Hitachi

 リモートレプリケーション クイックリファレンス 


1.1.9 TrueCopyのシステム要件

項目

要件

対応デバイス

エミュレーションタイプ

Open-V

VSP G150, G350, G370, G700, G900およびVSP F350, F370, F700, F900と接続できるストレージシステム

VSP G150, G350, G370, G700, G900およびVSP F350, F370, F700, F900は、下記のバージョンのストレージシステムと相互に接続できます。本製品と新しいモデルとのサポート接続可否については、新しいモデル側のユーザーズガイドを参照してください。

  • VSP E990(全バージョン)

  • VSP G150, G350, G370, G700, G900全バージョン

  • VSP F350, F370, F700, F900全バージョン

  • VSP G800(83-01-21-60/00以降)

  • VSP G400/VSP G600(83-01-01-40/00以降)

  • VSP G100/VSP G200(83-01-01-20/00以降)

  • VSP F400/VSP F600/VSP F800(83-02-0X-XX/XX以降)

  • VSP G1000(80-04-XX-XX/XX以降)

  • VSP G1500およびVSP F1500(80-05-0X-00/00以降)

  • HUS VM(73-03-39-X0/00以降(Xは0または1))

  • VSP 5000シリーズ(90-01-4X-XX/XX以降)

ただし、データダイレクトマップ属性のDynamic Provisioningの仮想ボリュームを使用する場合は、以下のバージョンのストレージシステムとだけ接続できます。

  • VSP G100, G200, G400, G600, G800およびVSP F400, F600, F800(83-02-0X-XX/XX以降)

  • VSP G150, G350, G370, G700, G900およびVSP F350, F370, F700, F900(88-00-0X-XX/XX以降)

災害リカバリのときには、副サイトのストレージシステムで業務を運用するため、正サイトと副サイトの両方で同じモデルのストレージシステム(例: VSP G900同士)を使用することをお勧めします。

ご不明な点は、お問い合わせください。

VSP E990と接続できるストレージシステム

VSP E990は、下記のバージョンのストレージシステムと相互に接続できます。本製品と新しいモデルとのサポート接続可否については、新しいモデル側のユーザーズガイドを参照してください。

  • VSP E990(全バージョン)

  • VSP G150, G350, G370, G700, G900およびVSP F350, F370, F700, F900( 88-04-03-X0/00 以降)

  • VSP G100, G200, G400, G600, G800およびVSP F400, F600, F800(83-06-06-X0/00以降)

  • VSP 5000シリーズ(90-02-01-00/00以降)

災害リカバリのときには、副サイトのストレージシステムで業務を運用するため、正サイトと副サイトの両方で同じモデルのストレージシステム(例: VSP E990同士)を使用することをお勧めします。

ご不明な点は、お問い合わせください。

RAIDレベル

TrueCopyはRAID1、RAID5、RAID6構成をサポートします。

TrueCopy

  • システムごとにライセンスキーが必要です。

  • 正サイトおよび副サイトのストレージシステムにインストールします。

必要な他のライセンス

なし。

ただしTrueCopyのプライマリボリュームまたはセカンダリボリュームにDynamic Provisioningの仮想ボリュームを使用している場合は、次のライセンス容量制限が適用されます。

  • TrueCopyのプライマリボリュームまたはセカンダリボリュームにDynamic Provisioningの仮想ボリュームを使うと、仮想ボリュームに割り当てられるページの容量がTrueCopyのライセンス容量としてカウントされます。ただし、容量削減機能が有効なボリュームの場合は、削減前の容量がTrueCopyライセンス容量の対象になります。

  • 実際のライセンス容量が利用可能なライセンス容量を超えた場合、30日間は通常どおりに使用できますが、30日を過ぎると分割またはリリース動作だけが許可されます。

シェアドメモリの増設

  • VSP G150, G350, G370, G700, G900、VSP F350, F370, F700, F900およびVSP E990の場合

    TrueCopyは、基本部のシェアドメモリだけで使用できます。シェアドメモリを増設すると、ペアを作成できる容量が拡張されます。

対応ホスト

プラットフォーム

  • AIX

  • HP-UX

  • OpenVMS

  • Red Hat Enterprise Linux

  • Solaris

  • SuSE Linux

  • VMWare ESX

  • Windows Server

サポートバージョンについては、お問い合わせください。

物理パス

正サイトのストレージシステムから副サイトのストレージシステムへ最大8本。

次の2種類のインタフェースを使用できます。

  • ファイバチャネルインタフェース

  • iSCSIインタフェース

直結、スイッチ、またはチャネルエクステンダによる接続があります。1.4.1 TrueCopyの物理パスの計画を参照してください。

リモートパス

リモートパスは、正サイトと副サイトのストレージシステムのパスグループごとに確立します。パスグループごとに最大8本のパスが使用できます。パスグループは最大64個使用できます。同じストレージシステムの組み合わせで、複数のパスグループを使用することもできます。

