1.6.6 バッチファイルの用意
エクスポートツールを実行するにはバッチファイルが必要です。バッチファイルを実行するとエクスポートツールが起動して、モニタリングデータがファイルに保存されます。
エクスポートツールのインストール先ディレクトリには、次のバッチファイルが格納されます。
バッチファイルの名称 | 機能 | バッチを実行するコンピュータ |
---|---|---|
runWin.bat | エクスポートツール実行 | SVP以外のWindowsコンピュータ |
runWinOnSvp.bat | エクスポートツール実行(runWin.batを呼び出す) | SVP |
delWin.bat | エクスポートツール実行によって作成されたディレクトリとファイルの削除 | SVPを含むWindowsコンピュータ |
runUnix.bat | エクスポートツール実行 | UNIXコンピュータ |
delUnix.bat | エクスポートツール実行によって作成されたディレクトリとファイルの削除 | UNIXコンピュータ |
- メモ
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SVP上でエクスポートツールを実行する場合は、runWinOnSvp.batを使用します。このバッチファイルは、バッチファイル内でrunWin.batを呼び出し実行します。
下記の例は、runWin.batとrunUnix.batの内容を示しています。これらのバッチファイルにはjavaコマンドが1つ記述されています。バッチファイルを実行すると、このjavaコマンドが実行されて、コマンドファイルに記述されているサブコマンドが1つずつ順番に実行されます。その結果、モニタリングデータはコンピュータ上にファイルとして保存されます。
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Windowsコンピュータ用のバッチファイル(runWin.bat)
java -classpath "./lib/JSanExportLoader.jar" -Del.tool.Xmx=536870912 -Dmd.command=command.txt -Del.logpath=log -Dmd.rmitimeout=20 sanproject.getexptool.RJElMain<CR+LF> pause<CR+LF>
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UNIXコンピュータ用のバッチファイル(runUnix.bat)
#! /bin/sh<LF> java -classpath "./lib/JSanExportLoader.jar" -Del.tool.Xmx=536870912 -Dmd.command=command.txt -Del.logpath=log -Dmd.rmitimeout=20 sanproject.getexptool.RJElMain<LF>
上記の例で使われている<CR+LF>と<LF>は、1つのコマンドラインの終わりを示しています。
SVPソフトウェアをデフォルトディレクトリ(C:\Mapp)以外にインストールしたSVP上でエクスポートツールを実行する場合は、runWinOnSvp.batのカスタマイズが必要です。runWinOnSvp.batのSVP_HOME変数を、SVPソフトウェアのインストール先ディレクトリに変更してください。
@echo off
REM This file is a special file for those who want to run ExportTool on SVP.
REM If the installation destination of SVP Software is different from the environment,
REM match the directory of the following SVP_HOME variable with the environment.
setlocal
::::::::::::::::::::
:: Change to your SVP installation directory
set SVP_HOME=C:\Mapp ←ここにSVPソフトのインストール先ディレクトリを指定します。
::::::::::::::::::::
エクスポートツールを実行するコンピュータがProxyホストを介さずにSVPと直接通信している場合、通常はrunWin.batやrunUnix.batの記述内容を変更する必要はありません。ただし、場合によっては、バッチファイルをテキストエディタで開いてjavaコマンド文を編集しておく必要があります。javaコマンド文の編集が必要になるケースを次に示します。
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コマンドファイルにcommand.txt以外の名前を付けている場合
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コマンドファイルの格納先ディレクトリを変更した場合
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ログファイル格納先のディレクトリ名をlogにしたくない場合
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ログファイルの名前を自分の好きなように指定したい場合
エクスポートツールを実行するコンピュータがProxyホスト経由でSVPと通信している場合は、バッチファイルをテキストエディタで開いてjavaコマンド文を編集しておく必要があります。javaコマンド文を編集するときには、Proxyホストのホスト名(またはIPアドレス)とポート番号を指定してください。
例:Proxyホストのホスト名がJupiterで、Proxyホストのポート番号が8080の場合は、バッチファイルを次のように編集します。
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Windowsコンピュータ用のバッチファイル(runWin.bat)
java -classpath "./lib/JSanExportLoader.jar" -Dhttp.proxyHost=Jupiter -Dhttp.proxyPort=8080 -Del.tool.Xmx=536870912 -Dmd.command=command.txt -Dmd.logpath=log -Dmd.rmitimeout=20 sanproject.getexptool.RJElMain<CR+LF> pause<CR+LF>
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UNIXコンピュータ用のバッチファイル(runUnix.bat)
#! /bin/sh<LF> java -classpath "./lib/JSanExportLoader.jar" -Dhttp.proxyHost=Jupiter -Dhttp.proxyPort=8080 -Del.tool.Xmx=536870912 -Dmd.command=command.txt -Dmd.logpath=log -Dmd.rmitimeout=20 sanproject.getexptool.RJElMain<LF>
上記の例で使われている<CR+LF>と<LF>は、1つのコマンドラインの終わりを示しています。
ProxyホストのIPアドレスが158.211.122.124で、Proxyホストのポート番号が8080の場合は、バッチファイルを次のように編集します。
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Windowsコンピュータ用のバッチファイル(runWin.bat)
java -classpath "./lib/JSanExportLoader.jar" -Dhttp.proxyHost=158.211.122.124 -Dhttp.proxyPort=8080 -Del.tool.Xmx=536870912 -Dmd.command=command.txt -Dmd.logpath=log -Dmd.rmitimeout=20 sanproject.getexptool.RJElMain<CR+LF> pause<CR+LF>
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UNIXコンピュータ用のバッチファイル(runUnix.bat)
#! /bin/sh<LF> java -classpath "./lib/JSanExportLoader.jar" -Dhttp.proxyHost=158.211.122.124 -Dhttp.proxyPort=8080 -Del.tool.Xmx=536870912 -Dmd.command=command.txt -Dmd.logpath=log -Dmd.rmitimeout=20 sanproject.getexptool.RJElMain<LF>
上記の例で使われている<CR+LF>と<LF>は、1つのコマンドラインの終わりを示しています。
下記の例は、delWin.batとdelUnix.batの内容を示しています。これらのバッチファイルにはjavaコマンドが1つ記述されています。バッチファイルを実行すると、このjavaコマンドが実行されて、エクスポートツールで作成されたディレクトリおよびディレクトリ内のファイルが削除されます。
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Windowsコンピュータ用のバッチファイル(delWin.bat)
java -classpath "./lib/JSanExportLoader.jar" -Dmd.command=command.txt -Dmd.logpath=log -Del.mode=delete sanproject.getexptool.RJElMain<CR+LF>
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UNIXコンピュータ用のバッチファイル(delUnix.bat)
#! /bin/sh<LF> java -classpath "./lib/JSanExportLoader.jar" -Dmd.command=command.txt -Dmd.logpath=log -Del.mode=delete sanproject.getexptool.RJElMain<LF>