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 リモートレプリケーション クイックリファレンス 


2.7.8 エクスポートツールで保存できるデータとファイル

エクスポートツールでは、[性能モニタ]画面のモニタリングデータと、リモートコピー関連のモニタリングデータをファイルに保存できます。データは、通常はZIP形式のファイルに圧縮されます。または、ZIPファイルに圧縮しないで、データを直接CSVファイルに保存することもできます。

性能モニタの各画面とエクスポートツールで保存できるデータの対応を次の表に示します。保存されるZIPファイルとCSVファイルについては、「参照先」欄に示した表を参照してください。今後のエンハンスによって、モニタ項目が追加されたり項目が変更されたりします。この場合、出力されるファイルが追加されたり、新たなモニタ項目が出力ファイル内の右端に追加されたりすることがあります。

保存されるデータの値は、すべてモニタ間隔当たりの平均値です。 モニタ間隔は、1~15分([モニタスイッチ編集]画面で設定できます)となります。

画面の操作

データの種類

参照先

[性能モニタ]画面の[モニタ項目]にある[項目]で、[パリティグループ]を選択する

パリティグループ(または外部ボリュームグループ)

(4) リソース利用状況および書き込み待ち率関連のファイル

(5) パリティグループ(または外部ボリュームグループ)関連のファイル

[性能モニタ]画面の[モニタ項目]にある[項目]で、[論理デバイス(基本)]を選択する

パリティグループ(または外部ボリュームグループ内)のボリューム

(4) リソース利用状況および書き込み待ち率関連のファイル

(6) パリティグループ(または外部ボリュームグループ内)のボリューム関連のファイル(13) パリティグループ(または外部ボリュームグループ内)のボリューム、または仮想ボリューム関連のファイル(特定CUに属するボリュームごと)

[性能モニタ]画面の[モニタ項目]にある[項目]で、[論理デバイス(TC/GAD)]を選択する

TrueCopyおよびglobal-active deviceによるリモートコピー(特定CUに属するボリュームごと)

(12) TrueCopyおよびglobal-active deviceによるリモートコピー関連のファイル(特定CUに属するボリュームごと)

[性能モニタ]画面の[モニタ項目]にある[項目]で、[論理デバイス(UR)]を選択する

Universal Replicatorによるリモートコピー(特定CUに属するボリュームごと)

(4) Universal Replicatorによるリモートコピー関連のファイル(特定CUに属するボリュームごと)

[性能モニタ]画面の[モニタ項目]にある[項目]で、[キャッシュ]を選択する

キャッシュメモリの利用率、書き込み待ち率

(4) リソース利用状況および書き込み待ち率関連のファイル

[性能モニタ]画面の[モニタ項目]にある[項目]で、[キャッシュ]を選択する

書き込み待ち率、およびキャッシュ利用率

(4) リソース利用状況および書き込み待ち率関連のファイル

[性能モニタ]画面の[モニタ項目]にある[項目]で、[コントローラ]を選択する

MPの稼働率

(4) リソース利用状況および書き込み待ち率関連のファイル

[性能モニタ]画面の[モニタ項目]にある[項目]で、[ファイバポート]を選択する

ポート

(7) ポート関連のファイル

[性能モニタ]画面の[モニタ項目]にある[項目]で、[iSCSIポート]を選択する

ポート

(7) ポート関連のファイル

[性能モニタ]画面の[モニタ項目]にある[項目]で、[LUN(基本)]を選択する

LU

(8) LU関連のファイル

[性能モニタ]画面の[モニタ項目]にある[項目]で、[LUN(TC/GAD)]を選択する

TrueCopyおよびglobal-active deviceによるリモートコピー(ボリューム(LU)ごと)

(11) TrueCopyおよびglobal-active deviceによるリモートコピー関連のファイル(ボリューム(LU)ごと)

[性能モニタ]画面の[モニタ項目]にある[項目]で、[LUN(UR)]を選択する

Universal Replicatorによるリモートコピー(ボリューム(LU)ごと)

(3) Universal Replicatorによるリモートコピー関連のファイル(ボリューム(LU)ごと)

[性能モニタ]画面の[モニタ項目]にある[項目]で、[WWN]を選択する

接続しているすべてのポートのホストバスアダプタ

(9) SPMグループに所属するホストバスアダプタ関連のファイル

[性能モニタ]画面の[モニタ項目]にある[項目]で、[ジャーナル]を選択する

Universal Replicatorによるリモートコピー(ジャーナルごと)

(2) Universal Replicatorによるリモートコピー関連のファイル(ジャーナルごと)

[性能モニタ]画面の[モニタ項目]にある[項目]で、[ストレージシステム全体(TC/GAD)]を選択する

TrueCopyおよびglobal-active deviceによるリモートコピー(ボリューム全体)

