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 ローカルレプリケーション クイックリファレンス 


2.3.10 コピーしきい値オプション

ストレージシステムの負荷が上がると、ホストサーバのI/O性能I/O性能(レスポンスレスポンス)が低下するおそれがあります。ストレージシステムの負荷が高い状態でThin Imageのリストアを実行すると、プライマリボリュームに対するコピー処理が始まるため、ホストサーバのI/O性能(レスポンス)がさらに低下します。コピーしきい値オプションは、ストレージシステムの負荷が高いときにリストアによるコピー処理を一時的に停止するオプションです。コピーしきい値オプションを設定すると、ストレージシステムの負荷が高くなったときにリストアによるコピー処理を一時的に停止することで、ホストサーバのI/O性能(レスポンス)の低下を最小限に抑えることができます。

コピーしきい値オプションは、ストレージシステムの負荷が高くなり過ぎたときだけに適用されます。コピーしきい値オプションを適用している間は、リストアによるすべてのコピー処理が停止します。コピーしきい値オプションの設定については、お問い合わせください。

コピーしきい値オプションによって停止したコピー処理は、ストレージシステムの負荷が下がれば再開します。なお、コピーしきい値オプションを有効にすると、ストレージシステム過負荷時には、Thin Imageのほかに次のプログラムプロダクトのコピー処理も停止します。