1.1.2 TrueCopyの構成要素
TrueCopyシステムは、次の要素で構成されます。
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ストレージシステム
正サイト、または正サイトに接続された副サイトに必要です。副サイトのストレージシステムはファイバチャネルインタフェースまたはiSCSIインタフェースでリモート接続を経由して正サイトのストレージシステムに接続します。
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副サイトのストレージシステムに接続するホスト
災害リカバリ時に使用するため、副サイトのストレージシステムにもホストを接続することを推奨します。副サイトのストレージシステムにホストを接続できない場合は、正サイトのホストと副サイトのストレージシステムを通信させます。
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プライマリボリュームおよびセカンダリボリューム
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正サイトと副サイトのストレージシステム間のデータを転送するための、ファイバチャネルインタフェースまたはiSCSIインタフェースのリモート接続
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ファイバチャネルインタフェースまたはiSCSIインタフェース用ポート
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TrueCopy構成およびペア動作実行のために使用する管理クライアント
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RAID Manager
運用に必要な操作と災害リカバリに使用できます。
次に基本的なTrueCopyの構成要素を示します。
- 注意
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ホストフェイルオーバソフトウェアは、正サイトと副サイトのホスト間で情報を転送するために使用します。これは、災害リカバリ処理の重要なコンポーネントです。
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TrueCopyを災害リカバリに使用する場合は、リカバリ処理を確実にするためにホストフェイルオーバ機能が必要です。
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TrueCopyをデータの移動手段として使用する場合は、ホストフェイルオーバの利用を推奨しますが、必須ではありません。
TrueCopyは、ホストフェイルオーバ機能を提供しません。プラットフォームに適用するフェイルオーバソフトウェアをご使用ください。
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