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 リモートレプリケーション クイックリファレンス 


1.9.11 TrueCopyペアの削除

TrueCopyペアは削除できます。これによってTrueCopyペアの関係は削除されますが、ボリュームやそれらのデータは削除されません。

プライマリボリュームのリモートコピーを保持する必要がなくなった場合だけ、正サイトのストレージシステムからTrueCopyペアを削除します。正サイトのストレージシステムからTrueCopyペアを削除すると、正サイトのストレージシステムはそのペアについての全TrueCopyコピー操作を停止してプライマリボリュームとセカンダリボリュームを単一のボリュームへと変更します。

TrueCopyペアを削除したら、正サイトのストレージシステムはプライマリボリュームに対する以降のWrite I/O操作をすべて受け付け続けますが、プライマリボリュームの更新は差分ビットマップに記録しません。

副サイトのストレージシステムからTrueCopyペアを削除するのは、災害リカバリの場合だけにしてください。副サイトのストレージシステムからTrueCopyペアを削除すると、副サイトのストレージシステムはセカンダリボリュームを単一のボリュームへと変更します。正サイトのストレージシステムはセカンダリボリュームのペアの状態が変化したことを検出して、プライマリボリュームのペアの状態をPSUS(タイプはDelete pair to Remote Storage System)に変更します。

副サイトのストレージシステムから削除したペアを再同期するには、まず正サイトのストレージシステムからペアを削除し、適切な[形成コピータイプ]([全てコピー]または[なし])で正サイトのストレージシステムからペアを作成し、ペアを再同期します。