1.12.10 TrueCopyペアを削除してから正サイトに操作を戻す流れ
背景
ペアを削除してから正サイトに操作を戻す流れを次に示します。
操作手順
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正サイトでホストを起動して、すべてのTrueCopyコンポーネントが完全に動作できることを確認します。
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正サイトのストレージシステムにあるすべてのTrueCopyペアを削除します。
副サイトの旧セカンダリボリュームは、ペアが組まれていないボリュームであるため、Storage Navigatorの[ペア強制削除(TCペア)]画面を使用してください。
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正サイトのストレージシステムで副サイトのストレージシステムの設定を削除します。各正サイトのストレージシステムに接続して、すべての副サイトのストレージシステムが削除されていることを確認してください。
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正サイトのストレージシステムおよび副サイトでパスとポートの設定を変更します。
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同じスイッチを使用するには、動作モードを逆方向に設定します。
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同じチャネルエクステンダを使用する場合は、操作モードを逆方向に変更します。正サイトのストレージシステムに接続されたボックス/ノードはチャネルモードに、そして、副サイトのストレージシステムに接続されたボックス/ノードはデバイスモードに設定します。
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副サイトで、TrueCopy操作を逆方向に設定します。
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副サイトでTrueCopyペアを逆方向に確立し、元のプライマリボリュームをセカンダリボリュームに同期させます。[形成コピータイプ]には必ず[全てコピー]を指定(RAID Managerの場合-nocopyオプションを指定しないでpaircreateコマンドを実行)します。
- 注意
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TrueCopyペアの片方のボリュームの容量拡張が成功した後に障害が発生した場合、この操作におけるTrueCopyペアのスワップリシンクは、容量不一致により失敗します。もう片方のボリュームの容量を拡張して、両方のボリュームの容量を一致させてから、この操作を実施してください。
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副サイトのアプリケーションを停止し、副サイトで、プライマリボリューム(元のセカンダリボリューム)をオフラインに変えます。これは、TrueCopyペアの同期を保ちます。
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正サイトのストレージシステム(元の副サイトのストレージシステム)ですべてのTrueCopyペアを分割し、保留中のデータをキャッシュからデステージします。次へ進む前に、ペアが分割されていることを確認します。エラーが発生したら、先へ進む前に解決します。
- 注意
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TrueCopyペアの片方のボリュームの容量拡張が成功した後に障害が発生した場合、この操作におけるTrueCopyペアのスワップリシンクは、容量不一致により失敗します。もう片方のボリュームの容量を拡張して、両方のボリュームの容量を一致させてから、この操作を実施してください。
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正サイトのストレージシステム(元の副サイトのストレージシステム)のすべてのTrueCopyペアを削除します。これには[ペア強制削除(TCペア)]画面を使用する必要はありません。
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正サイトのストレージシステムおよび副サイトでパスとポートの設定を変更します。
同じスイッチを使用するには、動作モードを元の方向に戻します。
同じチャネルエクステンダを使用する場合は、操作モードを元の方向に戻します。正サイトのストレージシステムに接続されたボックス/ノードは、チャネルモードに、副サイトのストレージシステムに接続されたボックス/ノードは、デバイスモードに設定してください。
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正サイトのストレージシステムでは、ペア作成の準備として構成タスクを実行します。
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正サイトのストレージシステムですべてのTrueCopyペアを元の方向に設定します。すべてのプライマリボリュームとセカンダリボリュームは同期しているので、[形成コピータイプ]に[なし]を設定(RAID Managerの場合-nocopyオプションを指定してpaircreateコマンドを実行)できます。ボリュームが同期していないおそれが少しでもある場合は、[形成コピータイプ]は[全てコピー]にしてください。
- 注意
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TrueCopyペアの片方のボリュームの容量拡張が成功した後に障害が発生した場合、この操作におけるTrueCopyペアのスワップリシンクは、容量不一致により失敗します。もう片方のボリュームの容量を拡張して、両方のボリュームの容量を一致させてから、この操作を実施してください。
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正サイトのストレージシステムおよびプライマリボリュームをオンラインに変更し、正サイトでアプリケーションを開始します。