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1.12.9 TrueCopyペアを削除してから正サイトに操作を戻す流れ

背景

ペアを削除してから正サイトに操作を戻す流れを次に示します。

操作手順

  1. 正サイトでホストを起動して、すべてのTrueCopyコンポーネントが完全に動作できることを確認します。

  2. 正サイトのストレージシステムにあるすべてのTrueCopyペアを削除します。

    副サイトの旧セカンダリボリュームは、ペアが組まれていないボリュームであるため、Storage Navigator[ペア強制削除(TCペア)]画面を使用してください。

  3. 正サイトのストレージシステムで副サイトのストレージシステムの設定を削除します。各正サイトのストレージシステムに接続して、すべての副サイトのストレージシステムが削除されていることを確認してください。

  4. 正サイトのストレージシステムおよび副サイトでパスとポートの設定を変更します。

    • 同じスイッチを使用するには、動作モードを逆方向に設定します。

    • 同じチャネルエクステンダを使用する場合は、操作モードを逆方向に変更します。正サイトのストレージシステムに接続されたボックス/ノードはチャネルモードに、そして、副サイトのストレージシステムに接続されたボックス/ノードはデバイスモードに設定します。

  5. 副サイトで、TrueCopy操作を逆方向に設定します。

  6. 副サイトでTrueCopyペアを逆方向に確立し、元のプライマリボリュームをセカンダリボリュームに同期させます。[形成コピータイプ]には必ず[全てコピー]を指定RAID Managerの場合-nocopyオプションを指定しないでpaircreateコマンドを実行)します。

  7. 副サイトのアプリケーションを停止し、副サイトで、プライマリボリューム(元のセカンダリボリューム)をオフラインに変えます。これは、TrueCopyペアの同期を保ちます。

  8. 正サイトのストレージシステム(元の副サイトのストレージシステム)ですべてのTrueCopyペアを分割し、保留中のデータをキャッシュからデステージします。次へ進む前に、ペアが分割されていることを確認します。エラーが発生したら、先へ進む前に解決します。

  9. 正サイトのストレージシステム(元の副サイトのストレージシステム)のすべてのTrueCopyペアを削除します。これには[ペア強制削除(TCペア)]画面を使用する必要はありません。

  10. 正サイトのストレージシステムおよび副サイトでパスとポートの設定を変更します。

    同じスイッチを使用するには、動作モードを元の方向に戻します。

    同じチャネルエクステンダを使用する場合は、操作モードを元の方向に戻します。正サイトのストレージシステムに接続されたボックス/ノードは、チャネルモードに、副サイトのストレージシステムに接続されたボックス/ノードは、デバイスモードに設定してください。

  11. 正サイトのストレージシステムでは、ペア作成の準備として構成タスクを実行します。

  12. 正サイトのストレージシステムですべてのTrueCopyペアを元の方向に設定します。すべてのプライマリボリュームとセカンダリボリュームは同期しているので、[形成コピータイプ]に[なし]を設定RAID Managerの場合-nocopyオプションを指定してpaircreateコマンドを実行)できます。ボリュームが同期していないおそれが少しでもある場合は、[形成コピータイプ]は[全てコピー]にしてください。

  13. 正サイトのストレージシステムおよびプライマリボリュームをオンラインに変更し、正サイトでアプリケーションを開始します。