1.5.21 ShadowImageペアの再同期の種類
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正方向の再同期(プライマリボリュームからセカンダリボリューム)、および逆方向の再同期(セカンダリボリュームからプライマリボリューム)ができます。
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Normal CopyまたはQuick Resyncを正方向と逆方向に実行できます。
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プライマリボリュームは、Normal Copy操作中、Read/Writeの両操作でホストからアクセスできます。セカンダリボリュームは、Normal Copy操作中にホストからアクセスできなくなります。
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プライマリボリュームは、Reverse Copy操作中、アクセスできません。
- 注意
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コピー中にホストからプライマリボリュームへの書き込みがなかった場合も、プライマリボリュームのデータとセカンダリボリュームのデータが一致しないことがあります。プライマリボリュームとセカンダリボリュームのデータを確実に一致させるためには、ペアを分割してPSUS状態にする必要があります。
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プライマリボリュームからセカンダリボリュームへの正方向のQuick Resyncでは、セカンダリボリュームのデータを再同期しないで、ペアの状態をPAIR※に変更します。差分データは、更新コピーを実行するとき、セカンダリボリュームにコピーされます。
- 注※
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ペアの状態はCOPY(RS)/COPYに遷移してからPAIRへ遷移します。
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プライマリボリュームは、Quick Resync操作中にすべてのホストからRead/Writeでアクセスできる状態になります。
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操作中にホストからのI/Oがないとき、正方向のQuick Resyncでは、プライマリボリュームとセカンダリボリュームにあるデータが同じであることが確認できません。ペアを分割して、データが同じであることを確認する必要があります。
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逆方向のQuick Resync(Quick Restoreと呼ばれる)では、プライマリボリュームとセカンダリボリュームは交替します。データをコピーしないでペアがPAIR状態※になります。
- 注※
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ペアの状態はCOPY(RS-R)/RCPYに遷移してからPAIRへ遷移します。
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プライマリボリュームとセカンダリボリュームは、本操作中にアクセスできません。Reverse Copy操作が完了すると、プライマリボリュームはアクセスができます。
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プライマリボリュームとセカンダリボリューム間の差分データが小さいときは、Reverse Copy操作は、Quick Restore操作よりも早く完了します。
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ペアの再同期(Normal Resync/Reverse Copy)は、1ペア当たりのコピー処理の多重度がデフォルトでは1です。ただし、Normal Resync多重化オプション、Reverse Copy多重化オプションを設定することで、1ペア当たりのコピー処理の多重度を最大24に変更できます。ローカルレプリカオプションは、Storage NavigatorまたはRAID Managerから設定できます。