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 リモートレプリケーション クイックリファレンス 


2.3.28 システムオプションモード

ストレージシステムのシステムオプションモードを使用できます。Universal Replicatorでは、システムオプションモードを次の場合に使用します。

使用できるシステムオプションモードを次の表に示します。システムオプションモードについては、お問い合わせください。

モード

デフォルト

説明

448

OFF

モード448の設定は、モード449がOFFのときだけ有効です。

  • ON:物理パス障害(パス切れなど)を検出すると、1分経過後にミラーを分割(サスペンド)します。

  • OFF:物理パス障害(パス切れなど)を検出すると、ミラーオプションで設定したパス監視時間内にパスが回復しなければ、ミラーを分割(サスペンド)します。

449

ON

  • ON:パスの閉塞を検出しません。パスが閉塞しても、Universal Replicatorペアはサスペンドしません。また、ミラーオプションで設定したパス監視時間は無効になります。

  • OFF:物理パス障害(パス切れなど)を検出し、ミラーが分割(サスペンド)されるまでの時間を監視します。

506

ON

3DCマルチターゲット構成でデルタリシンク用のUniversal Replicatorペアを作成する場合は、モード506をONにします。

  • ON:更新I/Oがない場合、デルタリシンク処理を実行します。

  • OFF:更新I/Oがない場合、すべてのデータのコピー処理を実行します。

global-active deviceと併用している場合、モード506の設定に関係なく、デルタリシンク実行準備中のHOLDING状態でのデルタリシンクの実行に失敗します。デルタリシンクの実行に失敗したときは、Universal Replicatorペアを再同期してください。

690

OFF

バックグラウンドで実行されるコピーまたはリストアの負荷が、副サイトにあるストレージシステムのホストI/Oの性能に影響を与えたくない場合に設定します。モード690をONにすると、バックグラウンドで実行されるコピーまたはリストアを制限します。

  • ON:次の場合に、コピーまたはリストアを制限します。

    • 副サイトのストレージシステムのジャーナルボリュームが属するCLPRのWriteペンディング率が60%以上の場合、コピーを制限します。

    • セカンダリボリュームが属するCLPRのWriteペンディング率が60%以上の場合、リストアを制限します。

  • OFF:CLPRのWriteペンディング率が60%以上の場合でも、コピーまたはリストアを制限しません。