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 ローカルレプリケーション クイックリファレンス 


2.12.11 SIMコード一覧

Thin Imageプールにトラブルが発生した場合に出力される各SIMコードのトラブル内容と対処法を次の表に示します。DPプールにトラブルが発生した場合に出力される各SIMコードについては、システム構築ガイドを参照してください。

コード

トラブル

対処

604xxxまたは606xxx

プールの書き込みが保証されている容量の使用量がプールの警告しきい値を超えた。

2.12.5 プールの障害からの回復手順(SIM=602xxx、604xxx、605xxx、606xxxを参照し対処してください。

プールの使用量および書き込みが保証されている容量については、システム構築ガイドを参照してください。

602xxxまたは605xxx

プールが閉塞した。

2.12.5 プールの障害からの回復手順(SIM=602xxx、604xxx、605xxx、606xxxを参照し対処してください。

602ffe

複数のプールが閉塞した。

2.12.5 プールの障害からの回復手順(SIM=602xxx、604xxx、605xxx、606xxxを参照し対処してください。

603000

  • [スナップショット管理可能推量]が、実装しているシェアドメモリがサポートしている容量の5%未満になりました。

  • SIMコード603000を出力してから8時間経過しましたが、[スナップショット管理可能推量]が、実装しているシェアドメモリがサポートしている容量の5%未満のままです。

操作の実行は必須ではありませんが、未実行の状態が続くと、リファレンスコード624000が発生するおそれがあります。

次に示す操作のどれかを実行してください。

  • 未使用のプールを削除する

  • 使用していないThin Imageペアを削除する

  • 使用していないDP-VOLを削除する

  • Dynamic ProvisioningDynamic Tiering、またはactive flashが使用する各プールの容量を縮小する

なお、Storage Navigatorでは、[ローカルレプリカオプション編集]画面でシステムオプション[シェアドメモリ空き容量警告のアラート通知を抑止]を有効にRAID Managerでは、raidcom modify local_replica_opt-set_system_optコマンドで、システムオプション[シェアドメモリ空き容量警告のアラート通知を抑止]のID#30を設定することで、SIMコード603000のアラート通知を抑止できます。

624000

シェアドメモリに空きがなくなりました。

次に示す操作のどれかを実行してください。

  • 未使用のプールを削除する

  • 使用していないThin Imageペアを削除する

  • 使用していないDP-VOLを削除する

  • Dynamic ProvisioningDynamic Tiering、またはactive flashが使用する各プールの容量を縮小する

670000

キャッシュ管理デバイス数が4,096個より少なくなりました。

2.12.7 キャッシュ管理デバイス枯渇前警告の対処方法を参照し対処してください。

注※

xxxは、プール番号を示します。