副サイトのストレージシステムの最大数

  • 1台のストレージシステムに64台まで設定できます。ただし、この数はUniversal Replicatorで指定するシステム単位の副サイトのストレージシステムの数を含んだ数です。

  • システム単位に副サイトのストレージシステムを登録するためには、パスグループIDを指定します。0~255まで指定できます。デフォルトは0です。Universal Replicatorで使用する副サイトのストレージシステムのパスグループIDと同じパスグループIDを指定すると、Universal Replicatorで使用する副サイトのストレージシステムと同じパスを使用することになります。別の物理パスを用意し、別のパスグループIDを指定して副サイトのストレージシステムを登録すると、パスを分けられます。

  • RAID Managerを使用して、パスグループの作成およびペア作成時のパスグループの指定ができます。詳細については、RAID Managerコマンドリファレンスの構成定義コマンドおよびRAID Managerインストール・設定ガイドの構成定義ファイルを参照してください。

ペアボリューム

  • プライマリボリュームとセカンダリボリュームを同じ容量にしてください。

  • プライマリボリュームとセカンダリボリュームの最大容量は次のとおりです。

    • Dynamic Provisioningの仮想ボリューム(DP-VOL)の場合:DP-VOLの最大容量と同じです。詳細は、システム構築ガイドを参照してください。

    • 内部ボリュームの場合:3,145,663MB(6,442,317,824block)です。

    • 外部ボリュームの場合:4,194,304MB(8,589,934,592block)です。

  • プライマリボリュームとセカンダリボリュームの最小容量は、46.875MB(96,000block)です。

  • 1つのプライマリボリュームは1つのセカンダリボリュームにだけコピーできます。

  • プライマリボリュームとセカンダリボリュームは他のプログラムプロダクトボリュームと共用できます。1.7.1 TrueCopyと共用可能なボリュームを参照してください。

  • プライマリボリュームのT10 PI属性とセカンダリボリュームのT10 PI属性には、同じ値を設定する必要があります。

  • 容量拡張設定が有効なパリティグループに属するボリュームは、ペアボリュームとして使用できません。

詳細については、1.5.1 TrueCopyのペアボリュームの計画を参照してください。

ペア数

  • VSP G150VSP G350、およびVSP F350:16,384個

  • VSP G370およびVSP F370:32,768個

  • VSP G700およびVSP F700:49,152個

  • VSP G900およびVSP F900:65,280個

  • VSP E990:65,280個

RAID Managerを使用している場合は、コマンドデバイスを定義する必要があります。この場合、最大ペア数は、上記の値から1を差し引いた値になります。

最大ペア数の算出方法は、1.5.8 最大ペア数の制限を参照してください。

コンシステンシーグループ

  • VSP G150の場合

    最大32個(0~31)

  • VSP G350VSP F350VSP G370VSP F370VSP G700、およびVSP F700の場合

    最大128個(0~127)

  • VSP G900およびVSP F900の場合

    最大256個(0~255)

  • VSP E990の場合

    最大256個(0~255)

ミラー

ミラーIDは0だけ指定できます。なお、ミラーIDの指定は省略できます。

ホストフェイルオーバソフトウェア

  • 災害リカバリに必要です。

  • データの移動手段として使用する場合は、ホストフェイルオーバの利用を推奨しますが、必須ではありません。

詳細情報は1.1.10 TrueCopyとホストフェイルオーバソフトウェアを参照してください。

TrueCopyインタフェース

  • Storage Navigator

    ストレージ管理者(リモートバックアップ管理)ロールが必要です。

    正サイトと副サイトのストレージシステムは、別々のLANを使用して管理クライアントを接続します。

  • RAID Manager

    RAID ManagerのセットアップとRAID Managerの使用についての情報は、RAID Manager ユーザガイドを参照してください。