1.3.13 ShadowImageとglobal-active deviceの併用
global-active device(GAD)とShadowImageは、次の表に示すとおりボリュームを共有できます。
GADボリューム |
ShadowImageボリューム |
|
---|---|---|
プライマリボリュームとして使用できるか |
セカンダリボリュームとして使用できるか |
|
プライマリボリューム |
○ |
× |
セカンダリボリューム |
○ |
× |
予約属性を設定したボリューム |
× |
× |
Quorumディスク |
× |
× |
- (凡例)
-
○:使用できます
×:使用できません(コマンド拒否)
GADペアのボリュームとShadowImageペアのプライマリボリュームを共有した場合、GADのペア状態とShadowImageの操作の関係は、次のようになります。
- 注意
-
-
ShadowImageのコンシステンシーグループ指定ペア分割操作を実行したときに、コンシステンシーグループ内に分割できないペアが含まれていた場合、コンシステンシーグループ内のすべてのペアがサスペンドされ、PSUE状態となります。
-
GADペアとボリュームを共有しているShadowImageペアを分割してバックアップを取得する場合は、対象となるボリュームに対するI/Oを停止してからShadowImageペアを分割してください。I/Oを停止せずにShadowImageペアを分割すると、ShadowImageセカンダリボリュームの整合性が取れない場合があります。
-
-
GADプライマリボリュームとShadowImageプライマリボリューム共有した場合の、GADのペア状態とShadowImageの操作の関係
ShadowImageの操作
GADペアの状態およびI/Oモード
COPY
PAIR
PSUS
PSUE
Mirror(RL)
Mirror(RL)
Local
Block
Local
Block
ペア生成
(paircreate)
○
○
○
○
○
○
ペア作成‐分割
(paircreate -split)
○
○
○
○
○
○
ペア分割
(pairsplit)
○
○
○
○
○
○
正方向ペア再同期
(pairresync)
○
○
○
○
○
○
通常の逆方向ペア再同期
(pairresync -restore)
×
×
○
×
○
×
高速の逆方向ペア再同期
(pairresync -restore)
×
×
○※
×
○※
×
コピー処理の中断
(pairsplit -E)
○
○
○
○
○
○
ペア解除
(pairsplit -S)
○
○
○
○
○
○
- (凡例)
-
○:操作できます
×:操作できません(コマンド拒否)
- 注※
-
同一ボリューム内にVolume Migrationの移動元ボリュームがある場合は操作できません。
-
GADセカンダリボリュームとShadowImageプライマリボリューム共有した場合の、GADのペア状態とShadowImageの操作の関係
ShadowImageの操作
GADペアの状態およびI/Oモード
COPY
PAIR
SSUS
PSUE
SSWS
Block
Mirror(RL)
Block
Block
Local
ペア生成
(paircreate)
○
○
○
○
○
ペア作成‐分割
(paircreate -split)
×
○
○
○
○
ペア分割
(pairsplit)
×
○
○
○
○
正方向ペア再同期
(pairresync)
×
○
○
○
○
通常の逆方向ペア再同期
(pairresync -restore)
×
×
×
×
○
高速の逆方向ペア再同期
(pairresync -restore)
×
×
×
×
○※
コピー処理の中断
(pairsplit -E)
○
○
○
○
○
ペア解除
(pairsplit -S)
○
○
○
○
○
- (凡例)
-
○:操作できます
×:操作できません(コマンド拒否)
- 注※
-
同一ボリューム内にVolume Migrationの移動元ボリュームがある場合は操作できません。
GADの詳細については、global-active deviceユーザガイドを参照してください。