1.14.6 予期しない大量I/Oに備える
特定サービスで予期しない大量I/Oが発生した際に、他のサービスへの影響を抑えたい場合は、上限値制御が適しています。
上限値設定の考え方
実際のスループットより低い上限値を定めると、アプリケーションの動作が急激に低下するおそれがあります。最初に設定する上限値は、業務サイクル(例えば、1日~1週間)のスループットの量を基に、余裕を持った上限値にすることを推奨します。スループットの量は、サーバ側のスループットデータやPerformance Monitorの性能値を参照してください。
上限値到達警告が発生する場合
運用中に、上限値到達警告が発生したり、モニタ情報異常が認められたりする場合は、想定以上のI/O要求が発生していることが考えられます。QoSモニタを使用してスループットの量を検証し、上限値を見直してください。