Hitachi

 リモートレプリケーション クイックリファレンス 


2.8.14 ジャーナルを削除する

背景

ジャーナルは、正サイトのストレージシステムまたは副サイトのストレージシステムで削除できます。

前提条件

操作手順

  1. 次のどちらかの方法で、[ジャーナル]画面を表示します。

    Hitachi Command Suiteを使用する場合:

    • [リソース]タブで[ストレージシステム]ツリーを展開します。ローカルストレージシステムを右クリックし、[ジャーナル]を選択します。

    Storage Navigatorを使用する場合:

    • [ストレージシステム]ツリーから[レプリケーション]‐[ジャーナル]を選択します。

  2. 削除したいジャーナルのチェックボックスを選択します。

  3. 次のどちらかの方法で[ジャーナル削除]画面を表示します。

    • [ジャーナル削除]をクリックします。

    • [アクション]メニューから[ジャーナル]‐[ジャーナル削除]を選択します。

  4. [選択したジャーナル]テーブルで、削除対象のジャーナルを確認します。

    ジャーナルの削除をやめる場合は、[キャンセル]をクリックして[ジャーナル]タブ画面に戻ります。ジャーナルのラジオボタンを選択して[詳細]をクリックすると、[ジャーナルプロパティ]画面が表示され、そのジャーナルの詳細を確認できます。

  5. [ジャーナル削除]画面で設定内容を確認し、[タスク名]にタスク名を入力します。

  6. [適用]をクリックして設定をストレージシステムに適用します。

    設定した内容はタスクとしてキューイングされ、順に実行されます。

    ヒント

    ウィザードを閉じたあとに[タスク]画面を自動的に表示するには、ウィザードで[「適用」をクリックした後にタスク画面を表示]を選択して、[適用]をクリックします。

  7. [タスク]画面で、操作結果を確認します。

    実行前であれば、[タスク]画面でタスクを一時中断したりキャンセルしたりできます。

  8. [OK]をクリックします。

〈この項の構成〉

(1) [ジャーナル削除]画面

[図データ]

[選択したジャーナル]テーブル

Universal Replicatorのジャーナルを削除します。

  • テーブル

    項目

    説明

    ジャーナルID

    ジャーナルのIDが表示されます。

    ジャーナルVOL数

    ジャーナルに登録されているジャーナルボリュームの数が表示されます。

    ジャーナル容量

    登録されているジャーナルボリュームの容量が表示されます。ジャーナルボリュームが2個登録されている場合は、2個のジャーナルボリュームの総容量からリザーブジャーナルボリュームの容量を差し引いた容量が表示されます。

  • ボタン

    項目

    説明

    詳細

    [ジャーナルプロパティ]画面が表示されます。

(2) [ジャーナルプロパティ]画面

ジャーナルのプロパティが表示されます。

[図データ]

[ジャーナルプロパティ]テーブル

項目

説明

ジャーナルID

ジャーナルのIDが表示されます。

MPユニットID

MPユニットIDが表示されます。

暗号化

ジャーナルの暗号化状態が表示されます。

  • [有効]:暗号化ボリュームで作成されたジャーナルです。

  • [無効]:非暗号化ボリュームで作成されたジャーナルです。

  • [混在]:ジャーナルボリュームが属するプールに次のどれか2つ以上が含まれている場合に表示されます。

    • 暗号化が有効なボリューム

    • 暗号化が無効なボリューム

    • 外部ボリューム

    注意:混在している状態のジャーナルではデータの暗号化が保証されません。データの暗号化を管理したい場合は、[暗号化]が[有効]または[無効]のジャーナルを使用してください。

  • [-]:ジャーナルボリュームが属するプールが外部ボリュームまたは閉塞しています。

ジャーナルボリューム流入制御

ホストI/Oへの応答を遅らせて、ジャーナルボリュームへ更新I/Oの流入を制限するかどうかが表示されます。

  • [有効]:流入を制限します。

  • [無効]:流入を制限しません。

データあふれ監視時間

メタデータとジャーナルデータの満杯監視時間が表示されます。単位は秒です。[ジャーナルボリューム流入制御]が[無効]の場合、[-]が表示されます。

キャッシュモード

リストアジャーナル内のジャーナルデータをキャッシュに格納するかどうかが表示されます。

  • [有効]:ジャーナルデータはキャッシュに格納されます。キャッシュの空き容量が少なくなると、ジャーナルデータはジャーナルボリュームにも格納されます。

  • [無効]:ジャーナルデータはキャッシュに格納されず、ジャーナルボリュームに格納されます。

この設定は、マスタジャーナルでは無効になります。ただし、RAID Managerのhorctakeoverコマンドを使ってマスタジャーナルをリストアジャーナルに変えると、この設定は有効になります。

ジャーナルボリューム数

ジャーナルに登録されているジャーナルボリュームの数と最大数が表示されます。

ジャーナル容量

登録されているジャーナルボリュームの容量が表示されます。ジャーナルボリュームが2個登録されている場合は、2個のジャーナルボリュームの総容量からリザーブジャーナルボリュームの容量を差し引いた容量が表示されます。

[ジャーナルボリューム]テーブル

項目

説明

LDEV ID

LDKC番号、CU番号、およびLDEV番号の組み合わせが表示されます。

LDEV名

LDEV名が表示されます。

プール名(ID)

プール名とプールIDが表示されます。

RAIDレベル

RAIDレベルが表示されます。

容量

容量が表示されます。

CLPR

CLPRが表示されます。CLPR ID:CLPR名の形式で表示されます。

暗号化

暗号化の情報が表示されます。

  • [有効]:LDEVの属するパリティグループの暗号化設定が有効です。または、暗号化設定が有効なプールボリュームのプールに関連付けられた仮想ボリュームです。

  • [無効]:LDEVの属するパリティグループの暗号化設定が無効です。または、暗号化設定が無効なプールボリュームのプールに関連付けられた仮想ボリュームです。

  • [混在]:LDEVの属するプールに次のどれか2つ以上が含まれている場合に表示されます。

    • 暗号化が有効なボリューム

    • 暗号化が無効なボリューム

    • 外部ボリューム

    注意:混在している状態のLDEVではデータの暗号化が保証されません。データの暗号化を管理したい場合は、[暗号化]が[有効]または[無効]のLDEVを使用してください。

  • [-]:外部ボリュームです。

    Dynamic Provisioningの仮想ボリュームの場合は、LDEVが属するプールが外部ボリュームまたは閉塞しています。

リソースグループ名(ID)

LDEVのリソースグループの名称とIDが表示されます。IDは括弧内に表示されます。

タイプ

ジャーナルボリュームのタイプが表示されます。

  • [ジャーナル]:ジャーナルボリューム

  • [リザーブジャーナル]:リザーブジャーナルボリューム