(10) TrueCopyおよびglobal-active deviceによるリモートコピー関連のファイル(ボリューム全体)

[性能モニタ]画面の[モニタ項目]にある[項目]で、[ストレージシステム全体(UR)]を選択する

Universal Replicatorによるリモートコピー(ボリューム全体)

(1) Universal Replicatorによるリモートコピー関連のファイル(ボリューム全体)

〈この項の構成〉

(1) Universal Replicatorによるリモートコピー関連のファイル(ボリューム全体)

ZIPファイル

CSVファイル

ファイルに格納されるデータ

UniversalReplicator_dat.ZIP

UniversalReplicator.csv

ボリューム全体の、次に示すデータが格納される。

  • 1秒当たりのWrite I/O数

  • Write転送量(単位はKB/秒)

  • 形成コピーのヒット率(単位は%)

  • 形成コピー時の平均転送速度(単位はKB/秒)

  • 正ストレージシステムでの、1秒当たりの非同期RIO数※1

  • 正ストレージシステムのジャーナル総数※1

  • 正ストレージシステムのジャーナル平均転送速度(単位はKB/秒)※1

  • 正ストレージシステムのRIO平均レスポンスタイム(単位はミリ秒※2※1

  • 副ストレージシステムでの、1秒当たりの非同期RIO数※1

  • 副ストレージシステムのジャーナル総数※1

  • 副ストレージシステムのジャーナル平均転送速度(単位はKB/秒)※1

  • 副ストレージシステムのRIO平均レスポンスタイム(単位はミリ秒※2※1

注※1

形成コピーの実行時のモニタリングデータも含まれます。

注※2

1ミリ秒は、1/1000秒です。

(2) Universal Replicatorによるリモートコピー関連のファイル(ジャーナルごと)

ZIPファイル

CSVファイル

ファイルに格納されるデータ

URJNL_dat.ZIP

URJNL_Write_Record.csv

ジャーナルごとに測定した、ホストからプライマリボリュームへの1秒あたりのWrite I/O数

URJNL_Write_Transfer.csv

ジャーナルごとに測定した、正サイトのストレージシステムから転送されたデータの平均転送速度(単位はKB/秒)

URJNL_Initial_Copy_Hit.csv

ジャーナルごとに測定した、形成コピー実行時のプライマリボリュームのキャッシュヒット率(単位は%)

URJNL_Initial_Copy_Transfer.csv

ジャーナルごとに測定した、形成コピーの実行時に正サイトのストレージシステムから転送されたデータの平均転送速度(単位はKB/秒)

URJNL_M-JNL_Asynchronous_RIO.csv

ジャーナルごとに測定した、正サイトのストレージシステムでの、1秒あたりの副サイトのストレージシステムからの非同期RIO数※1

URJNL_M-JNL_Asynchronous_Journal.csv

ジャーナルごとに測定した、正サイトのストレージシステムから転送されたジャーナルデータの総数※1

URJNL_M-JNL_Asynchronous_Copy_Transfer.csv

ジャーナルごとに測定した、正サイトのストレージシステムのURに使用されるポートから転送されたジャーナルデータの平均転送速度(単位はKB/秒)※1

URJNL_M-JNL_Asynchronous_Copy_Response.csv

ジャーナルごとに測定した、正サイトのストレージシステムが非同期RIOを受信してから副サイトのストレージシステムに応答するまでの平均時間(RIO平均レスポンスタイム)(単位はミリ秒※2※1

URJNL_R-JNL_Asynchronous_RIO.csv

ジャーナルごとに測定した、副サイトのストレージシステムからの非同期RIOの総数※1

URJNL_dat.ZIP

URJNL_R-JNL_Asynchronous_Journal.csv

ジャーナルごとに測定した、副サイトのストレージシステムで受信されたジャーナルデータの総数※1

URJNL_R-JNL_Asynchronous_Copy_Transfer.csv

ジャーナルごとに測定した、副サイトのストレージシステムで受信されたジャーナルデータの平均転送速度(単位はKB/秒)※1

URJNL_R-JNL_Asynchronous_Copy_Response.csv

ジャーナルごとに測定した、副サイトのストレージシステムが非同期RIOを送信してから正サイトのストレージシステムの応答を受信するまでの平均時間(RIO平均レスポンスタイム)(単位はミリ秒※2※1

URJNL_M-JNL_Data_Used_Rate.csv

ジャーナルごとに測定した、正サイトのストレージシステムのジャーナルデータを格納する領域でのデータの使用率(単位は%)

