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 ローカルレプリケーション クイックリファレンス 


1.2.5 1ペア当たりに必要な差分テーブル数ペアテーブル数を計算する

ボリュームの容量は差分テーブル数とペアテーブル数に影響します。

差分テーブル数およびペアテーブル数を計算する

はじめに1ペア当たりに必要な差分テーブル数を計算します。DP-VOLが4TBを超える場合、シェアドメモリではなく階層メモリという領域に差分テーブルを配置するため、シェアドメモリの差分テーブルを使用しません。このため、4TBを超えるDP-VOLについては差分テーブル数の計算は不要です。

1ペア当たりに必要な差分テーブル数 = (ボリューム容量KB ÷ 256)÷20,448
注※

1つの差分テーブルで管理できるスロット数

↑↑で値が囲まれている場合は、その値の小数点以下を切り上げてください。

例えば、分割したボリュームの容量が3,019,898,880 KBの場合、1ペア当たりに必要な差分テーブル数は次のようになります。

(3,019,898,880÷256)÷20,448 = 576.9014...

576.9014をいちばん近い整数に切り上げると、数値は577となります。この例では、1ペア当たりに必要な差分テーブル数は577です。

次に1ペア当たりに必要なペアテーブル数を計算します。

1ペア当たりに必要なペアテーブル数 = ↑1ペア当たりに必要な差分テーブル数÷36
注※

1つのペアテーブルで使用する差分テーブル数

↑↑で値が囲まれている場合は、その値の小数点以下を切り上げてください。

577÷36=16.0277...

16.0277をいちばん近い整数に切り上げると、数値は17となります。この例では、1ペア当たりに必要なペアテーブル数は17となります(1つのペアに対して1つ以上のペアテーブルを使用できます。ただし、ペアに割り当てられたペアテーブルは、該当するペアが削除されるまで他のペアで使用できません)。

ストレージシステムのペアごとに必要な差分テーブル数、およびペアテーブル数を決定したら、最大ペア数を計算します。