppedになります。