1.7.4 DP-VOLをTrueCopyペアのボリュームとして使用するときの作業の流れ
背景
プライマリボリューム=DP-VOL、セカンダリボリューム=DP-VOLでTrueCopyペアを構成するときに、セカンダリボリュームがShadowImage、Volume Migrationの移動プランでも使用されている場合は、次の流れでTrueCopyのペア作成を実行してください。
- メモ
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容量削減機能が有効な仮想ボリュームは、TrueCopyペアのプライマリボリュームおよびセカンダリボリュームとして使用できます。ただし、重複排除用システムデータボリュームは、TrueCopyペアのプライマリボリュームおよびセカンダリボリュームとして使用できません。
操作手順
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ShadowImage、Volume Migrationの移動プランの設定を解除します。
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TrueCopyペアを作成します。
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必要に応じてShadowImage、Volume Migrationの移動プランを再設定します。
Dynamic Provisioningの詳細については、システム構築ガイドを参照してください。
容量削減機能を使用する場合の注意事項を次に示します。
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容量削減機能によって圧縮または重複排除されたコピー元のボリュームのデータは、圧縮または重複排除を解消してから、コピー先のボリュームへコピーされます。また、容量削減機能は、コピーしたデータに対してすぐには実行されません。TrueCopyペアを作成したり再同期したりする前に、コピー先のボリュームの空き容量が、コピー元のボリュームに格納されている容量削減前の使用容量よりも多いことを確認してください。詳細は、システム構築ガイドを参照してください。
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容量削減機能を使用したボリュームを使用してTrueCopyペアを作成すると、圧縮または重複排除されたデータをコピーするため、コピーの性能やホストのI/O性能が低下する場合があります。
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容量削減機能を使用すると、管理情報がプールに格納されるため、プライマリボリュームとセカンダリボリュームで、ページの使用量やライセンス容量に差があることがあります。