Hitachi

 ローカルレプリケーション クイックリファレンス 


2.8.9 新規にThin Imageペアを作成し、スナップショットデータにセカンダリボリュームを割り当てる

背景

新規にThin Imageペアを作成し、スナップショットデータにセカンダリボリュームを割り当てる方法について説明します。

操作手順

  1. 次のどれかの方法で、[TIペア作成]画面を表示します。

    Hitachi Command Suiteを使用する場合:

    • [リソース]タブで[ストレージシステム]ツリーを展開します。ローカルストレージシステムを右クリックし、[ローカルレプリケーション]を選択します。[TIルートボリューム]タブまたは[スナップショットグループ]タブで[TIペア作成]をクリックします。

    Storage Navigatorのよく使うタスクを使用する場合:

    • [よく使うタスク]から[TIペア作成]を選択します。

    Storage Navigatorの[ローカルレプリケーション]画面を使用する場合:

    • [ストレージシステム]ツリーから[レプリケーション]‐[ローカルレプリケーション]を選択します。[TIルートボリューム]タブまたは[スナップショットグループ]タブで[TIペア作成]をクリックします。

    • [ストレージシステム]ツリーから[レプリケーション]‐[ローカルレプリケーション]を選択します。[アクション]メニューから[ローカルレプリケーション]‐[TIペア作成]を選択します。

    Storage Navigatorの[TIペア]画面を使用する場合:

    • [ストレージシステム]ツリーから[レプリケーション]‐[ローカルレプリケーション]を選択します。[TIルートボリューム]タブでプライマリボリュームのチェックボックスを選択するか[スナップショットグループ]タブでスナップショットグループのチェックボックスを選択して、[TIペア操作]をクリックします。その後、[TIペア]画面で[TIペア作成]をクリックします。

    • [ストレージシステム]ツリーから[レプリケーション]‐[ローカルレプリケーション]を選択します。[TIルートボリューム]タブでプライマリボリュームのチェックボックスを選択するか[スナップショットグループ]タブでスナップショットグループのチェックボックスを選択して、[アクション]メニューから[ローカルレプリケーション]‐[TIペア操作]を選択します。その後、[TIペア]画面で[TIペア作成]をクリックします。

    Storage Navigatorでプライマリボリュームを指定して操作する場合は、スナップショットデータまたはクローンの合計数が32,768個になるまでプライマリボリュームを指定できます。スナップショットグループを指定して操作する場合は、ペアの合計数が32,768個になるまでスナップショットグループを指定できます。

  2. [ルートボリュームとして新規にペアを作成する]を有効にするかどうかを選択します。

  3. [選択対象]で、LUNを指定してからLDEVを選択してペアを作成するか、LUNを指定せずにLDEVを選択してペアを作成するかを、選択します。

  4. 画面左側の[利用可能なプライマリボリューム]テーブルからプライマリボリュームにしたいLDEVのチェックボックスを選択します。

    nondisruptive migrationのボリュームは[利用可能なプライマリボリューム]テーブルに表示されません。

  5. [カスケード]で、カスケードペアを作成できるようにするかどうかを選択します。

  6. [ペアタイプ]で、スナップショット属性のペアを作成するかクローン属性のペアを作成するかを選択します。

    [ルートボリュームとして新規にペアを作成する]で[非該当]を選択した場合は手順10.へ進んでください。手順7.、手順8.、および手順9.は不要です。

  7. [プール選択]をクリックします。

    [プール選択]画面が表示されます。

  8. [利用可能なプール]テーブルからプールのラジオボタンを選択します。

  9. [OK]をクリックします。

  10. [スナップショットグループ]で、新規にスナップショットグループを作成するか、定義済みのスナップショットグループを使用するかを、選択します。Thin Imageのペア作成時には、スナップショットグループの設定が必要です。

    • [新規作成]を選択した場合は、[プライマリボリュームごとのスナップショットデータ数]、[固定文字]、および[開始番号]を入力し、[スナップショットグループ構成]を選択します。

    • [定義済みを使用]を選択した場合は、[スナップショットグループ構成]を選択し、[利用可能なスナップショットグループ]テーブルからスナップショットグループのチェックボックスを選択します。また、[スナップショットグループ構成]で[全て]を選択した場合は、[プライマリボリュームごとのスナップショットデータ数]を入力します。

  11. [追加]をクリックします。

    選択された内容が、画面右側の[選択したプライマリボリューム]テーブルに表示されます。

  12. [次へ]をクリックします。

  13. 画面上側の[利用可能なLDEV]テーブルからセカンダリボリュームにしたいLDEVのチェックボックスを選択し、[セット]をクリックします。

    選択したLDEVが、画面下側の[選択したペア]テーブルにある[セカンダリボリューム]に表示されます。

    • nondisruptive migrationのボリュームは[利用可能なLDEV]テーブルに表示されません。

    • 任意の[容量]を選択すると、選択した容量のLDEVを[利用可能なLDEV]テーブル、および[選択したペア]テーブルに表示できます。

    • [利用可能なLDEV]テーブルにあるLDEVのチェックボックスと、[選択したペア]テーブルにあるLDEVのチェックボックスを選択して、[セット]をクリックすると、任意のペアを設定できます。

  14. [完了]をクリックします。

  15. [設定確認]画面で設定内容を確認し、[タスク名]にタスク名を入力します。

  16. [適用]をクリックして設定をストレージシステムに適用します。設定した内容はタスクとして キューイングされ、順に実行されます。

    ヒント

    ウィザードを閉じたあとに[タスク]画面を自動的に表示するには、ウィザードで[「適用」をクリック した後にタスク画面を表示]を選択して、[適用]をクリックします。

  17. [タスク]画面で、操作結果を確認します。実行前であれば、[タスク]画面でタスクを一時中断したり、キャンセルしたりできます。