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 ローカルレプリケーション クイックリファレンス 


2.4.3 Thin Imageで外部ボリュームをプールボリュームとして使用する場合の注意事項

Universal Volume Managerを利用すれば、VSP G130, G150, G350, G370, G700, G900、VSP F350, F370, F700, F900およびVSP E990のストレージシステムに複数のストレージシステムを接続できます。この場合、接続元のVSP G130, G150, G350, G370, G700, G900、VSP F350, F370, F700, F900およびVSP E990のストレージシステム(ローカルストレージシステムローカルストレージシステム)から見て、接続先であるほかのストレージシステムのことを外部ストレージシステム外部ストレージシステムと呼びます。この外部ストレージシステムのボリュームが、外部ボリューム外部ボリュームです。また、外部ボリュームに対して、ローカルストレージシステムのボリュームのことを、内部ボリューム内部ボリュームと呼びます。

Universal Volume Managerをインストールしていると、内部ボリュームと同様に、外部ボリュームもプールボリュームとして使用できます。ただし、外部ボリュームは、内部ボリュームと比べて障害が発生する危険性が高くなります。また、障害が発生した場合の対処方法も、内部ボリュームの場合よりも外部ボリュームの場合の方が複雑です。そのため、外部ボリュームをプールボリュームに指定する場合は、障害の影響を最小限にするために、外部ストレージシステムのボリュームを指定する場合は、1つのプールにつき1つの外部ストレージシステムを指定する運用をお勧めします。

1つのプールに複数の外部ストレージシステムのボリュームをプールボリュームとして設定できます。ただし、その場合はプール閉塞などの障害の発生率が高くなるおそれがあることを考慮してください。例えば、プールボリュームとして使用している外部ボリュームが障害によって閉塞すると、プールも閉塞してしまいます。

外部ストレージシステムの詳細や外部ボリュームに障害が発生した場合の対処方法については、Universal Volume Managerユーザガイドを参照してください。