1.3.4 リモートレプリカオプションを変更する
背景
[リモートレプリカオプション編集]画面で、次のオプション設定を変更できます。
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1回の形成コピー操作で、同時にコピーできるボリュームの数
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1回の形成コピー操作で同時にコピーできるボリューム数の設定(CU単位)の有効/無効
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パスの閉塞を監視する時間
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パスの閉塞によって報告されるSIMを監視する時間
前提条件
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必要なロール:ストレージ管理者(リモートバックアップ管理)ロール
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RAID Managerの場合は、raidcom modify remote_replica_optコマンドを使用すること。
操作手順
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次のどちらかの方法で、[レプリケーション]画面を表示します。
Hitachi Command Suiteを使用する場合:
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[リソース]タブで[ストレージシステム]ツリーを展開します。ローカルストレージシステムを右クリックし、[レプリケーションダッシュボード]を選択します。
Storage Navigatorを使用する場合:
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[ストレージシステム]ツリーの[レプリケーション]を選択します。
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次のどちらかの方法で、[リモートレプリカオプション編集]画面を表示します。
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[オプション編集]‐[リモートレプリケーション]を選択します。
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[アクション]メニューから[リモートレプリケーション]‐[リモートレプリカオプション編集]を選択します。
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[コピータイプ]で、[TC]を選択します。
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[最大形成コピー数]で、1回の形成コピー操作で同時にコピーできるボリューム数を入力します。
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TrueCopyの形成コピーの動作数は、I/O動作の量、および同時に登録するペア数によっては、ローカルストレージシステムの性能に影響を及ぼすことがあります。
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この値が大き過ぎると、リモートストレージシステムに保留中の処理が増え、更新I/Oに対するリモートI/Oの応答時間に影響を及ぼすことがあります。例えば、[最大形成コピー数]を64ボリュームに設定し、同時に65個のTrueCopyペアを登録すると、ローカルストレージシステムは最初64ペアの作成を開始し、そのうちの1つが同期するまで、65番目のペアを開始しません。
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[パス閉塞監視]で、パスの閉塞を監視する時間を入力します。
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[パス閉塞SIM監視]、パスの閉塞によって報告されるSIMを監視する時間を入力します。
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CU単位で最大形成コピー数を設定するときには、[最大形成コピー数]を[有効]にします。
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オプションを変更したいCUのチェックボックスを選択し、[CUオプション変更]をクリックします。
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[CUオプション変更]画面の[最大形成コピー数]で、CU単位の1回の形成コピー操作で同時にコピーできるボリューム数を入力します。
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[OK]をクリックします。
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[リモートレプリカオプション編集]画面で[完了]をクリックします。
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[設定確認]画面で設定内容を確認し、[タスク名]にタスク名を入力します。
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[適用]をクリックして設定をストレージシステムに適用します。
設定した内容はタスクとしてキューイングされ、順に実行されます
- ヒント
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ウィザードを閉じたあとに[タスク]画面を自動的に表示するには、ウィザードで[「適用」をクリックした後にタスク画面を表示]を選択して、[適用]をクリックします。
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[タスク]画面で、操作結果を確認します。
実行前であれば、[タスク]画面でタスクを一時中断したりキャンセルしたりできます。