URJNL_M-JNL_Meta_Data_Used_Rate.csv

ジャーナルごとに測定した、正サイトのストレージシステムのジャーナルデータを格納する領域でのメタデータの使用率(単位は%)

URJNL_R-JNL_Data_Used_Rate.csv

ジャーナルごとに測定した、副サイトのストレージシステムのジャーナルデータを格納する領域でのデータの使用率(単位は%)

URJNL_R-JNL_Meta_Data_Used_Rate.csv

ジャーナルごとに測定した、副サイトのストレージシステムのジャーナルデータを格納する領域でのメタデータの使用率(単位は%)

注※1

形成コピーの実行時のモニタニングデータも含まれます。

注※2

1ミリ秒は、1/1000秒です。

(3) Universal Replicatorによるリモートコピー関連のファイル(ボリューム(LU)ごと)

ZIPファイル

CSVファイル

ファイルに格納されるデータ

URLU_dat.ZIP

URLU_Read_Record.csv

ボリューム(LU)ごとに測定した、ホストからプライマリボリュームへの1秒あたりのRead I/O数

URLU_Read_Hit.csv

ボリューム(LU)ごとに測定した、ホストからプライマリボリュームを読み取りしたときのキャッシュヒット率

URLU_Write_Record.csv

ボリューム(LU)ごとに測定した、ホストからプライマリボリュームへの1秒あたりのWrite I/O数

URLU_Write_Hit.csv

ボリューム(LU)ごとに測定した、ホストからプライマリボリュームに書き込みしたときのキャッシュヒット率

URLU_Read_Transfer.csv

ボリューム(LU)ごとに測定した、ホストがプライマリボリュームを読み取りしたときに転送されたデータの平均転送速度(単位はKB/秒)

URLU_Write_Transfer.csv

ボリューム(LU)ごとに測定した、ホストがプライマリボリュームに書き込みしたときに転送されたデータの平均転送速度(単位はKB/秒)

URLU_Initial_Copy_Hit.csv

ボリューム(LU)ごとに測定した、形成コピー実行時のプライマリボリュームのキャッシュヒット率(単位は%)

URLU_Initial_Copy_Transfer.csv

ボリューム(LU)ごとに測定した、形成コピーの実行時に正サイトのストレージシステムから転送されたデータの平均転送速度(単位はKB/秒)

(4) Universal Replicatorによるリモートコピー関連のファイル(特定CUに属するボリュームごと)

ZIPファイル

CSVファイル

ファイルに格納されるデータ

URLDEV_dat/URLDEV_Read_Record.ZIP

URLDEV_Read_Record_xx.csv

CU番号:xxのボリュームについて測定した、ホストからプライマリボリュームへの1秒あたりのRead I/O数

URLDEV_dat/URLDEV_Read_Hit.ZIP

URLDEV_Read_Hit_xx.csv

CU番号:xxのボリュームについて測定した、ホストからプライマリボリュームを読み取りしたときのキャッシュヒット率

URLDEV_dat/URLDEV_Write_Record.ZIP

URLDEV_Write_Record_xx.csv

CU番号:xxのボリュームについて測定した、ホストからプライマリボリュームへの1秒あたりのWrite I/O数

URLDEV_dat/URLDEV_Write_Hit.ZIP

URLDEV_Write_Hit_xx.csv

CU番号:xxのボリュームについて測定した、ホストからプライマリボリュームに書き込みしたときのキャッシュヒット率

URLDEV_dat/URLDEV_Read_Transfer.ZIP

URLDEV_Read_Transfer_xx.csv

CU番号:xxのボリュームについて測定した、ホストがプライマリボリュームを読み取りしたときに転送されたデータの平均転送速度(単位はKB/秒)

URLDEV_dat/URLDEV_Write_Transfer.ZIP

URLDEV_Write_Transfer_xx.csv

CU番号:xxのボリュームについて測定した、ホストがプライマリボリュームに書き込みしたときに転送されたデータの平均転送速度(単位はKB/秒)

URLDEV_dat/URLDEV_Initial_Copy_Hit.ZIP

URLDEV_Initial_Copy_Hit_xx.csv

CU番号:xxのボリュームについて測定した、形成コピー実行時のプライマリボリュームのキャッシュヒット率(単位は%)

URLDEV_dat/URLDEV_Initial_Copy_Transfer.ZIP

URLDEV_Initial_Copy_Transfer_xx.csv

CU番号:xxのボリュームについて測定した、形成コピーの実行時に正サイトのストレージシステムから転送されたデータの平均転送速度(単位はKB/秒)

CSVファイル名の中の「xx」は、CU番号です。例えば、URLDEV_Read_Record_10.csvという名前のファイルには、CU番号10のCUに属しているボリュームの、1秒当たりのRead I/O数が保存されます。