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 パフォーマンス最適化 クイックリファレンス 


1.6.9 無効なモニタリングデータの原因

CSVファイルに保存されたモニタリングデータの値が0未満の場合の原因を説明します。

モニタリングデータの値

解説

CSVファイルを開くと、モニタリングデータの値が「-1」になっていることがある

  • ストレージシステムを再起動している最中にモニタリングが実行されたため、Performance Monitorがモニタリングデータを採取できませんでした。

  • ストレージシステムに高い負荷がかかっていたため、Performance Monitorがモニタリングデータを採取できませんでした。

  • パリティグループ内にボリュームがない場合、パリティグループのモニタリングデータは採取できません。

  • ボリューム全体またはジャーナルでの、TrueCopyUniversal Replicatorのリモートコピー関連のファイルおよびglobal-active deviceのファイルは、モニタリング対象のCUを追加した直後には採取できません。

CSVファイルを開くと、モニタリングデータの値が「-3」になっていることがある

IOPSが0の場合、LU、LDEV、Port、WWN、外部接続ボリュームのモニタリングデータに含まれる[レスポンスタイム]の値は「-3」になります。IOPSが0のため、平均レスポンスタイムが無効な値であることを意味します。

CSVファイルを開くと、モニタリングデータの値が「-4」になっていることがある

エクスポートツールに指定したモニタリングデータの採取期間が、実際に蓄積されたモニタリングデータの採取期間から外れている場合、モニタリングデータを採取できません。モニタリングデータの採取中にSVPのデータが更新されると、指定した期間の開始時間付近のデータが「-4」になります。

CSVファイルを開くと、モニタリングデータの値が「-5」になっていることがある

CU番号がモニタリング対象外の場合、Performance MonitorはそのCUのモニタリングデータを採取できません。

この場合、PG、LDEV、LU、RCLU、RCLDEV、URLU、およびURLDEVオペランドを指定したとき、モニタリングデータの値は「-5」になります。この問題を解決するためには、CUをモニタリング対象にしてください。エクスポートツールからモニタリング対象の設定はできません。

ただし、RemoteCopy、UniversalReplicator、またはURJNLオペランドを指定したとき、CU番号がモニタリング対象外でも「-5」になりません。この場合、モニタリング対象のCUのデータが合計されてCSVファイルに出力されます。